ASTON MARTIN Virage オーバーヒート(冷却水漏れ) 修理・車検整備

お客様より冷却水漏れによるオーバーヒートにて修理のご用命をいただきました。
また、車検満了日も近かった為、そのまま整備整備のご用命もいただきました。
入庫時には冷却水が大量に漏れた跡が残っていた為、冷却水経路の確認をすると、
冷却水タンクが割れており、そこから冷却水が噴き出してしまっておりましたのでお客様へ状況お伝えし、
冷却水タンク(サブタンク)の交換を提案させていただきました。


パーツを本国へ注文したのですが、冷却水タンクは本国で欠品しており納期未定状態が続いてしまっております。
このままですと、長期的に乗ることができない為、本来ですと部品のお持ち込みは受け付けていないのですが、
アメリカに中古品が出品されているとのことで、お客様と一緒に画像等で状態を確認した後、
ご購入いただいた中古の良品を取り付けさせていただきました。

交換後、その他冷却水の経路に異常が無いことを確認し冷却水漏れ修理の作業は完了となりました。
冷却水タンクについては、引き続き本国にオーダーを継続している為、新品が到着しましたら取付をさせていただく予定です。

引き続き車検整備に移行します。
先ずは、各部位の機能チェックを実施。
各油脂類や灯火廻り、エアコンの作動など、普段お客様がお使いになられる機能が正常に作動することを確認し、
アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み出し各モジュールの状態を点検します。



各油脂類の点検を行います。
油脂類の量や汚れ具合を目視で点検し、
ブレーキフルードや冷却水は専用の測定器を用いて状態の確認を行います。

エアクリーナーの点検を行いました。
アストンマーティンの12気筒エンジンは、エンジンからの吹き替えしにより内部から汚れてしまう為、
走行距離にかかわらず汚れ度合の確認をいたします。
今回は吹き返しによる内部からのシミの範囲は狭かったのですが、全体的に通常の外からの汚れがある為、
本来であれば交換をおすすめする状態となっておりました。
今回は、元々、この後に社外の吸気効率アップのフィルターを取り付ける予定でしたので、
一度こちらのフィルターを復元して車検を進めます。



ブレーキパッド残量とタイヤの溝なども確認し、
お車の各部の状態をお客様へ提示の上、ご承認の内容にて作業を各種進めさせていただきます。


ブレーキフルードを交換します。
ブレーキフルードは吸湿性がある為、水分の含量で交換時期を判断します。
今回は含量が1%だった為、数値的には良好なのですが、
車検整備では2年後まで安心して乗っていただくことを想定して実施する為、
弊社では車検(2年)毎のブレーキフルード交換をおすすめさせていただいております。




ワイパーブレードはあまり使用していなくてもこのように劣化していますので弊社では1年毎の交換をご提案させていただいております。

エアコンフィルターを交換させていただきました。
エアコンフィルターは臭いやカビの原因となる為、1年毎の交換をおすすめさせていただいております。


エアコンガスメンテナンスを実施させていただきました。
エアコン配管内のクリーニングとエアコンガス規定量の充填を実施します。
エアコンガスはどうしても自然に数%ずつ抜け出てしまう性質があり、
エアコンガスが少ない状態でエアコンを使用していると故障の原因となります。
エアコンガスは多すぎても良くない為、ガス缶を直接取り付けて計量なしでの充填・補充もおすすめしません。
弊社では、エアコンメンテナンスとして、
一度エアコンガスを抜き取り、配管内のクリーニング実施後、
車両の規定量のガスを充填することができますので、
エアコンを快適にご使用できるだけでなく、故障の予防にもなる為、大変おすすめのメニューとなっております。
また、抜き取ったガスはクリーニングして再使用することが可能ですので、環境にも優しくなっております。
エアコンのメンテナンス後は添加剤を注入させていただきました。
こちらの添加剤は冷房効果が高まり、注入直後から吹き出し口温度が下がる為、
ここ数年の猛暑を乗り切る為にも大変おすすめとなっております。




デフオイルの交換をさせていただきました。
デフオイルは交換歴がなく、抜き取るとかなり汚れている状態となっておりました。
アストンマーティンのデフは、ドレンボルトはマグネットがついており、鉄粉などのよごれが磁石の力で吸着するようになっています。
また、フィルターもついている為、ドレンボルトとフィルターを清掃し、Oリングやガスケットを新品に交換し復元します。


