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LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE ジュウデンイジョウ 冷却水漏れ 修理

ランドローバー レンジローバーイヴォーク

メーターインフォメーションディスプレイに「ジュウデンイジョウ」警告が点灯したとのことで修理をご用命いただきました。

ご入庫時もメーターインフォメーションディスプレイに警告が表示されておりました。

診断機を接続し、各種故障コードを読み取ります。

オルタネーター関連の故障コードが入力されておりました。

オルタネーターが既定の電圧を発電できずに警告表示、及び故障コードが入力されたと考えられますので、オルタネーターの発電電圧を点検いたします。

オルタネーターにサーキットテスターを接続し電圧を点検
基本的に充分な電圧を発電できているのですが、テスターの数値が乱れる瞬間がありました。

またオルタネーターの発電電圧点検時に車両をリフトアップしております。下まわりに目を向けると、冷却水が漏れた跡が見受けられました。
冷却水はサーモスタットハウジングの取り付け面から漏れておりました。

サーモスタットハウジングはオルタネーターの上部に配置されており、漏れた冷却水はオルタネーターにかかりオイルパンにまで垂れておりました。

サーモスタットハウジングから漏れた冷却水がオルタネーターにかかり水没、オルタネーターを損傷させ発電状態に異常をきたし、警告が表示されたと推測できます。

状況をお客様へご案内し、オルタネーター関連及び冷却水漏れの修理を進めさせていただくこととなりました。

まずは冷却水漏れ修理から着手。
サーモスタットハウジング、及び周辺ホースを交換いたします。

冷却水漏れが見受けられたサーモスタットハウジングの取り付け面。
直下にオルタネーターが配置されております。

サーモスタットハウジングOリングは経年により変形しておりました。

エキスパンションタンクも経年劣化が見受けられました。
今後の冷却水漏れトラブル予防のためにも、今回の修理で併せて交換させていただきました。

サーモスタットハウジング関連交換作業後は、オルタネーターの交換に着手します。
オルタネーター交換の際はインテークマニホールドを取り外し、脱着経路を確保いたします。

オルタネーターを取り外し、新品に交換。

オルタネーターに接続されているコネクタ

漏れた冷却水で濡れておりましたので清掃、接点復活剤を塗布します。

ただ部品を交換するだけでなく、組付けの際は周辺部品の状態も確認、適宜清掃等を実施し今後のトラブル発生をできる限り抑えられるようにいたします。

 併せて補器ベルトも交換させていただきました。

インテークマニホールドガスケット、及びスロットルボディガスケットも新品に交換。
インテークマニホールドをエンジンに取り付け、復元していきます。

復元完了後、再度オルタネーターの発電電圧を点検いたします。

オルタネーター交換後はサーキットテスターの数値に乱れもなく、メーターインフォメーションディスプレイにも警告は表示されません。

試運転後に診断機を接続し、故障コードの有無をチェックします。
オルタネーターの発電状態が正常化しましたので、故障コードの入力もございません。

併せてご用命いただいておりましたエアコンガスメンテナンスを実施。

エアコンガス添加剤を添加、エアコンシステム性能、及び内部保護性能向上を図ります。

定期的なエアコンガスのメンテナンスはエアコンの効きを最適化するだけでなく、システムの負担を減らし部品の故障リスクを低減する効果もございます。

エアコン関連は故障すると修理費用が高額になる傾向にありますので、予防整備として当店では定期的なエアコンガスメンテナンスをおすすめさせていただいております。

エアコンガスメンテナンスのみのご入庫も承りますので、当店へお気軽にお問い合わせくださいませ。

作業完了後に最終チェックを実施し車両全体に問題がないことを確認、整備完了となりました。

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

ランドローバー ディフェンダー90 24ヵ月点検

ランドローバー ディフェンダー90 24ヵ月点検にて入庫

24ヵ月点検の点検項目に沿い、各部点検を進めて参ります。


バッテリーの状態をテスターにて点検
必要に応じて充電を実施します。
バッテリーはエンジン始動に欠かせない重要部品ですので劣化が進む前の交換をおすすめいたします。


エアクリーナーエレメント点検。
エンジンの吸入効率維持のため定期交換をおすすめいたします。


パワーステアリングオイル点検
汚れとオイルレベルを確認します。パワステオイルも定期的に交換すると内部保護と作動性の維持に効果的です。


ブレーキフルード点検。
ブレーキフルード内の水分量をテスターで確認します。
ブレーキフルードは重要部品ですので弊社では車検毎の交換をおすすめいたします。
テスターでの点検は問題ありませんでしたが、タンク内のフルードに汚れが見られましたので交換します。

 


補器ベルト点検。


冷却水量点検。

 


サブタンクのキャップから冷却水漏れがありましたのでキャップを交換します。


クラッチフルード点検。汚れがありましたので交換します。


エンジンルーム各部冷却水漏れ、オイル漏れ、燃料漏れ、配線、配管の異常が無いか確認

 

 


前後ブレーキパッドの残量を点検します。
今回は前後とも十分残量がありました。

 

 


下回りのオイル漏れやプロペラシャフトなどの状態、足回りの状態を点検します。
フロントのアクスル周りは修理見積をご提案します。
今回は履歴もなかったので予防的に駆動系のオイルを交換します。


ブレーキフルードの交換を実施します。
排出されたオイルに汚れがありますので見えない内部のフルードも汚れていることが分かります。
ブレーキ関連部品のトラブル防止のためにも定期交換が重要です。


クラッチフルードの交換です。かなり汚れがありました。交換後は正常なオイルの色となりました。

 


リヤデフオイル交換

 


トランスファーオイル交換

 


