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Aston Martin RapideS ABSモジュール修理

アストンマーティン ラピードSのABSモジュール修理となります。

今回は、業者様からのご依頼となります。
メーター内に

・トラクションコントロールイチジオフ
・ABS/DSC ハヤイジキニテンケンヒツヨウ
・ABSチェックランプ点灯

が表示されているとのご用命を受け、車両お預かりさせていただきました。

アストンマーティン純正診断機にてまずは診断を進めさせていただきます。
診断機をあて、故障コード一覧を確認します。

エンジン関係には汎用テスターを繋いだ際に入力してしまうP1923/U0115が右バンクに確認され、
左バンクには触媒効率低下を示すコードP3070/P3071の入力がありました。

エンジン不調な時があったとのことで症状は出ておらず、
・ポンプコネクター溶損点検
・フューエルプレッシャー数値実測値
それぞれ点検し良好なことを確認しました。

また、触媒効率低下のコードがありましたので、O2センサーの波形を確認しましたが
大きな乱れはありませんでした。(写真を撮り忘れてしまいました。。。)

症状が出ていないこともありましたので、O2センサー交換または故障コード消去で様子見を提案させていただきました。
O2センサーは上流側4本下流側4本の合計井8本(約5万円/1本)の部品費用を鑑み今回は、様子見にてご了承いただきました。

EBS(Electronic Braking System Module)にはABSポンプ故障の関するコード40201Cの入力がありました。
こちらがABSチェックランプ点灯に繋がっております。

まずはABSモジュール接続部のコネクター部に断線や劣化がないことを確認します。

配線まわりに異常がないことを確認できました。

当初、本体交換にてご案内させていただいたのですが、
新品は国内在庫なし本国オーダーで高額となるので修理でとご用命いただきました。

同業他社様からのご提案ということで、信頼のおける修理業者様もご存知でご紹介くださり、
今回は、ABSモジュールの現品修理にて作業を進めさせていただきました。
早速、取り外し作業へ入ります。
左フロントのタイヤハウスの内側にABSモジュールはあります。

ブレーキフルードが垂れてしまうのでしっかりまわり飛び散らないように保護やキャップとなるものをつけておきます。
今回は、専門の業者様にて修理ですので梱包し、修理業者様へ発送しました。
基盤だけでなく、モーター部分もだいぶ腐食してしまっていたとのことです。
下記写真はモーター部分で、返送していただき中を確認することができました。

修理後のABSモジュールです。

早速取付け作業へ入ります。
取付け後はフルード漏れ等入念にチェックしますので、よりわかりやすいようにしっかり清掃清掃しながら取付けます。

取付け後、純正診断機にてエア抜き作業を行っていきます。
純正診断機にてブレーキシステムブリードという項目がありますので、
ABSポンプを意図的に動かしエア抜きをすることが可能です。
ここからは診断機の指示に従います。

純正テスターの指示に従い、各ブリーダーより十分エア抜きができました。
遂にコンプリートです。
最後にロードテストテスト実施し、フルード漏れがないことを確認しその上で故障コードが再入力しないか確認しました。

無事にメーター内の表示も消えました。

ABSモジュールの脱着が伴う作業は純正診断機を使用した作業が伴います。

弊社では、アストンマーティンに限らずポルシェ・BMW・メルセデスベンツ等輸入車メーカーを中心に純正診断機を取り揃えておりますので、
同業他社様からのご相談もお受けいたしております。

また、カーユーザー皆様のお困りごと等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ!

