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Aston Martin Vanquish ルーフライニング修理

2代目アストンマーティン ヴァンキッシュ

アストンマーティンの量産車として初のフルカーボンボディを纏い世に送り出されたそのフォルムは、
「Vnqish」の名の通り力強さと美しさが共存する「征服者」としての威厳を感じさせます。

今回はルーフライニングが垂れ下がってきてしまったため修理をしたいとご用命いただき、ご入庫の運びとなりました。
ご入庫後、ルーフライニングの状態を確認します。

ルーフライニング中央部が垂れ下がっています。
ルーフライニング垂れは輸入車ではよくあることですが、アストンマーティンも例外ではありません。
内装部品を取り外し、ルーフライニング単体を車外へ出します。

取り外したルーフライニング単体。

表皮がベーストリムから完全に剝がれています。

表皮とベーストリム間のウレタン劣化がルーフライニング垂れの原因のようです。
ルーフライニング修理は完成まで時間を要しますので、別の作業へ移ります。

エンジンオイル交換を併せてご用命いただきましたので車両をリフトアップし、エンジンオイルを排出。
オイルフィルターエレメントも同時に交換させていただきます。

アストンマーティンのエンジンオイルドレンボルトはシールパッキンと一体になっているため、オイル交換時はドレンボルトも同時交換になります。
またエンジン内部機構保護のためにも、エンジンオイル交換の際はオイルフィルターエレメントの同時交換をおすすめさせていただきます。

当店はアストンマーティン用のオイルドレンボルト、オイルフィルターエレメント等の定番消耗品類をはじめ、ブレーキパッド等も常時在庫がございますので、部品待ちのお時間をいただくことなくクイックな整備作業が可能です。

エンジン内部保護性能を向上させるため、WAKO’S S-FV・S(スーパーフォアビークル シナジー)エンジンオイルに添加。
エンジンにオイルを規定量注入していきます。

エンジンオイル新旧比較。
違いは一目瞭然です。

エンジンオイルは年間の走行距離が浅くても劣化が進行してしまいます。
最低限、年に1度の交換をおすすめさせていただきます。

アストンマーティンの多くのモデルのドアは水平に開閉するのではなく、やや斜め上方向へ開閉する「スワンドア」を採用しています。
そしてドア機構には開閉をサポートするためにガス封入式ダンパーが取り付けられています。
ダンパーが劣化してくるとドア位置を保持できなくなり意図せずドアが閉まったり、ダンパーの反力も弱くなるためドアが開けにくくなる等の弊害が生じます。
こちらの車両もドア全開位置で保持ができない状態でしたので、ダンパーを交換させていただきました。

ドアダンパー新旧比較。
比較的小さなダンパーがドア1枚に対し1個取り付けられています。

ドアダンパーは劣化しても「走る・止まる・曲がる」の安全を脅かす部分ではございませんが、
運転する際に必ず開閉するドアの操作感劣化はストレスを感じやすい部分でもあります。
逆に言いますとドアダンパー交換後は明らかな違いをオーナー様に感じていただける部分でもあります。

たかがドア開閉、されどドア開閉

車両へ乗降する際に無意識下で行われるモーションにストレスが無いことは、余裕を持ったドライビングへも影響するのではないでしょうか。

ドアダンパーは基本的に当店に在庫がございます。
交換をご検討されているオーナー様は是非、当店へお問い合わせくださいませ。

ルーフライニングの修理が完了しましたので車両へ取り付け。内装を復元していきます。

劣化したウレタンを全て剥がして張り直し、修理後は当然ですが一切の垂れ、剝がれはございません。

表皮は再使用しましたので、内装の色味に差が出てしまう等の違和感もございません。
ルーフライニング垂れでお悩みのオーナー様はお気軽に当店へお問い合わせくださいませ。

エンジンやトランスミッション、ブレーキ関係等の安全に直結する部分のメンテナンスは当然のことながら、当店は今回のようにルーフライニング垂れ修理やドアダンパー交換等、車両の美観や快適機能も含めたトータルメンテナンスが可能です。

スーパーカーとして最上級のコンディションを維持し、特別な時間を駆け抜けられるよう、我々がサポートさせていただきます。

この度は当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました。

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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
【横浜 新山下 工場】
〒231-0801
神奈川県横浜市中区新山下2-5-9
TEL: 0120-152-008
FAX: 045-264-7706
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Aston Martin DB9 車検と故障診断、グリル交換

アストンマーティン DB9のお客様、車検にてご入庫いただきました。

以前ギヤボックス異常の表示が出たことがあるとのことで、故障診断のご用命をいただきました。
サイドリピーターが外れてしまったことがあるため交換のご用命もいただいております。
消耗品に関しては交換して間もないため、交換不要な項目につきましては事前にご相談いただいております。
まず、診断機にて異常コードが現状で入力されていないか、記録されていないかを確認していきます。

ギヤボックス異常の警告表示に関連するコードの入力が確認出来ました。
入庫時ギヤボックス異常の警告表示は無く、現象としても異常は確認できませんでした。
初期のDB9はシフトボタンの作動電圧変化の影響でギヤボックス異常警告が出てしまうことがあるので、その点も確認しましたが現状では問題無いようです。

点検作業を進めていきます。
前後灯火関係やワイパーの拭取り、ウォッシャー液の噴射状態など車検に必要な機能が正常に作動するか確認します。サイドリピーターは交換のご用命をいただいておりますので後ほど交換します。

バッテリーをテスターにて点検します。

バッテリー点検の際は必ず各端子に緩みが無いか確認しますが、その際にマイナス端子に緩みがありました。
各電装品の作動不良や充電不足などの不具合が発生してしまう恐れがありますので、ナットの増締めをし端子を固定、接触を確保します。

結果として、ギヤボックス異常警告はこのバッテリーマイナス端子の緩みによりコントロールモジュールをはじめとするミッション関連の電装品に供給される電圧が不安定になってしまったことが原因という事がわかりました。
アストンマーティンの車両は始動時の消費電力が大きいため容量が大きいバッテリーを使用しておりますが、電装品の正常な機能のためにもバッテリーの正しい取付が重要です。
出先でのトラブル防止の観点からも定期的な点検とバッテリーの劣化が進んでしてしまう前の交換を推奨しております。