パワーステアリングフルードも交換歴がなかった為交換を実施します。
抜き取ると色も茶色に変化しており汚れが目立つ状態となっておりました。


ホイールの裏側を清掃し取り付け車両をリフトから降ろします。
カーボンローターのお車はダストによる汚れはほとんど出ないのですが、
それでも細かい埃などの汚れはどうしても付着してしまいます。
通常の洗車ですとホイールの裏をきれいにすることは難しい為、
弊社では車検のお車は全てホイールの裏側も清掃させていただいております。


メーター内に点検時期を知らせるサービスインターバル(テイキ テンケンノジキ)の表示をリセットいたします。



各整備箇所を再度点検し、異常なコードの再入力等ないことを確認。
バッテリー充電、おすすめの添加剤の注入等、お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN Rapide チェックランプ点灯・ブレーキ異音 修理にてご入庫いただきました。

お客様よりエンジンチェックランプが点灯したとのことで、修理をご用命いただきました。

入庫時にメーター内のメッセージを確認させていただくと”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”
と表示されていましたので、アストンマーティン純正診断機(AMDS)を車両へ接続し診断を実施。
エンジンコントロールユニットに排気ガスを浄化する触媒の特性異常に関する故障コードが入力されていました。

触媒の特性異常コードが入力された場合、O2センサーにも影響が出ているケースが多いため、純正診断機の機能を使用しO2センサーの波形を確認。
O2センサー波形に乱れが見受けられました。

併せて触媒内部をマイクロスコープで確認し、損傷の有無を点検いたします。


触媒各部に損傷が見受けられませんでしたので、O2センサーの不良と判断いたしました。
状況をお客様へご案内させていただき、O2センサーの交換をさせていただくことになりました。




アストンマーティンの12気筒エンジンは全部で8本のO2センサーを使用しております。
波形の状態によっては一部の交換で問題ない場合もあるのですが、今後のトラブルリスクのことも鑑み、全数交換をさせていただきました。
O2センサー交換後は波形の状態も改善し、エンジンチェックランプも消灯いたしました。

エンジンチェックランプ点灯 修理と併せて、ブレーキ異音の修理も実施いたしました。
走行時にシャリシャリと異音がするとのことでしたので、ブレーキを点検。

リアブレーキディスクローターの外周に異常摩耗が見受けられます。

パーキングブレーキパッドを点検すると摩擦材が完全に摩耗、ベースプレートとディスクローターが接触していました。
こちらにつきましても状況をお客様へご案内、修理をご用命いただきました。
ラピードのパーキングブレーキは電動式となっておりますので、純正診断機を使用し整備モードへ移行させます。


整備モードへ移行後、ブレーキ各部交換作業を実施。



摩耗しきったパーキングブレーキパッドと併せて、ディスクローター等も新品に交換。

ブレーキパッド交換時はできる限りの鳴き止め対策を施し組付けます。

アストンマーティンに限らず、お乗りになっているお車のブレーキ鳴きでお悩みのお客様はお気軽に弊社へお問い合わせくださいませ。

各部を清掃しながら部品を交換、ブレーキを復元していきます。
フロントブレーキも摩耗限度を迎えてましたので、併せて交換させていただきました。


弊社はオリジナル製作したブレーキパッドを取り揃えており、代表的な対応車種はV8 Vantage/DB9/DB11/Rapideとなります。
純正部品と比較し、リーズナブルな価格でのご提供が可能ですので、ブレーキパッド交換の際弊社までお問い合わせくださいませ。



各部清掃し、ブレーキを復元。
フロント、リア共にブレーキパッド・ディスクローター交換作業が完了いたしました。
作業後は純正診断機でパーキングブレーキの整備モードを解除、ロードテストを実施。
各部の最終チェック後にお客様のもとへご納車させていただきました。

この度はご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN DBS クラッチ交換(ツインプレート)・12ヵ月点検一式になります。
お客様よりクラッチ交換のご依頼をいただきましたので交換作業をご紹介いたします。