最後に各部機能チェックをご納車させていただきました。

この度は、ご用命いただき誠にありがとうございました。

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Aston Martin V12 Vantage S Roadster 車検整備

アストンマーティン V12 Vantage S Roadster 車検整備にてご入庫いただきました。
パステルブルーのボディカラーが目を引く車両です。

アストンマーティンのソフトトップはVantageシリーズに「Roadster」(ロードスター)、DBシリーズに「Volante」(ヴォランテ)の名が与えられています。
「Roadster」 直訳すると「道を行く者」、19世紀のアメリカで旅行に適した軽量な馬車を表すために使用したことが語源のようです。

なお「Volante」(ヴォランテ)の意味については下記の当店ブログ記事をご参照くださいませ。

Aston Martin DB11 Volante ブレーキ鳴き修理

ご入庫後は車両を整備エリアへ移動させ、法定点検項目に沿って各部を点検していきます。

純正診断機 AMDSを車両に接続し、各種故障コードを読み込んでいきます。
純正診断機を用いて然るべき情報を読み取り、車両の状況が把握できることが当店の強みです。

続いてバッテリーを点検。
従来のバッテリーテスターは、バッテリーの状態を点検する際に強い負荷をかけてしまいます。

当店はバッテリーに負荷をかけることなく状態を点検することが可能なMIDTRONICS(ミドトロニクス)社のテスターを採用しております。
バッテリーの表面上の状態しか点検できないテスターとは違い、バッテリー内部の状態、健全性等の深部まで点検した結果がわかります。

日頃より安心してお車をお乗りいただくためにも、確実な点検結果をご提供できるよう適切な機材を取り揃えております。

点検結果は概ね良好、バッテリーは交換ではなく充電にて様子見とさせていただきます。

続いてブレーキまわり点検。
V12 Vantage Sにはカーボンブレーキが搭載されており、その特性上ブレーキパッドの摩耗量は非常に少ないです。

こちらの車両も例に漏れず、前後ブレーキ共に残量は十分です。

タイヤ点検、経年劣化もなく残溝も問題ございません。

エアクリーナエレメント点検。
アストンマーティンはV8/V12エンジン共に車両をリフトアップしフロントタイヤを外さなければ点検することができません。

状態は良好、問題ございません。

ブレーキフルードの劣化状態を点検いたします。
劣化は進んでおりませんが、今回は車検整備ですので定期交換をおすすめさせていただきます。

インテークマニホールドに繋がっている負圧チューブ。

アクセルを踏み込み車両が加速をする際、必要となるエンジン吸入空気量が増加します。
急激に吸入空気量が増加した際にエンジンへの空気供給が間に合わなくなり、アクセルレスポンスに影響を及ぼす場合がございます。
そのため加速時は通常の空気供給ルートに加え、エアクリーナーBOXのバイパスルートを通じて吸入空気量不足を防止する機構が設けられています。

バイパスルートのバルブはインテークマニホールドの負圧を利用し開閉動作を制御しており、その負圧取り出し箇所が上記写真部分です。
この負圧チューブはエンジンからインテークマニホールドに吹き返してきたエンジンオイルの影響で劣化、膨潤してしまいます。

劣化が進行するとチューブの差し込みが甘くなり、隙間から二次空気を吸い込んでしまいエンジン不調やエンジンチェックランプ点灯の原因となってしまいます。
この車両の負圧チューブにも劣化が見受けられましたので、交換をおすすめさせていただきました。

車両各部の点検結果をもとに作成したお見積りをお客様へご案内し、車検整備の方向性をヒアリング。
整備内容をご指示いただきました後に、整備作業着工とさせていただきました。

まずはエンジンオイル交換前にエンジン内部フラッシングを施工いたします。

当店ではWURTH(ウルト)社のフラッシング剤を採用しております。
交換前のエンジンオイルに添加しアイドリングさせることでエンジン内部を洗浄します。

フラッシング施工後はオイルドレンよりエンジンオイルを排出。
エンジンオイル及びオイルフィルターエレメントを交換いたします。

アストンマーティンのエンジンオイルドレンボルトはシールパッキンと一体になっているため、オイル交換時はドレンボルトも同時交換になります。

またエンジン内部機構保護のためにも、エンジンオイル交換の際はオイルフィルターエレメントの同時交換をおすすめさせていただきます。

当店はアストンマーティン用のオイルドレンボルト、オイルフィルターエレメント等の定番消耗品類をはじめ、ブレーキパッド等も常時在庫がございますので、部品待ちのお時間をいただくことなくクイックな整備作業が可能です。