エンジンルーム内の点検を進めます。

パワーステアリングフルードの量と汚れを点検します。

今回は特に問題は有りませんでしたが、パワーステアリングフルードも定期交換することで性能維持と各部品の保護に繋がります。

ブレーキフルードをテスターにて点検します。
フルード内の水分量を検知し劣化度合いを判定します。
ブレーキフルードは吸湿性が高く、吸湿が進んでしまったフルードはべーバーロック現象が発生しやすくなったりペダルフィーリングが悪化してしまいます。
他にも、水分により内部腐食が発生しブレーキ性能やABSの作動に影響を与えますので、走行距離が短期で伸びた場合や車検点検時の定期的な交換が重要です。

エンジンルームのフロント部分のカバーを取外しラジエータやコンデンサーの状態を確認をします。
このカバーは余り外すことが無いので点検時は取り外し、漏れや損傷が無いかを確認します。
大きなゴミや詰まりがあれば清掃を実施します。

下回りの点検をしていきます。
アンダーカバーを取外しフロントからリヤにかけて各部品の取付状態、ボディや足回りの損傷、配線や配管の損傷やオイル漏れ、冷却水漏れの有無を確認します。


大きな問題は無く、きれいな状態でした。

エアクリーナーエレメントを点検します。
エアクリーナーエレメントはタイヤを外してアンダーカバーを取外し、フェンダーライナーをずらさないと取外しが出来ない位置にありますので点検時でないと確認が難しい部品です。
点検せず詰まりが進行してしまうとエンジン不調や燃費の悪化につながります。
DB9はエンジンオイルの吹き返しやブローバイガスによりエアクリーナーエレメントにオイル汚損が発生しやすいので定期的な点検、交換が必要です。

タイヤを外し、ブレーキパッド残量点検と足回りの点検を実施します。

場合によってはサイドブレーキのパッドが減ってしまっていることがありますので点検の際は確認します。

サイドブレーキパッド残量は問題ありませんでした。

点検結果に基づき車検整備の見積を作成し、ご案内します。
見積内容をご検討いただいたのち、ご了承いただいた作業を進めていきます。

ご用命いただいておりました、サイドリピーターの交換を実施します。
今回外れてしまったとのことでしたが、どうしても経年劣化によりOリングが切れて外れやすくなったり、
レンズの劣化が進んで色味が変化してしまうので交換することで外観の印象をよくすることができます。

エアコンガスメンテナンスを実施します。

エアコンガスを一度回収し、クリーニングしたガスを規定量再充填することによりエアコンの効きを維持します。
規定量のガスを入れることでシステム各機器の保護にもつながります。
定期的に実施いただくとエアコンシステムの長期的な保持に効果的です。
ガスが少なかったり過剰な状態で使用を続けると故障の原因となります。

同時にエアコンガスの添加剤を添加します。
こちらの添加剤は主にガスを圧縮しているコンプレッサーの保護と抵抗の低減に効果的です。

ホイール4本をサービスにて清掃します。

車両を点検中、グリルの塗装に剥がれが発見されましたので念のためお客様へ状況の報告と、修理・塗装させていただく場合のご提案をさせていただきました。

以前からお客様はグリルの状態を気にかけていただいていたとのことでした。
弊社としましてもアストンマーティンの車両はグリルの美観が全体の印象に与える影響を無視できないと考えておりますので、外観の状態を務めて確認しております。
今回塗装を実施する場合の見積もりをさせていただき、承諾をいただきました。
ところが実際グリルを取り外してみるとグリルを構成する骨格の一部である樹脂部分が経年により劣化してしまい、非常にもろい状態となっておりました。こうなってしまうと一時的に修復が出来ても塗装や再度の取付、使用に耐えることが難しい状態となってしまいます。

今後の使用状況も考え交換をご提案させていただき、見積をご案内させていただきました。
グリル交換については承諾をいただき、新品を手配しました。
実際入荷したグリルを確認したところ旧品とはデザインや構造が少々変更されており全く同じものではありませんでした。
もちろん適合についてはメーカーに事前に確認していたため、
再度確認したところ、品番変更で仕様が変わっているとの回答でした。
外装部品に関しては、まれにですがイレギュラーが発生することがあります。
想定外の事態ではありましたが、その旨はお客様へしっかりとご説明させていただき、承諾をいただきました。

旧品より落ちついた塗色で少々スポーティーなデザインとなりましたが、車体色への影響も少なく全体へのマッチングも良好でした。
新品になったことで美観が向上し、耐久性も向上しましたので今後安心してお車をお使いいただけることと思います。

車検、点検を受けていただいた車両はサービスにて洗車を実施しておりますが、弊社では純水器にて水道水をろ過して洗車に使用しております。
シミや水垢が残りにくくきれいに仕上がります。

無事車検を更新し、バッテリーの充電などお車のコンディションを整えまして納車させていただきました。
お客様は車への造詣も深く、DB9を気に入って乗っていただいているとのお話を伺いました。

今後ともお付き合いさせていただき、お車の調子の維持、管理に弊社が貢献させていただけますと幸いです。

この度はご入庫いただき、誠にありがとうございました。

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Aston Martin DB11 V8 冷却水漏れ修理 ワンオフ部品在庫のお知らせ