お客様からは、クラッチのミートポイントに違和感があるとのことでしたので、入庫した際に実際に確認させていただきました。
ミートポイントが通常よりもだいぶ手前となっており、つながりも曖昧な状態であることを確認。
ミートポイントのズレはクラッチの摩耗過大の症状の1つでもある為、クラッチ交換で改善されると判断し、
お車をリフトアップしクラッチ交換作業に入らせていただきました。



アンダーカバー類を取り外した後、マフラーのセンターパイプを取り外していきます。
マフラー関連のボルトやナットは熱や水分の影響で腐食しやすいのですが、
今回は腐食もなく綺麗な状態だった為、すんなりと取り外すことができました。



マフラー取り外し後はトランスアクスルを降ろします。
その後は遮熱板やカーボンプロペラシャフト等順番に取り外し、
トルクチューブを降ろすことでクラッチ関連の部品が見えるようになります。



降ろしたトルクチューブからスレーブシリンダーを取り外し、
トルクチューブ内のクラッチダストを清掃します。
こういった部分の清掃は分解時にしかできない為、
時間はかかりますが、必ずきれいに清掃いたします。
スレーブシリンダーはレリーズベアリングと一体となっているのですが、
クラッチ交換時期となると、大抵動きが悪くなっておりますので、
クラッチディスク交換時には必ず同時交換をおすすめさせていただいております。



クラッチカバーAssy、フライホイールを取り外します。
取り外し後はエンジンブロックのリア側が見えるようになる為、
こちらも清掃しておきます。





今回のメインであるクラッチ関連部品を交換します。
弊社では高品質なアストンマーティン純正品にて交換をさせていただいております。
今回取り付ける新しいクラッチキットは大きさや形状が変わっており改良されたキットとなっております。
その為、クラッチカバーとフライホイールセットでの交換となります。
取り外したクラッチディスクは溝が浅くなっており、摩耗限度まで使い切った状態でした。



パイロットベアリングも忘れずに交換します。
細かい部品ですが、こういったタイミング以外に交換することができない為、
同時交換をおすすめさせていただいております。



トルクチューブ取り外し時にはエキゾーストマニホールドも取り外す必要がある為、
エキゾーストマニホールドガスケットも新品へ交換します。
ガスケット類は基本的に再使用不可となりますので、その他のマフラーガスケット類も含め、
新品に交換し組み付けをさせていただいております。

組み付け完了後はエンジンの純正診断機(AMDS)を使用し、
一度学習値をリセットした後再学習を実施し、
クラッチ交換作業は完了となります。
交換後はクラッチフィールも改善し、大変乗りやすいお車となりました。





併せて12ヵ月点検もご用命いただきましたので、
各部点検を実施します。
エンジンルーム内では各油脂類の状態を測定器等使用し確認。
前回車検も弊社にて実施させていただいている為、
特に不具合等なく、今回消耗品はエンジンオイルの交換をさせていただきました。


また、納車前まではコンディションを整える為、
バッテリーの充電をしながら保管いたします。

最後に各整備箇所の確認を実施。
ロードテスト後に各部緩み等ないことなどを確認し作業完了となります。
この度は整備のご依頼誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN Virage 走行中異音 修理 になります。

お客様より「走行中にギシギシと音がする時がある。」とのことで、
診断と修理をさせていただきました。
走行中の異音とのことでしたので、お預かり後ロードテストを実施。
路面のギャップなど、足回りに動きがでるタイミングで、すぐに異音を確認できました。
早速工場に戻り、リフトアップにてリアの足回りの状態を確認していきます。
見た目では特にブッシュの切れなどは確認できなかった為、
疑似的に工具を使用して足回りを動かしてみると、
先ほどロードテストして出ていた音と同様の音が確認できました。
異音の発生個所を確認すると、
左リアのアッパーアームと右リアのロアアームより異音が発生していることがわかりました。
修理方法としては該当箇所のみの修理又は、左右のアッパーロアーアームすべての交換の2択ということになります。
今回は異音が出ているアームが左右で違う部位ということもあり、
交換しなかったアームからすぐに異音が出てしまう可能性があることも考慮し、
お客様と相談の後、リアのアッパーアーム・ロアアーム共に交換をさせていただくこととなりました。