エンジンオイルはWAKO’S 「Euro Touring 5w-40」をチョイス。
ASEA:C3規格ですので、V12 Vantage Sに要求される規格に適合しております。

さらにエンジン内部保護性能を向上させるため、WAKO’S S-FV・S(スーパーフォアビークル シナジー)を添加。
エンジンにオイルを規定量注入していきます。

エンジンオイル新旧比較。
並べると違いは一目瞭然です。

エンジンオイルは年間の走行距離が浅くても劣化が進行してしまいます。
最低限、年に1度の交換をおすすめさせていただきます。

次にトランスアクスルオイルを交換いたします。

アストンマーティンのVantage系車両はトランスミッションとディファレンシャルが一体となっている変則機構「トランスアクスル」を採用しています。

オイルドレン、フィラーガスケットは新品に交換いたします。

トランスアクスルに注入する新品オイル。
このオイルにもアストンマーティン品番が割り振られており、れっきとした純正部品です。

パッケージの通りCastrol社製ですが、一般市場に流通しているものではございません。

トランスアクスルのフィラーから規定量を注入していきます。

トランスアクスルオイル新旧比較。
走行距離の浅い車両でしたが、経年により劣化が進んでいたようです。

トランスミッション、ディファレンシャル、トランスアクスル等の駆動関係オイルも定期的な交換をおすすめさせていただきます。

圧送交換機を車両に接続し、ブレーキフルード交換作業を進めます。

ブレーキフルード新旧比較。

ブレーキフルードはブレーキペダルの踏力を各ブレーキキャリパーへ伝達する重要な役割を担う部品です。
劣化が進行するとブレーキペダルタッチや、制動能力の悪化に繋がりますので、定期的な交換をおすすめさせていただきます。

経年劣化しているインテークマニホールド負圧チューブを交換いたします。

エアクリーナーBOX内部からインテークマニホールドまで伸びているチューブ複数本でエアバイパス開閉機構が構成されておりますので、全数のチューブを交換いたします。

インテークマニホールドに差し込まれる部分は膨潤し明らかにサイズが変わっておりました。
新品チューブを車両へ取付け、エアクリーナーまわりを復元していきます。

法定点検の際はブレーキやショックアブソーバー、サスペンションアーム等の足まわり部品に緩みがないか、工具を用いて点検いたします。

お客様に安心してお車にお乗りいただけるよう、各部をしっかり点検させていただきます。

各種油脂類の交換作業完了後はリフトから車両を移動させ、エアコンガスメンテナンスを実施。

エアコンガス添加剤も併せて添加、エアコンシステム性能、及び内部保護性能向上を図ります。

定期的なエアコンガスのメンテナンスはエアコンの効きを最適化するだけでなく、システムの負担を減らし部品の故障リスクを低減する効果もございます。

エアコン関連は故障すると修理費用が高額になる傾向にありますので、予防整備として当店では定期的なエアコンガスメンテナンスをおすすめさせていただいております。

エアコンガスメンテナンスのみのご入庫も承りますので、当店へお気軽にお問い合わせくださいませ。

車両コンディションを高水準で維持できるよう、冷却水添加剤及び燃料添加剤を添加。

当店ではWAKO’S、WURTHの各種添加剤を取り揃えております。

ご入庫いただいた際にはお客様のお車の状態にマッチした製品をご提案させていただきます。

ワイパー交換モードに移行し、ワイパーブレードを交換。

ワイパーの拭き取り性能低下は雨天時の視界不良に繋がりますので、定期的な交換をおすすめさせていただきます。

エアコンフィルターを交換。

エアコンフィルターは埃やごみを吸着しすぎると目詰まりしエアコン吹き出し口からの風量低下、また経年によりカビ臭の原因にもなります。
お車を快適にお乗りいただくためにも定期的な交換をおすすめさせていただきます。