アストンマーティンDB11 

後継モデルとなるDB12が発表されてもなおそのエレガントなスタイリングは劣ることなく、私たちを魅了します。

ですが生産、販売開始から数年が経過した昨今、不具合の発生は少なくないようです。

代表的な不具合といいますとトランスアクスルからの冷却水漏れが挙げられます。

DB11はトランスアクスル内部に冷却水経路が設けてあり、経路を密閉する蓋の役割を果たす樹脂製部品の劣化で冷却水が漏れる事例が確認されております。

トランスアクスルカバー冷却水漏れはこの樹脂製部品が熱害で歪み、シール不良を引き起こすことが原因のようです。

当店へご入庫いただくDB11もトランスアクスルカバーからの冷却水漏れの事例が多く見受けられるようになりました。

またトランスアクスルカバーの純正新品を取り寄せ交換を実施しても、材質の問題で比較的短期間で冷却水漏れが再発してしまう場合もございます。

耐熱、耐圧性が必要な個所の部品の材質が樹脂製というのはいささかナンセンスです。

純正新品といえど耐久性の低い部品を使用し修理をしても、オーナー様も我々も不安が残ります。

そこで当店は部品の耐久性を向上させ、より確実なサービスを提供するべく、トランスアクスルカバーをワンオフ制作、在庫することといたしました。

ワンオフ制作部品/純正部品の比較です。

純正部品は樹脂製に対し、ワンオフ部品はアルミの削り出しです。

樹脂製の純正品と比較してアルミ削り出しのワンオフ部品は耐熱、耐圧性が飛躍的に向上しております。

なお、2年ほど前に冷却水漏れでお悩みのオーナー様のDB11にこのワンオフ制作部品を取り付けた実績がございます。

純正部品だと数か月~1年以内に冷却水漏れが再発していたのに対し、この部品に交換してからは全く漏れなくなったとご満足いただいております。

下記に該当ブログを記載しておりますので、併せてご覧くださいませ。

Aston Martin DB11 法定12ヶ月点検整備

冷却水漏れでお悩みのオーナー様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

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AstonMartin DB9 12ヶ月点検

アストンマーティンDB9の法定12ヶ月点検となります。

まずは、各部点検受入作業です。
アストンマーティン純正診断機にてダイアグコードを確認していきます。

確認するとエンジン関係にP0153/P2800とふたつのダイアグコードの入力がありましたので実際の値を確認していきます。
・P0153  O2センサーの故障を示すコード
バンク2センサー1で入力がありましたが、念のため全数波形を確認していきます。
該当箇所ではないセンサーに若干の乱れがありますが、コード該当箇所は正常及び交換が必要なほどの乱れではないと判断し、コード消去にて様子見を提案させていただきました。

・P2800 シフトボタンの故障を示すコード
シフトボタン半押し等で入力させてしまう場合もあります。
念のため各ボタンの電圧値が正常かどうかの確認をしました。
全てのボタンの電圧値が規定値内でしたので問題ありませんでした。
コード消去後の再入力もありませんので今回は、様子見を提案させていただきました。

エンジンルーム内の点検です。
こちらはブレーキフルードの濃度点検です。
正常な範囲であることを示しています。

パワステフルード量の確認です。
少ない場合は経路での漏れや滲みがないか確認します。
また同時に色も確認し、汚れがある場合は交換をおすすめします。

冷却水の濃度の点検です。
濃度を専用のテスターにて点検し下がっている場合や交換歴を確認し、必要に応じて交換をおすすめしております。

バッテリーの点検です。
専用テスターにて負荷を与えて点検します。
目視にて劣化や異常がないこと製造年等も確認します。

その他、タイヤの摩耗具合やエアクリーナーの汚れ具合、ブレーキ関係や足回り等の基本点検をしていきます。

 

 

 

 

ここからは各種消耗品の交換作業となります。
まずは、エンジオイルの交換です。
ドレンより抜いていきます。

同時にオイルフィルターも交換のご用命いただきましたので交換していきます。

フィルター周辺の清掃をしてから取り付けていきます。

 

エンジオイルと一緒にワコーズ製添加剤 スーパーフォアビークルを添加します。
エンジン内部のフリクション低減剤となり摩耗・摩擦の保護だけでなく性能の向上や静寂性の向上等の効果があります。

お預かり時の車両傷チェックの際にホイールの傷修理のご依頼もいただきましたので、
ホイールとタイヤを外していきます。
ホイールリペアは提携工場での作業となりますのでタイヤを外してホイールだけの状態にします。

修理から戻ってきました。
かなり綺麗に仕上げていただきもともとの傷の位置がわからないくらいです。
修理が完了したので早速タイヤホイール組み付け作業に入ります。

タイヤを組んでいきます。

タイヤを組んだら、バランスを取っていきます。

次に専用機械にてホイール超音波洗浄をかけていきます。

超音波により、細かな隙間の汚れや落ちなかった汚れを落とすことができました。
綺麗に水洗いした後は、ホイールコーティングをしていきます。

 

裏側の普段手届かない所にもしっかりコーティング剤塗っていきます。

次にATF(オートマチックフルード)交換に入っていきます。
まずは、洗浄用ATFにて経路内の汚れと汚れているATFを圧送交換機にて圧送交換していきます。
圧送機の一番右が出てきた古いATFで、左がこれから入っていく綺麗な洗浄用ATFです。
出てきたフルードがかなり汚れていたことが分かります。

出てくるATFが綺麗になっていき、洗浄が完了したらドレンプラグを外し
オイルパン一式(フィルター/ストレーナー含)を交換していきます。

新しいオイルパン取付前にバルブボディ側もある程度清掃します。

取付が完了しました。

ATF温度を専用テスターにて観察しながら規定の温度内で走行用ATFを補充・圧送交換していきます。

最後に添加剤をフィラードレンより補充。

ロードテスト実施後、一旦油温を冷ましてから油量調整し交換完了となります。

次にエアコンフィルター交換です。
左が新しいもので右がいままで使用していたものとなります。

ワイパー交換です。
ワイパー交換モードに移動させてから交換します。

 

キーバッテリー交換です。
今回は、スペアキーも交換のご用命いただきましたのでふたつとも交換します。

最後にエンジンルームの清掃、バッテリー充電をします。

各部機能チェック・ロードテスト実施後、問題のないことを確認後ご納車させていただきました。

この度は、12ヶ月点検のご用命いただき誠にありがとうございました。

 

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Aston Martin DB11 Volante 冷却水漏れ修理