フロントデフオイル交換
各オイルは汚れており、交換が必要な状況でした。
駆動系オイルを交換していないとハードな走行はしていなくても内部のベアリングやギヤの摩耗が進んでしまい、異音の発生などに繋がります。
予防的に定期交換をおすすめいたします。


フロントワイパーブレードを交換。
次回点検までの拭き取り性能維持のため点検のタイミングで交換をおすすめいたします。


リヤワイパーブレードを交換。

 

 

 


点検や車検の際には、ホイール内部の清掃を実施
普段お客様では掃除することが難しいホイールの内側を清掃します。

 


プロペラシャフトのグリスアップを実施
車種や構造によりますが、プロペラシャフトのグリスが切れてしまうとガタが発生し、さらに悪化するとジョイントが外れてしまいます。
走行中ですと非常に危険です。定期的な点検とグリスアップが必要です。


エアコンガスメンテナンスを実施。
エアコンガスを一度回収し規定量再充填します。規定量のガスが充填されることでエアコンの効きを回復させると共にエアコンシステム各部品の保護もつながります。


エアコンガス添加剤を添加。
主にエアコンガスを圧縮するコンプレッサーの保護と抵抗の低減に効果があり、エアコン使用時のエンジンパワーロスを低減します。


冷却水性能維持添加剤を添加
経年で劣化してしまう冷却水の性能を回復させます。定期的に添加すると効果的です。

この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。

 

Land Rover Discovery4 メンテナンス (12ヵ月点検)

Land Rover Discovery4 メンテナンス (12ヵ月点検)になります。


先ずは各部機能チェックを実施。
エアサスペンションや灯火類、ウィンドウの作動などに異常がないことを確認。
診断機にて、各モジュールの故障コードの読み取りを行います。

車両をリフトに入れ下廻りに漏れや緩みがないことや、各油脂類の劣化具合などを点検していきます。

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エンジンオイル、オイルフィルターの交換をさせていただきました。
エンジンオイル交換時にはワコーズ社のスーパーフォアビークル シナジーを添加させていただきました。
こちらの添加剤はエンジン内部の洗浄効果と、負荷の掛かる部分への油膜の強化を目的とした添加剤となります。
通常のフラッシング剤と比べ、長時間を掛けてエンジン内部を洗浄することができますので、
しっかりとした洗浄効果が見込めることと、負荷の掛かる部位の油膜が強化されることで、
エンジン内部の保護にもつながり、エンジンのメカノイズも低減することができます。

今回は、ややメカノイズが出ていることもあり、こちらの添加剤を添加させていただいたのですが、
オイル交換後のエンジン始動時からノイズはほぼなくなり、とても静かなエンジンフィールとなりました。

弊社では、通常のフラッシング剤から、今回の様な時間を掛けて内部を洗浄する物など、
お客様のお車の状態に合わせた各油脂類や添加剤をご用意しておりますので、
ご不明な点や、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。

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ブレーキフルードの交換をさせていただきました。
ブレーキフルードには吸水性があり、水分の含有量が多くなりますと、
ブレーキラインの腐食やブレーキフルードが熱により沸騰しやすくなってしまい、
ブレーキング性能の低下にも繋がりますので、定期的なメンテナンスが必要です。

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各作業完了の後、下廻りに漏れなどないことを再度確認し、アンダーカバーを取り付け。
各部を復元しながらエンジンルームやホイールの裏側の清掃を行っていきます。

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最後に機能チェックを含めた各部の最終チェックを行い、故障コードをクリア。
お客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき、誠にありがとうございました。

Land Rover RANGE ROVER VOGUE メンテナンス (車検整備)

Land Rover RANGE ROVER VOGUE メンテナンス (車検整備)になります。


先ずは各部機能チェックを実施。
ロードテスト含め、灯火廻りから車種特有の車高調整機構など、作動に異常がないかを点検。
次に診断機にて各モジュールに異常なコードの入力がないかを確認していきます。

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車両をリフトアップし、ブッシュの傷み具合や、ボルト類に緩みがないかを確認していきます。

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アンダーカバーを外すとオイルパンのドレンボルト周辺にオイル漏れを確認しました。

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オイルとオイルフィルターの交換をさせていただきました。
オイルの漏れはドレンボルト周辺でしたので、
ドレンボルトを純正の新品に交換の後、入念に清掃をし漏れがないことを確認。
様子をみていただくこととなりました。

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ブレーキフルードの交換をさせていただきました。
車重のあるお車ですので、ブレーキ廻りや足廻りへの負担も大きく
定期的なメンテナンスを行うことでトラブルを未然に防ぐことができます。

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ホイールを清掃させていただきました。
普段なかなか掃除するのは難しいホイールの裏側ですので、
車検入庫時などは感謝の気持ちを込めて清掃させていただいております。

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バッテリーテストを実施。
バッテリー容量が低下していましたので、充電にてコンディションを整えさえていただきました。
バッテリーは良い状態を保つことで長持ちしますので、定期的な充電をおすすめしています。

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ヘッドライトの向きなどを調整し、各部を復元。
車検更新後、完成チェックと清掃を行いお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度も御入庫いただき誠にありがとうございました。

Land Rover RANGE ROVER VOGUE 5.0 V8 (AT整備)

Land Rover RANGE ROVER VOGUE 5.0 V8 (AT整備)になります。

AT変速時ギヤ抜け及びチェックランプ点灯とのことで、
先ずはロードテスト及びコンピュータ診断へ。
3-4速シフト時に不具合ログを確認しました。

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ATF・ATFフィルターの交換をさせて頂きました。
交換後はATFの油量調整と入力コードの消去を行います。

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交換作業後、ロードテストを行い、スムーズな変速と不具合が起きない事を確認し御納車。
英国車らしい品のある乗り味のお車となりました。
この度も御依頼頂き誠にありがとうございました。