部品が本国より到着しましたので、アーム類を取り外していきます。
取り外したアームを確認しましたが、ブッシュの切れなどの大きな損傷はありませんでした。
しかし、新品とくらべると質感が明らかに硬い状態となっており、
経年劣化による異音ということが推測できる状態となっておりました。





新品のアームを取り付けていきます。
写真は左側だけとなっておりますが、この後右側のアームを交換の後4輪アライメントを実施。
最終的には足回りを接地状態にし、既定のトルクで締め付けて取り付け完了となります。

最後にロードテストを実施し、異音が改善されていることを確認。
アーム類の交換をしていますので、ハンドルセンター等違和感がないことを確認。
再度作業箇所を再確認し、馴染による緩み等がないことを確認し作業完了。
お客様のもとへお車をお返しさせていただきました。
この度も整備のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN DB11 カメラ映らない 診断・修理になります。

「お客様よりバッテリーが上がってしまってからカメラの映像が一部映らなくなってしまった。」
とのことで、修理のご依頼をいただきました。

早速状態を確認すると、右側面以外の映像が何も表示されておらず、
使用できない状態となっておりました。
カメラの状態を確認する為、診断用テスターを使用し確認しましたが、
カメラモジュールに入力信号がなく、また、キャリブレーションモードにすら移行することができなかったことから、
3つ同時に壊れるというのは考えにくいものの、過去に左側面のカメラのみ、
映像が同症状となっているDB11を修理したことがありましたので、カメラ本体の不良と判断。
お客様と相談し、カメラ本体不良でないことも想定し、一度にすべてのカメラを交換するのではなく、
段階的にカメラ本体の交換をさせていただくこととなりました。





左側面のカメラを交換します。
カメラ交換といっても、サイドミラーの内部に組み込まれてしまっているので、サイドミラーごとの交換となります。
交換後は、すぐに映像は復帰しましたので、前後のカメラも注文しました。



前後のカメラが届きましたので、交換作業を再開。
フロントカメラはボンネットフードを開けるとすぐ見えているので交換は簡単なのですが、
リアカメラはトランクの内部に取り付けられている為、トランクカバーの取り外しが必要となります。
トランクカバーは大きなボディーパネルとなる為、細心の注意を払い脱着を行います。


全てのカメラの交換が終わると、映像が復帰するのではなく、
キャリブレーションされていないというメッセージが出て、映像が一切表示されなくなってしまいました。
テスターにて車両をキャリブレーションモードに移行。
実際に道路を走らせ定められた手順に従いキャリブレーションを完了しました。

全ての映像が出ている写真を撮り忘れてしまったのですが、映像は正常な状態となりました。
最後に脱着したパーツの取付状態などを再度確認し作業完了となりました。
この度も整備のご依頼誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN V12 Vantage S AMR ヘッドライト不灯 修理 ヘッドライトバーナー LED化になります。



お客様より、ヘッドライト(ロービーム)をONにしても片側しか点灯せず、
メーター内に”ロービーム バルブ コショウ”というメッセージが出ているとのことで修理のご依頼をいただきました。


取り付けられていたHIDバーナーを確認すると、
既に社外品が取り付けしてあり、確認するとバーナー本体の不具合と判明しましたので、
お客様へ状況をお伝えし、弊社おすすめのLEDバーナーへの交換をおすすめさせていただきました。




バーナー交換後は配光の調整を行わせていただきました。
バルブやバーナーは交換すると必ず配光がずれてしまいますので、
弊社では交換とセットで必ず調整をさせていただいております。
バーナー交換後は、点灯した瞬間から真っ白で明るくなり、
安全にお乗りいただける状態となりました。


最後に、整備箇所に異常がないか再度各部の確認と仕上げをさせていただき、
お客様のもとへお車をお返しさせていただきました。
この度も整備のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN DB11 ブレーキ鳴き 修理 (前後鳴き止め施工・リアブレーキパッド交換・リアブレーキローター研磨)になります。

お客様よりブレーキ鳴きが気になるとのことで、確認と改善のご依頼をいただきました。
ロードテストを行うと冷間時からリアブレーキより鳴きの発生を確認。
フロントからはロードテストの際にはブレーキ鳴きの症状は出ませんでした。