アストンマーティン DB11 ヴォランテ

冷却水漏れ修理のためご入庫いただきました。

DB11には4.0L V8エンジン搭載モデルと5.2L V12エンジン搭載モデルの2種類が存在します。
こちらの車両はV8エンジン搭載モデルです。

ご入庫後は整備ブースへ車両を移動、冷却水漏れ箇所を特定します。

冷却水経路に圧力がかかる状態にすると車両後方より冷却水漏れを確認、床にまで垂れてきてしまいました。

車両後方、トランスアクスル下部のアンダーカバーにも冷却水が漏れた跡が見受けられます。

アンダーカバーを取り外し、各部を目視点検。
樹脂製カバーから冷却水が漏れておりました。

DB11はトランスアクスル内部に冷却水経路が設けてあり、経路を密閉する蓋の役割を果たす部品の劣化で冷却水が漏れる事例が確認されております。
比較的広い面積を樹脂製のプレートで蓋をする形になっておりますので、新品に交換しても短期間で冷却水漏れが再発してしまう場合もあるようです。

トランスアクスルからの冷却水漏れにつきましてはV8エンジン搭載モデルのDB11に散見されます。

お客様へ状況をご案内、純正新品部品を取り寄せ交換させていただきました。

車両から取り外した樹脂製カバーには歪みが見受けられました。
車両から発せられる熱の影響でカバーに歪みが発生、シール不良を起こし冷却水が漏れたのでしょう。

今回は純正品を取り寄せ、交換の運びとなりましたが、当店ではこの樹脂製カバーをアルミ削り出しでワンオフ制作した実績がございます。

詳細につきましては下記ブログをご覧くださいませ。

Aston Martin DB11 法定12ヶ月点検整備

上記写真、右側が当店がワンオフ制作したトランスアクスルカバーです。
樹脂製の純正品に対しこちらはアルミ製ですので熱害に強く、冷却水漏れのリスクも最小限に抑えられます。

部品交換後は不足分の冷却水を補充し、再度冷却水経路に圧力をかけて冷却水漏れのチェックを実施。

修理箇所、及び冷却水経路全体に問題がないことを確認し、修理完了とさせていただきました。

冷却水が漏れるとエンジンが冷却されずオーバーヒート、最悪の場合エンジン破損に繋がるリスクもございます。

昨今はアンダーカバーでフロア一面が覆われている車両も一般的になってきているため、定期点検等で整備工場にご入庫いただいて初めて油脂類の漏れに気付かれるケースも珍しくありません。

不具合はできる限り初期症状の段階で対処すれば、修理にかかる費用も抑えられる傾向にございます。

最低限、一年毎に定期点検をお受けいただくこと、また車両に違和感を感じた場合はそのままにせず、整備工場へご入庫いただき点検をお受けいただくことをおすすめさせていただきます。

定期点検、車検、各種不具合修理をご用命の際は国の認証を受けております当店をぜひご利用くださいませ。

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

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Aston Martin DB11 法定12ヶ月点検整備

 

アストンマーティン DB11

DB9の後継として2016年にジュネーブモーターショーで発表された、ダイムラーと技術提携後初のモデルとなります。
アストンマーティンとしての美しさを踏襲しつつ、GTカーとしての快適性が向上した一台です。

今回は法定12か月点検をご用命いただきました。

ご入庫後は車両を整備ブースへ移動、法定点検項目に沿って各種受け入れ点検を実施いたします。

ボンネットが一般の自動車とは逆側に開く、いわゆる「逆アリゲータータイプ」。
なおかつ二枚貝のように立体的な構造を有するクラムシェルデザインのため、ボディラインに余計な切れ目がなく、フロントフェイスの流麗さが際立ちます。

こちらの車両はV8エンジン搭載モデルです。

4.0Lツインターボエンジンは510PS/675N.mを発揮します。

バッテリーを点検。

従来のバッテリーテスターは、バッテリーの状態を点検する際に強い負荷をかけてしまいます。

当店はバッテリーに負荷をかけることなく状態を点検することが可能なMIDTRONICS(ミドトロニクス)社のテスターを採用しております。
バッテリーの表面上の状態しか点検できないテスターとは違い、バッテリー内部の状態、健全性等の深部まで点検した結果がわかります。

日頃より安心してお車をお乗りいただくためにも、確実な点検結果をご提供できるよう適切な機材を取り揃えております。

点検結果は概ね良好、バッテリーは交換ではなく充電にて様子見とさせていただきます。

エンジン冷却水点検。
大きな劣化は見受けられませんでした。

ブレーキフルード点検。
こちらも大きな劣化は見受けられず、状態は良好です。

エアクリーナーエレメント点検。
VHアーキテクチャ世代のVantage系やDB9/DBS/Virageと比較しエアクリーナーBOXのレイアウトがエンジンルーム内上部付近に移設されたおかげで、エンジンオイル吹き返しによる湿潤に悩まされることはなくなりました。

点検の結果は目詰まりもなく状態良好。清掃し、車両へ組付けます。

法定点検の際はブレーキやショックアブソーバー、サスペンションアーム等の足まわり部品に緩みがないか、工具を用いて点検いたします。

お客様に安心してお車にお乗りいただけるよう、各部をしっかり点検させていただきます。

アストンマーティンはトランスミッションとディファレンシャルが一体となっている変則機構「トランスアクスル」を採用しております。

DB11はトランスアクスル内部に冷却水経路が設けてあり、経路を密閉する蓋の役割を果たす部品の劣化で冷却水が漏れる事例が確認されております。
比較的広い面積を樹脂製のプレートで蓋をする形になっておりますので、新品に交換しても短期間で冷却水漏れが再発してしまう場合もあるようです。

当店では冷却水漏れ再発を防止するべく、該当部品をアルミ削り出しでワンオフ作成した実績がございます。
こちらの車両もオーナー様から当店へ冷却水漏れでお悩みのところご相談いただき、部品ワンオフ制作の運びとなりました。

取り付けから2年ほど経過しましたが、冷却水の滲み、漏れは一切なし。
冷却水漏れに悩まされることなく快適に乗れるようになったとオーナー様にもご満足いただいております。

タイヤ、ブレーキパッド残量も問題なし、車両全体の状態も非常に良好でした。
車両各部の点検結果をもとに作成したお見積りをお客様へご案内し、法定点検整備の方向性をヒアリング。
整備内容をご指示いただきました後に、整備作業着工とさせていただきました。