有効期限切れのため発煙筒を交換。

リモコンキー電池交換。

ヘッドライト光軸調整後、継続検査。
無事に車検更新が完了いたしました。

全ての整備作業完了後にメンテナンスインターバルのリセットを実施。

走りを追求したシャーシにV12気筒の心臓を与えられたV12 Vantage S

まさに「ピュアスポーツ」を体現した一台でしょう。

作業完了後に最終チェックを実施し車両全体に問題がないことを確認、整備完了となりました。

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

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Aston Martin DB11 Volante ブレーキ鳴き修理

アストンマーティン DB11 Volante

ブレーキ鳴きが気になるので修理してほしいとご用命いただきました。

今回初めてご入庫いただきましたこちらのDB11、当店としては珍しいVolante (ヴォランテ)モデルです。
アストンマーティンDBシリーズのオープンモデルには、イタリア語で「飛ぶ」を意味する「Volante」の名が与えられます。

ご入庫後、試運転を実施。ブレーキ鳴きの症状を確認いたします。

DB11のブレーキはパッド、ディスクローターの材質の関係か非常に鳴きやすい傾向にあります。
こちらの車両は前後輪共にブレーキ鳴きの症状を確認、なおかつフロントよりもリアからの鳴きが強く聞こえました。

工場へ戻り車両をリフトアップ、ブレーキの状態を点検しつつ、鳴き止め対策を施します。

フロントブレーキパッド点検。
残量としては許容範囲です。

リアブレーキパッド点検。

フロントと比較し摩耗が進んでおります。
摩耗状態を詳しく確認するため、ブレーキパッドをキャリパーから取り外します。

リアブレーキパッドの摺動面を確認しますと、赤丸部分に金属露出が見受けられます。

   

ブレーキパッドはドライバーがブレーキをかけたときに、ディスクローターに押し付けられて制動をかける役割を果たす「摩材(写真 黄色)」と、その摩材をブレーキキャリパーに安定して取り付けられるようにするための「ベースプレート(写真 緑色)」の二つの素材で構成されており、一般的に摩材とベースプレートは強力な接着剤で貼り付けられています。

アストンマーティンのブレーキパッドは摩材とベースプレートが接着剤でなく、真鍮製のピンで締結されています。

真鍮製のピンはブレーキパッドが摩耗するにつれてブレーキ摺動面へ露出(写真 赤丸部分)してしまい、ディスクローターに接触、線傷を入れてしまいます。

可能な限りディスクローターにダメージを与えないように比較的柔らかい金属である真鍮製ピンを採用しているようですが、ピンが露出するということは当然、異金属同士が接触することになります。

ご入庫直後の試運転時にはリア側からのブレーキ鳴きが強く聞こえました。

ブレーキ分解、ブレーキパッドを点検した結果、リアブレーキパッドは真鍮製ピンが露出していました。

あくまでも推測の域を出ませんが、異金属同士が接触することにより、ブレーキ鳴きを助長しているのでは?とも考えられます。

お客様へブレーキの状態をご案内、今回は

・フロントブレーキパッドは現車付き部品を鳴き止め施工
・リアブレーキパッドは摩耗の為、新品へ交換

とさせていただきました。

リアブレーキパッド交換、新旧比較。
写真左側の部品は当店が取り扱うアストンマーティン用オリジナルブレーキパッドです。

純正品と比較してリーズナブルに、かつ低ダスト、ブレーキタッチも違和感の無い仕上がりとなっております。

当店オリジナルのアストンマーティン用ブレーキパッドが適合する代表車種は

V8 Vantage/DB9/DB11/Rapide となります。

部品在庫もございますので、部品取り寄せのお時間を頂戴することなくクイックな作業が可能です。
ブレーキパッド交換をご検討されているお客様はお気軽に当店へお問い合わせくださいませ。