早速車両をリフトに入れ、ホイールを取り外しブレーキの状態を確認します。
フロントブレーキパッドの残量は交換時期とまではいかない状態。
リアブレーキパッドは残量が約3mmとアストンマーティンの純正ブレーキパッドでは交換をおすすめする残量となっておりました。
こちらのブログでは何度かアストンマーティンのブレーキパッドについて紹介しているのですが、
DB11も例外ではなく、残量が4.5mm~4.0mm以下になると、真鍮のピンが摺動面に出てきてしまい、
ブレーキローターに線傷をついてしまい傷めてしまいます。
そのままの状態でしばらく走ってしまうと、ローター研磨でも対応できずローター交換となってしまいますので、
純正パッドをお使いの場合は注意が必要です。



上の写真は今回取り外した純正ブレーキパッドになります。
よく見ると摺動面に真鍮のピンの頭が確認できます。(写真の赤丸で示した部分)
この真鍮のピンがローターに押し当てられてローターを傷めてしまう原因となります。
今回はローターに致命的なダメージはありませんでしたが、摩耗が進んでおりましたので、
リアブレーキパッド交換の他にリアローターの研磨も併せておすすめさせていただきました。



車両をブレーキパッド交換モードにし、
ブレーキキャリパーなどを取り外し、ローターまで取り外していきます。
ローター取り外し後はローター研磨を実施。
ローター研磨はディスク面の研磨だけでなく、取り付け部の簡易的な再塗装も行わせていただいておりますので、
研磨作業後は新品の様な綺麗な見た目となります。



復元時には、ただ組み付けるだけではなく、
このタイミングにしかできないバックプレートやブレーキパッドを固定するためのハードウェアの
清掃や給油をしながら組み付けを行っていきます。



今回は弊社オリジナルのブレーキパッドを使用。
純正と比較すると価格もお安く、ブレーキのタッチ等、違和感なく使用していただける仕様となっており、
また、純正よりも低ダストタイプとなっておりますので、
ホイールなどが汚れにくくおすすめのブレーキパッドとなっております。


フロントブレーキについては、一度ブレーキパッドを取り外し、
ブレーキパッドに面取りや鳴き止めのケミカルを使用し施工。
各部清掃しながら組み付けさせていただきました。

各部作業完了後は、組み付けのチェックを行い、ロードテストを実施。
ブレーキ鳴きが発生しないことや、ブレーキの効きやタッチに異常がないことも確認し作業完了となりました。
DB11はブレーキ鳴きのお問合せを多くいただきます。
正直同じことをしても個体差もある為、完全には鳴きやまない場合もあるのですが、
対策をすることで元々の状態よりも改善することはできますので、お悩みの際はお気軽にお問合せください。
この度はご依頼誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN V8 Vantage N430 12ヵ月点検整備・チェックエンジンランプ 点灯 診断 修理・ブレーキ鳴き点検になります。

お客様より12ヵ月点検のご依頼と、チェックエンジンランプ点灯の修理、ブレーキ鳴き点検のご依頼をいただきました。

まずはチェックランプを確認します。
イグニッションをONにするとメーター上に”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”のメッセージが表示され、
チェックエンジンランプも点灯している状態となっておりました。


早速アストンマーティン純正テスターにて故障コードの読み出しを行います。
故障コードを読み出すと、O2センサーの不良を示すコードの入力がありましたので、
O2センサーの出力値波形を確認。
上流側のセンサーは波形の乱れはそこまでないものの、
センサーのレスポンスがやや低下しており、波形のピッチが広くなってしまっています。
また、下流側も少し不安定な波形となっていることが判明しましたので、
お客様へO2センサー全数の交換のお見積りをご案内し、交換させていただくこととなりました。



O2センサーは在庫品にて交換作業をすすめていきます。
同じV8 Vantageでも年式によりレイアウトが変更となっており使われているO2センサーにも種類があります。
N430の場合はV8 Vantageの中でも最も交換スペースが狭い車両となっておりますので、
センサーに無理な力が掛からないよう、慎重に作業を進めます。
すべてのO2センサー交換後は、チェックランプは当然消灯し、
波形も整ったきれいな波形となりました。