まずはエンジンオイル及びオイルフィルターエレメントを交換いたします。
エンジンオイルドレンよりエンジンオイルを排出。

オイルフィルターエレメント交換時はトルクレンチを用いて規定トルクで締め付けます。

エンジン内部機構保護のためにも、エンジンオイル交換の際はオイルフィルターエレメントの同時交換をおすすめさせていただきます。

当店はアストンマーティン用のオイルドレンボルト、オイルフィルターエレメント等の定番消耗品類をはじめ、ブレーキパッド等も常時在庫がございますので、部品待ちのお時間をいただくことなくクイックな整備作業が可能です。

エンジンオイルはWAKO’S 「Euro Touring 5w-40」をチョイス。
ASEA:C3規格ですので、DB11に要求される規格に適合しております。

さらにエンジン内部保護性能を向上させるため、WAKO’S S-FV・S(スーパーフォアビークル シナジー)を添加。
エンジンにオイルを規定量注入していきます。

エンジンオイル新旧比較。
並べると違いは一目瞭然です。

エンジンオイルは年間の走行距離が浅くても劣化が進行してしまいます。
最低限、年に1度の交換をおすすめさせていただきます。

ご用命によりブレーキフルード交換を実施。

今回はアストンマーティン純正ブレーキフルードをチョイス。

このブレーキフルードにもアストンマーティン品番が割り振られており、れっきとした純正部品です。
パッケージの通りCastrol社製ですが、一般市場に流通しているものではございません。

ブレーキフルード新旧比較。

こちらの車両につきましてはブレーキフルード劣化の進行は極めて低いですが、ブレーキの状態を高水準で維持するために1年毎の交換も有効な手段かと考えます。

消耗品交換後はエアコンガスメンテナンスを実施。

エアコンガス添加剤も併せて添加、エアコンシステム性能、及び内部保護性能向上を図ります。

定期的なエアコンガスのメンテナンスはエアコンの効きを最適化するだけでなく、システムの負担を減らし部品の故障リスクを低減する効果もございます。

エアコン関連は故障すると修理費用が高額になる傾向にありますので、予防整備として当店では定期的なエアコンガスメンテナンスをおすすめさせていただいております。

エアコンガスメンテナンスのみのご入庫も承りますので、当店へお気軽にお問い合わせくださいませ。

エアコンフィルター交換。

エアコンフィルターは埃やごみを吸着しすぎると目詰まりしエアコン吹き出し口からの風量低下、また経年によりカビ臭の原因にもなります。
お車を快適にお乗りいただくためにも定期的な交換をおすすめさせていただきます。

フロントリップのボルトに錆が見受けられましたので処理します。

錆を除去し、再塗装。

全ての整備作業完了後にメンテナンスインターバルのリセットを実施。

法定点検、車検ご入庫いただきました車両は手洗い洗車をさせていただきます。

当店は純水器を導入しておりますので、ボディに水垢が付着する心配はございません。

ご納車までのお預かり期間中は適宜バッテリーの充電をさせていただきます。

作業完了後に最終チェックを実施し車両全体に問題がないことを確認、整備完了となりました。

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

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Aston Martin V12 VANQUISH トランスミッション載せ替え

アストンマーティンV12ヴァンキッシュのお客様、トランスミッション載せ替えのご依頼で入庫されました。

以前トランスミッションより異音がするとのことでご来店されたことがあり、その際は診断機で状況を確認し、点検・診断のみ実施させていただきました。
結果として内部故障の可能性が高いためトランスミッションの交換やオーバーホールでないと修理は難しい旨をご説明させていただきました。
しかしV12ヴァンキッシュのトランスミッションオーバーホールや新品の交換は費用の面からかなりハードルが高く、部品の入手も見通しが難しい状況です。

今回、スペアの中古トランスミッションが手に入ったという事で交換作業のご依頼をいただきました。
中古トランスミッションは国内で見つけたとのことでしたが、現状の国内のV12ヴァンキッシュ個体数を鑑みますとかなり奇跡的な事例です。
海外を含めて見つけようとしてもかなり期間をかけて探して見つかるかどうか…というレベルのはずです。
見つかったとしても当然程度は考慮できませんので、もし程度が良ければ稀有としか言えないものです。
結果的に今回の中古トランスミッションは内部からの異音も無く、使用するにあたり問題は有りませんでした。
事前の情報は多少あるにせよ、実際に搭載して走行するまで状況は不明ですので、半ば賭けではあります。

トランスミッション交換作業に入っていきます。
まずアンダーカバーを外しますが、V12ヴァンキッシュのアンダーカバーを外すにはかなりの数のボルト類やスペーサーを取り外していきます。
重量もありますので作業は慎重に行います


エキゾーストパイプ後部には断熱材が巻かれているので断熱材を外し、エキゾーストパイプを外します。

プロペラシャフトを外します。

V12ヴァンキッシュのトランスミッションは車両前部にオイルポンプが付いており、オイルクーラーへミッションオイルを循環させています。
その配管が接続されているので配管を外していきます。


ASMオイルポンプからの高圧ホースとリザーブへ戻すための低圧ホースのクイックカプラを切り離します。
こちらはカプラを切り離してもオイルラインにオイル漏れやエア噛みしない構造のカプラになっており、切り離す際もオイルは漏れません。


ASMシステムのバルブボディやミッションの各センサーやスイッチからカプラーを外し、車両側ハーネスを外していきます。

ボディセンタートンネルとトランスミッションの隙間はかなり狭く、何か作業できるような隙間はありません。

トランスミッションの内部構造は通常のマニュアルトランスミッションと同じですが、機械によりシフトチェンジするASMシステムが大きな違いです。
シフトチェンジのための油圧アクチュエータとバルブボディがトランスミッションの後部に付いています。

ベルハウジングからトランスミッションを切り離して下ろします。
ベルハウジング内部もスレーブシリンダのストロークセンサーやインプットシャフトの回転センサーなどハーネスが入っているのでハーネスを傷めないよう慎重に外していきます。


