ASTON MARTIN Rapide チェックランプ点灯・ブレーキ異音 修理
ASTON MARTIN Rapide チェックランプ点灯・ブレーキ異音 修理にてご入庫いただきました。
お客様よりエンジンチェックランプが点灯したとのことで、修理をご用命いただきました。
入庫時にメーター内のメッセージを確認させていただくと”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”
と表示されていましたので、アストンマーティン純正診断機(AMDS)を車両へ接続し診断を実施。
エンジンコントロールユニットに排気ガスを浄化する触媒の特性異常に関する故障コードが入力されていました。
触媒の特性異常コードが入力された場合、O2センサーにも影響が出ているケースが多いため、純正診断機の機能を使用しO2センサーの波形を確認。
O2センサー波形に乱れが見受けられました。
併せて触媒内部をマイクロスコープで確認し、損傷の有無を点検いたします。
触媒各部に損傷が見受けられませんでしたので、O2センサーの不良と判断いたしました。
状況をお客様へご案内させていただき、O2センサーの交換をさせていただくことになりました。
アストンマーティンの12気筒エンジンは全部で8本のO2センサーを使用しております。
波形の状態によっては一部の交換で問題ない場合もあるのですが、今後のトラブルリスクのことも鑑み、全数交換をさせていただきました。
O2センサー交換後は波形の状態も改善し、エンジンチェックランプも消灯いたしました。
エンジンチェックランプ点灯 修理と併せて、ブレーキ異音の修理も実施いたしました。
走行時にシャリシャリと異音がするとのことでしたので、ブレーキを点検。
リアブレーキディスクローターの外周に異常摩耗が見受けられます。
パーキングブレーキパッドを点検すると摩擦材が完全に摩耗、ベースプレートとディスクローターが接触していました。
こちらにつきましても状況をお客様へご案内、修理をご用命いただきました。
ラピードのパーキングブレーキは電動式となっておりますので、純正診断機を使用し整備モードへ移行させます。
整備モードへ移行後、ブレーキ各部交換作業を実施。
摩耗しきったパーキングブレーキパッドと併せて、ディスクローター等も新品に交換。
ブレーキパッド交換時はできる限りの鳴き止め対策を施し組付けます。
アストンマーティンに限らず、お乗りになっているお車のブレーキ鳴きでお悩みのお客様はお気軽に弊社へお問い合わせくださいませ。
各部を清掃しながら部品を交換、ブレーキを復元していきます。
フロントブレーキも摩耗限度を迎えてましたので、併せて交換させていただきました。
弊社はオリジナル製作したブレーキパッドを取り揃えており、代表的な対応車種はV8 Vantage/DB9/DB11/Rapideとなります。
純正部品と比較し、リーズナブルな価格でのご提供が可能ですので、ブレーキパッド交換の際弊社までお問い合わせくださいませ。
各部清掃し、ブレーキを復元。
フロント、リア共にブレーキパッド・ディスクローター交換作業が完了いたしました。
作業後は純正診断機でパーキングブレーキの整備モードを解除、ロードテストを実施。
各部の最終チェック後にお客様のもとへご納車させていただきました。
この度はご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。