ブレーキ鳴きが気になるとのことで点検をさせていただきました。
ロードテストにてリアブレーキより鳴きを確認しましたので、
リアブレーキパッドの状態を確認させていただくと、摩耗が進んでおりました。
(純正パッドは摩材固定用のピンがローターにダメージを与えてしまう為、残量4mmで交換をおすすめしております。)
この状態で面取りなどの鳴き止め処理をすることも可能は可能なのですが、
すぐに交換時期となってしまう為、今回は弊社オリジナルブレーキパッドへの交換にて対応させていただきました。
交換時はただ交換するだけでなく、給油などはもちろん各部の清掃をしながら組み付けていきます。
交換後はブレーキ鳴き改善され安心して乗っていただける状態となりました。
弊社のオリジナルブレーキパッドは、純正よりも価格はお安く、
ブレーキのフィーリングも違和感のないものとなっておりますので、
大変おすすめの商品となっております。
オリジナルブレーキパッドについて不明な点等ありましたら、お気軽にお問合せください。





今回は12ヵ月点検にてお預かりさせていただいておりますので、
各部の状態を点検していきます。
エンジンルームでは、エンジンオイルや冷却水、ブレーキフルードを目視だけでなく、
それぞれに対応した測定器を使用し状態を確認します。
バッテリーは、電圧だけでなく負荷がかかった状態での内部容量の測定などを行い、
状態を確認します。
今回は特に劣化や不具合はありませんでしたので、測定のみとなりましたが、
点検は不具合がないことをお客様へお伝えし安心して乗っていただくということも重要です。

エアクリーナーも点検します。
この頃のアストンマーティンのエアクリーナーはエンジンルーム内ではなく、
ヘッドライトの下あたりのスペースについている為、
状態の確認にはリフトアップが必要となります。
弊社では点検や車検時には必ず確認をさせていただいておりますが、
場所が場所だけに長年確認されていないであろうお車が入庫されることも多いのが現状です。
今回は距離も少なく綺麗な状態でしたので、清掃のみで完了となりました。
※点検時のエアクリーナーの点検と清掃は点検料に含まれております。

点検完了後には、再度整備箇所の確認をさせていただき、
バッテリーの充電等、各部コンディションを整え、お客様のもとへお車をお返しさせていただきました。
この度も整備のご依頼誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN V8 Vantage ツインプレートクラッチ化になります。

お客様よりV8 Vantageのクラッチをツインプレート化したいとのご用命をいただきましたので、
パーツを手配し取付作業を行わせていただきました。
クラッチ部品については、純正のツインプレートを流用するかたちとなりますので、
品質も純正クオリティとなり、大変おすすめなアップデートとなります。






早速作業に取り掛かっていきます。
クラッチ交換をするには、トランスミッションを車体から降ろしクラッチを取り外すイメージかと思いますが、
V8 Vantageの場合、トランスミッションはトランスアクスルとなり、車体の後ろ側に搭載されておりますので、
マフラーからとりはずしていき、トランスアクスルを降ろします。
その後、触媒や遮熱版、エキゾーストマニホールド等を取り外し、
プロペラシャフトとトルクチューブを取り外すと、ようやくクラッチカバーが見えます。

写真上段が今回取り外したクラッチカバー・クラッチプレート・フライホイールとなります。
今回摩耗で交換したわけではありませんので、クラッチプレートの残量は、
交換時期で交換する車両と比べると溝がしっかりと残っておりました。
そして、写真下段が今回取り付けるツインプレートタイプのクラッチキットとなります。
クラッチディスクはカバーと一体となり既に組み付けられていました。

見た目からもツインプレートのカバーの径は小さく、材質もアルミでできている為、大変軽量なつくりです。
重さが軸に集まっている印象で、見た目からもレスポンスの向上が期待できるものとなっていました。



早速組み付けといきたいところですが、
クラッチ周辺はクラッチダストが多く付着しておりますので、
先に清掃してから組み付け作業へと入ります。
清掃作業は意外と時間がかかりますが、このタイミングでしか清掃することができない為、
ブラシ等を使い綺麗にしておきます。



スレーブシリンダーをツインプレート用に交換します。
スレーブシリンダーはクラッチの断続をしている重要な部品ですが、
動きが渋くなると、クラッチフィールに直接影響する部品でもありますので、
クラッチ関連の部品交換時には同時交換がおすすめです。
また、今回はツインプレート化にあたり、アダプターも厚みの違う専用品へ交換しました。