スペアの中古トランスミッション。

スペア中古ミッションとの各部品の状態を比較した結果、現車のスレーブシリンダやバルブボディ、シフトアクチュエータをスペアのトランスミッションへ移植します。
シフトアクチュエータを脱着に伴い、センサーで認識しているニュートラル位置と各シフト位置が規定位置に入っているか確認作業をします。
確認の結果ズレがあればシフトアクチュエーターの位置を調整します。今回はシフトアクチュエータ脱着したため調整まで実施しました。
この調整作業は車載状態では不可能で、ミッション本体が車体から降りた状態の時しかできません。
異常が無くとも走行により位置ずれが生じる場合があるのでクラッチ交換などミッションを下ろしたタイミングで出来るだけ実施します。

アクチュエータをはアルミのブラケットを介してボルト4本でミッションに固定されていますが、後ほど調整する可能性があるのでこの移植段階では仮固定です。

ベルハウジング内部に接続するハーネスに損傷がありましたのでハーネスを修理します。
トランスミッションが降りていないと作業できない箇所です。


今回ベルハウジングも交換するので取り外しますが、ベルハウジングにはスターターモーターが固定されておりスターターモーターを取り外さないとベルハウジングが外れません。
右フロントタイヤハウスからスターターモーターの取付ボルトを緩めました。
スターターモーターを留めているボルトとエンジンブロックの間が非常に狭いためボルトの脱着が困難です。


スペアミッションのベルハウジングを取外し、エンジンへ取付け、スターターモーターを復元します。

ここまで準備ができたところで、トランスミッションのニュートラル位置、シフトアクチュエーターのシフト位置調整を行います。

SSTの延長ハーネスでエンジンハーネスをエンジンルームから、トランスミッションコントロールモジュール(TCM)からのハーネスを助手席足元からそれぞれ延長してSSTの疑似ミッションハーネスへ接続。

トランスミッションはミッションジャッキに固定してリフトで上げた車両下へ配置し、車両ASMポンプからの高圧ホースとリターンホースを接続します。
SSTの疑似ミッションハーネスを各コネクタへ接続します。

作業はイグニッションをON状態で操作することが多いためバッテリー上がり防止と電圧確保のため給電用の電源を接続します。

診断機を接続し、この状態でイグニッションをONして診断機を起動。
SSTを使用してまずニュートラル位置の検出と調整、シフトアクチュエーター、シフト用シャフトの固定をし、各ギヤのシフト位置検出と調整と進めていきます。

ターゲットと現在のニュートラル位置が表示されるので、ターゲット内に黒い点を入れるようにします。
さすがに初期位置はずれているので位置を調整。

調整後はターゲット内にニュートラル位置を表す黒い点が入るようになりました。

ギヤ位置確認と調整。


シフト位置確認と調整。

ここまで調整したら各SSTハーネスやホース類を取り外し、ミッションを車体に搭載していきます。
ミッションを上げつつ接続する車両ハーネスを損傷しないよう搭載します。搭載後ではコネクタの接続ができない箇所があるので、車両ハーネスを各コネクタへ接続しながら慎重に搭載します。
後部のミッションマウントを取り付け仮固定します。

この状態でハーネスの接続に不備が無いかなど確認。ASMポンプからのホースを接続し、搭載状態でのシフト位置を診断機で確認していきます。

この状態でもシフト位置が正常であることが確認出来ました。
場合によっては搭載後シフト位置のずれが発生してしまうため、その際は再度ミッションを下ろしてシフト位置の調整を行うという手間が発生してしまいます。

搭載後のシフト位置ずれ、作動に問題が無かったのでミッションマウントを固定し、ベルハウジング接続部の本締め、各ハーネスやコントロールユニットの接続と固定、各ホース類の接続、スターターモーターの取付、プロペラシャフト取付など復元作業を進めます。
トランスミッションオイルを補充します。
V12ヴァンキッシュはトランスミッションオイルにD-3タイプのATFを使用しております。

ミッションオイルは指定品を使用することをおすすめします。
念のためASMオイルの量を確認。タンクが2段構造です。

駆動系部品など復元後、再度リフト上でシフトが問題なく出来るかエンジンを始動してトランスミッションの動きを確認します。

各シフトが問題なく作動することが確認出来ました。
同時に脱着に関連する箇所の状態とオイル漏れなどが無いか下回りの状態を確認し、走行可能な状態にします。
路上にて試運転を実施し、ミッションの作動確認、オイル漏れなどを点検。
問題無い状態が確認出来ましたので、バッテリーの充電など車両のコンディションを整えまして納車させていただきました。

この度はご入庫誠にありがとうございました。

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Aston Martin DB9 Volante 車検整備②

アストンマーティン DB9ヴォランテの車検整備となります。
先日、車検時の受入からお見積り内容までをご紹介させていただいた車両の続きで整備作業となります。

弊社にて、車検毎にご案内しております各種消耗品の交換作業をお見積り内容に沿って、順次行っていきます。
まずは、エンジオイルとエンジンオイルフィルターの交換です。
WURTHのフラッシングトリートメントを実施します。
フラッシングトリートメントは古いオイルを抜く前に規定量を添加し、10分程度アイドリングさせ、
エンジン内部隙間の汚れを溶解させエンジオイルと一緒に排出し、
エンジン内部を清浄化及び新しいオイルの性能を最大限に引き出し効果があるとされています。
清浄なオイル経路は、潤滑性能を最適化し、エンジン部品の摩耗を低減させ、結果として燃費の改善やエンジンの寿命の延命にも繋がります。

 

こちらのフラッシングトリートメント実施の際にオイルフィルターも要交換となりますので、
車検整備の際に弊社ではおすすめしております。
アストンマーティン12気筒のドレンボルトはシール剤と一体型となっており
ワッシャーは使用していない為、再利用不可ですのでエンジンオイル交換毎に要交換となります。

エンジンオイルと一緒にWAKO’S スーパーフォアビークル シナジーを添加します。
エンジン内部の摩擦・摩耗を防止するだけでなく、エンジン内部を綺麗に保ち、
保護することができますので、エンジンの寿命延長や静粛性の向上が期待できます。

次にブレーキフルード交換となります。
ブレーキフルードは空気中の水分を吸収するため、時間が経つにつれて水分量が増加し劣化します。
水分を吸収すると沸点が下がり、高温時に沸騰しやすくなります。
ブレーキフルードの沸騰により気泡が発生し、ペダルを踏んでも力が伝わらなってしまい
ブレーキが効かなくなる危険性がありますので、車検毎要交換となります。
当工場では圧送機を使用しています。