いよいよクラッチキットを車体へ組み付けます。
フライホイールやクラッチカバーを固定する重要なボルトは新品へ交換。
カバー固定時にはきっちりとクラッチディスクのセンターを出して組みつけます。


取り外した各部品を組み付けていきます。
クラッチとは一見関係ないようなエキゾースト関連のガスケットなども、
再使用はおすすめできませんので、純正の新品へと交換します。








今回はミッションオイルの交換もご依頼いただきました。
ミッションオイル交換時には、ストレーナーやマグネット付きのドレンボルトに付着した汚れを綺麗に清掃し、
Oリングやガスケットなどの部品は新品へと交換し組み付けさせていただいております。
また、ミッションオイルについては、過去に色々と検証したのですが、
今のところアストンマーティン純正品が圧倒的にシフトフィールが良い為、
少しコストは高めではあるのですが、純正品のミッションオイルをおすすめさせていただいております。


組み付け後は、アストンマーティン純正テスターにて、
ASMフルードのエア抜きや、クラッチの学習、エンジン学習などを行います。
エンジン学習は走行しながら一定条件で学習させる必要がありますので、
ロードテストを行い作業完了となりました。
すべての学習完了後は、シングルプレートとは明らかに違うフィーリングとなりました。
クラッチフィールが滑らかになるだけでなく、エンジンのレスポンスも向上し、
さらに乗るのが楽しくなるお車となり、オーナー様にも喜んでいただけました。
費用も、シングルクラッチの交換+アルファという価格ですので、大変おすすめのメニューとなります。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN Rapide 12ヵ月点検整備になります。

お客様より12ヵ月点検のご依頼をいただきました。
先ずは機能チェックを実施。
灯火廻りやエアコンの作動など、普段お客様がお使いになられる機能が正常に作動することを確認。
アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み出し各モジュールの状態を点検します。



記録簿の内容に沿って各部の点検を行っていきます。
バッテリーは専用のテスターを使用し、電圧だけでなく、負荷をかけた状態での状態や内部容量を測定します。
今回は、バッテリーの状態は悪くなかったのですが、充電容量が低下しておりましたので、充電にて対応させていただきました。
また、ブレーキフルードや冷却水などの油脂類も目視だけでなく、専用の測定器を用いて点検をしていきます。




ブレーキフルードの状態は数字上では異常なかったのですが、
お客様へ汚れていることをお伝えしたところ、交換の承認をいただきましたので、
ブレーキフルードの交換をさせていただきました。
(写真の左側が抜いたフルード・右側が新品フルードになります。)
ブレーキフルードは走行距離だけでなく、保管状態などにより吸湿してしまい、
性能が低下してしまいますので、2年(車検)毎の交換をおすすめしております。




エアクリーナーを点検すると、オイルの吹き替えしにより汚れてしまっており、
清掃では対応できない状態となっておりましたので、交換をさせていただきました。
交換時にはエアクリーナーボックス内部の清掃も行い復元させていただいております。
エアクリーナーが詰まってしまいますと、燃費の悪化や出力低下の原因となります。
また、そのまま放置してしまいますと、チェックランプの点灯の原因ともなりますので、
定期的なメンテナンスが必要です。



エンジンオイルの交換歴が1年前でしたので交換をさせていただきました。
今回は走行距離は前回交換時よりあまり進んでおりませんでしたので、
オイルフィルターは交換せず、オイルのみの交換とさせていただきました。
(写真の左が今回抜いたエンジンオイル・右が新品のエンジンオイルになります。)
エンジンオイルは前回交換より走行距離が少ない場合でも、エンジン内部で酸化してしまい、
十分な性能が発揮できなくなってしまいますので、1年毎の交換をおすすめしております。




普段お客様では中々掃除することが難しいホイールの内側を清掃させていただき取付。
車両をリフトから降ろします。



ワイパーの拭きが悪く、拭きムラがでてしまっておりましたので、ワイパーリフィールの交換をさせていただきました。
交換後は拭きムラもなくスムーズな拭き取りとなりました。





最後にメーター内に点検時期を知らせるサービスインターバルを純正テスタにてリセット。
エンジンルームの清掃やバッテリーの状態など各部のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。