圧送したブレーキフルードを各キャリパーについているブリーダーから古いブレーキフルードを排出させて交換していきます。

ブリーダー清掃時に同時にキャリパーやハブまわりの清掃を行います。
清掃後はグリスアップをすることで錆や固着の防止にとなります。

タイヤは車両へ復元する前に普段の洗車では手の届かないホイールの裏側やナット取付部の清掃をします。

パワーステアリングフルードの交換です。

油圧式パワーステアリングでは、フルードの劣化によるパワステポンプへの過負荷及び故障を防ぐため、
定期的な交換が必要です。交換の目安は走行距離2万~5万kmごと、または2~3年ごとですので
なるべく車検毎の交換をおすすめいたします。
異音やハンドルの重さ、オイルの変色・異臭といった劣化症状が出る前の交換おすすめとなります。

タンクより抜きとった古いフルードです。
かなり黒く、汚れが目立ちます。

新しいフルードです。

エアコンガスのメンテナンスです。
TEXA780Rにてメンテナンスと行います。

車のエアコンガスは年間約3パーセントから5パーセント減少していくそうで、
規定値400gの場合、5年後には300gまで減少してしまうそうです。
エアコンガスは規定量の充填がされていないと100%の性能を発揮出来ません。
エアコンガス不足で使用をつづけた場合、室内温度が下がらない、燃費悪化、
コンプレッサーの故障の原因となってしまいます。
そこで、TEXA780Rはお車のエアコンガスを一度回収してガスに含まれているオイルや不純物を取り除き充填してくれます。
そして車両に規定値量のエアコンガス(不純物を除去したガス+不足量)とオイルを充填。
規定値量を充填することで、エアコン本来の性能(効き)を発揮してくれます。

エアコンガス及びコンプレッサーオイルの回収、リサイクルを車輛の規定値に合わせて充填します。
また、新しいR1234yf冷媒を搭載した新しい車両にも対応しています。

メンテナンス前後で吹き出し口へ温度計をあててみたところ差がでました。

その他、各種消耗品の交換をしていきます。
こちらはエアコンフィルターの交換です。

ワイパーリフィールの交換です。

車両を傷つけないようにワイパー交換モードへ移動し作業をしております。

WAKO’Sクーラントブースターを冷却水に添加します。
冷却水の性能維持効果があり、性能を維持することにより劣化を遅らせ交換時期を延命しますので、
結果的に経済的にもなりますし、その分廃冷却水が出ませんので地球にも優しいです。

キーバッテリー交換です。
2年を超えるとキーの反応が悪くなりますので当工場では車検毎にサービスにて交換させていただいております。
アストンマーティンのキーバッテリー交換は国産車に比べて難易度が高いのでご入庫の際にお声掛けいただければ車検ではなくとも交換させていただきますのでお気軽にお申し付けくださいませ。

最後にロードテスト等行い不備等がないことを改めて確認し、作業完了となります。
車検点検時のみ洗車特典がついております。
お返し前には純水器にてユーザー様の大切なお車に洗車時の水垢が残らないように洗車をしております。

この度は、車検整備のご用命誠にありがとうございました。

 

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AstonMartin V8vantage エンジン不調修理

アストンマーティンV8ヴァンテージのエンジン不調の診断・修理となります。

エンジンが振動する時があったとのことでエンジン不調(チェックランプ点灯は無し)診断
のご依頼いただきました。

まずは車両の状態を確認します。
エンジンをかけてみると常時ではなく時々振動がします。
AMDS(アストンマーティン純正診断機)をあて、故障コードの過去歴を確認してみます。

 

エンジン関係に振動に繋がるような故障コードの入力はありませんでした。
振動が失火のようでしたので、失火カウンターも念のためチェックします。

失火の検出がある場合は該当シリンダーの番号の部分がカウントされるのですが、今回検出はありませんでした。
実際にスパークプラグの状態を目視確認します。
全数(8本分)確認をします。

焼け具合に目視で分かるような異常は見受けられませんでしたので復元します。

KOERテスト(キーON・エンジンRUN)テストにてエンジンをかけた状態でどこに不具合があるかを検知してくれるテストを実施しました。

テストが途中で中断されてしまいました。
点火タイミングの保存値を確認するとそもそものデータが飛んでしまっていました。

この影響で車両側が故障コードを拾えていなかったと推測し、
エンジン不調が常時ではなく、たまにということもあり、エンジン学習を行いました。

再度ロードテスト等実施し、車両の状態を改めて確認していきます。
この頃には症状が入庫時より顕著に出るようになっていましたので、
再度、AMDSにて故障コードを確認していきます。

P0305 5番シリンダーにミスファイア(失火)
P2197 バンク2センサー1のO2センサー故障コード
の入力がありましたのでそれぞれについて診断を進めていきます。

まずは、失火カウンターの確認です。

5番にかなり失火検出があります。
次に5番のスパークプラグのみを隣の6番と入れ替えて失火が移るか確認します。

スパークプラグのみを入れ替え、カウンターも6番に入りましたので
イグニッションコイルの故障ではなくスパークプラグの故障と診断をいたします。

現状、実際に故障しているのは1本のみですが、
同じ環境で同じ期間使用されている他のスパークプラグも徐々に故障する可能性が高いです。

該当箇所のみ交換をするか、念のため全数交換をするかをお客様にご判断いただき、
全数交換をご希望されましたので今回は、全数交換にて作業を進めさせていただきます。

この段階でかなり振動がありましたので、失火がO2センサー故障コードに影響を与えている
可能性や車両への悪影響を考慮し、ひとまず交換作業をさせていただきます。

交換作業が完了しエンジン振動が無事に無くなりましたので、
診断機接続し、コードリセットとエンジン学習値の再学習を実施しました。

その上でO2センサーの波形も念のため確認します。
波形確認時はしっかり暖気してから行います。

若干波形乱れはありましたが、今すぐ交換の必要は無い程度でした。
ロードテスト後も故障コードの再入力はありませんでしたのでO2センサーに関しては
様子見にてご案内させていただきました。

最後に各部機能チェックし、ご納車させていただきました。

今回は、症状が出ていてもチェックランプ点灯がしていなかったです。
症状も常にではなくたまに出る程度でしたが、お早めにご連絡いただいたことで
O2センサーの交換の必要がなかったので修理金額を抑えることにも繋がりました。
何かいつもと違うなと感じましたり、ご不安なことがございましたらお気軽にご相談くださいませ。

この度は、修理ご依頼誠にありがとうございました。

 

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Aston Martin V12 Vanquish ASMフルード漏れ修理

アストンマーティン V12ヴァンキッシュ

英語で「打ち負かす」、「征服する」、「克服する」の意味を持つ「Vanquish(ヴァンキッシュ)」
アストンマーティンのフラッグシップマシンにい相応しい車名です。

イギリスはニューポートバグネル工場で、人の手で組み上げられたヴァンキッシュは大量生産された工業製品としての自動車とは一線を画す魅力がございます。

ヴァンキッシュも3代目となる現行モデルが発表されたことは記憶に新しいですが、ヴァンキッシュといえば映画「007」シリーズにも登場したこの初代モデルがお好きな方も少なくないはずです。

ボンドカーとしての側面も持つヴァンキッシュですが、生産されてから20年近くの年月が経過し、故障に伴う大掛かりなメンテナンスも珍しくなくなりました。

こちらの車両は走行不能となってしまい、レッカー入庫となりました。

V12ヴァンキッシュの変速機構はマニュアルトランスミッションがベースとなっており、車両がドライバーに代わってクラッチの断続、及び変速を行います。

クラッチの断続、変速は油圧で制御されており、フルードが漏れた場合、走行不能になってしまいます。

車両を整備エリアへ移動させ、リフトアップ。
エンジンとトランスミッションの接合部付近よりフルードの漏れが見受けられました。

漏れ箇所を特定するためにトランスミッションを車両から降ろします。

トランスミッションインプットシャフト側

写真赤丸部分、クラッチを断続するスレーブシリンダーに繋がるASMホースからフルードが漏れていたようです。
今後も安心してお乗りいただけるよう、ASMホースは全数交換させていただくこととなりました。

クラッチを断続するための部品「スレーブシリンダー」

こちらもASMフルードの油圧がかかる部品です。

部品供給の関係で今回は新品交換ではなく、現品オーバーホールで対応いたします。

スレーブシリンダーのオーバーホール完了まで時間がかかりますので、別の作業に移ります。

現在の走行距離を鑑み、併せてクラッチプレート/カバー/パイロットベアリングを交換いたします。

V12ヴァンキッシュ/V8ヴァンテージ/V12ヴァンテージS等、マニュアルトランスミッションをベースとした変速機構を採用している車両は定期的なクラッチ交換作業が必要となります。

クラッチ関連部品交換後、各部を規定トルクで締め付け実施。

当店はV12 ヴァンキッシュをはじめアストンマーティンの整備マニュアルを各種保有しておりますので、正確な情報をお調べすることが可能です。

スレーブシリンダーのオーバーホールも完了しましたので、トランスミッションまわりの整備作業に移ります。

ASMフルードが漏れて汚れたハウジングを清掃し、スレーブシリンダーを取付けます。

バルブボディに取付けられているASMホース。
経年により変色、劣化が見受けられます。

上記写真部分を含む、すべてのホース類を新品に交換。

ASMホースは経年劣化によるフルード漏れが往々にして発生してしまう部品です。
V12ヴァンキッシュのASMホースは純正新品としてホースのみの供給は無し、バルブボディAssyの構成部品にホースも付属してくるという供給設定のみとなります。

バルブボディAssy交換と比較してリーズナブルに、安心してお乗りいただけるよう、今回のように社外品のASMホースを入手し交換をする整備の方向性も有効かと考えます。

またV8ヴァンテージ/V12ヴァンテージS等に採用されておりますスポーツシフトのASMホース交換作業も承っております。

ASM関連部品の劣化が気になる、走行不能になる前に予防整備として交換を検討されているお客様はお気軽に当店へお問い合わせくださいませ。

ASMホース交換後はトランスミッションギヤセレクター部分の整備へ移ります。

走行中の変速時、シフトミスをするときがあるので改善したいとご用命いただきました。
トランスミッションギヤセレクター部分のガイドプレートに原因があると考えますので、部品を取り外し確認します。

取り外したシフトセレクターガイドプレート
油圧でギヤセレクターを動かしHパターンガイドの溝をキーがスライド、変速をします。

プレートのガイド部分にキーと強く接触、削れた跡がありました。
これが原因でスムーズに変速できず、シフトミスを誘発していたと考えられます。

キーとの接触を避けるため、プレートに加工を施します。
加工後はトランスミッションへ元通り組付け、トランスミッション搭載前に動作テストを実施し確認します。

V12ヴァンキッシュはトランスミッションを車両へ搭載してしまうと、スペースの問題で各種調整ができません。

アストンマーティン純正特殊工具を用いて、トランスミッションを搭載せずとも車両と接続している状態にします。

当然ですがこの作業もアストンマーティンから供給される整備マニュアルに記載されており、正規手順を踏んだ作業になります。

この独特な調整作業はV12ヴァンキッシュ以外には存在しないでしょう。

シフト位置を診断機で確認、ズレもなく良好です。
ガイドプレート加工後は違和感なくギヤが入るようになりました。

ギヤセレクターポジションが規定位置に収まっているか確認。

写真の緑~黄色の範囲内に黒い点が収まっていれば規定値内となります。
微調整を繰り返し、無事に中心値に納めることができました。

全ての調整作業完了後、トランスミッションを車両に搭載します。

トランスミッション搭載後はプロペラシャフト等も組み付け車両を復元。
走行、及び変速フィールが正常かチェックのために試運転を実施します。

問題なく走行ができることを確認、整備完了となりました。

アストンマーティンを代表する貴重な一台も時代の流れには逆らえず、徐々に入手不可能な部品も増えてきてしまいました。

アストンマーティンの伝統と歴史を守る意味も込めて、我々もできる限りのメンテナンスをさせていただきたいと思います。

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

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