※モデル、年式により当店オリジナルブレーキパッドが適合しない場合もございます。

ブレーキキャリパー組み付け前にできる限りの鳴き止め対策を施します。

ブレーキパッドをキャリパーに取り付けるガイドピン及びハードウェア。

超音波洗浄機を使用し、こびりついたブレーキダストを除去します。

当店では可能な限り、整備作業に付随する部分は清掃をさせていただきます。

然るべき箇所へブレーキグリスを塗布し、ブレーキパッドを組付けていきます。

ブレーキダストで汚れてしまったホイール内側も清掃。

ダストを拭き取ると、バランスウエイトを剥がした跡が残っていました。
ホイールの内側と外側に一か所ずつ、しかも4本全てのホイールにです。

これではせっかくのアストンマーティンのホイールの美しさが台無しになってしまいます。

全てのホイールに残っていたバランスウエイトを剝がした跡を除去。
スーパーカーのホイールは美しくなければなりません。

鳴き止め施工後に試運転を実施、ブレーキ鳴きは無事に解消。
工場へ戻り最終チェックを実施、問題がないことを確認し作業完了とさせていただきました。

DB11はブログ冒頭にも申し上げましたが、パッド、ディスクローターの材質の関係か非常に鳴きやすい傾向にあります。

全ての個体に今回と同様の鳴き止め対策を施工しても完全に鳴きが収まらない場合もございますが、ある程度は改善することが可能かと考えます。

DB11に限らず、アストンマーティンのブレーキ鳴きにお悩みのオーナー様は、お気軽に当店へお問い合わせくださいませ。

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN DB11AMR エンジンオイル/タイヤ交換

ASTON MARTIN DB11AMR エンジンオイル/タイヤ交換にてご入庫いただきました。

まずはエンジンオイル交換作業を実施いたします。

エンジンルーム内の「AMR(Aston Martin Racing)」バッジが目を引きます。

AMR仕様のDB11はV12エンジン搭載モデルDB11をベースにエンジン出力向上、インテリア、エクステリアにも一部変更を施したDB11シリーズのフラッグシップモデルになります。

車両をリフトアップし、エンジンオイルを排出。

エンジンオイルドレンボルトはシール剤と一体型の為、オイル交換時に同時交換となります。

併せてオイルフィルターエレメントも交換させていただきました。
エンジン内部機構保護のためにも、エンジンオイル交換の際はオイルフィルターエレメントの同時交換をおすすめさせていただきます。

当店はアストンマーティンのV8 エンジン、及びV12エンジンのオイルドレンボルト、オイルフィルターエレメント等の定番消耗品は常に在庫がございます。

エンジンオイル交換をご検討の際は、お気軽に弊社へお問い合わせくださいませ。

DB11に搭載されるV12エンジンの指定オイル粘度は0W-20になります。
フリクションロスを低減し、低燃費化を図っているようです。

低粘度オイルには油膜保持性能等、エンジン内部を保護する性能も高い水準で求められます。
粘度だけではなく、メーカーの指定する規格に適合しているエンジンオイルを使用することが不可欠となります。

弊社が取り扱うエンジンオイル銘柄は複数ございますが、DB11には「Unilopal (ユニルオパール)」社のOPALJET ACE FE をおすすめさせていただきます。
ACEA:C6/C5規格ですので、DB11の要求する規格に適合しています。

さらにエンジン内部保護性能を向上させるため、WAKO’S S-FV・S(スーパーフォアビークル シナジー)を添加。
エンジンにオイルを規定量注入していきます。

エンジンオイルの新旧比較。
並べると違いは一目瞭然です。

エンジンオイルは年間の走行距離が浅くても劣化が進行してしまいます。
最低限、年に1度の交換をおすすめさせていただきます。

タイヤ交換作業に移ります。

残溝は充分にありましたが、タイヤ製造年が2018年の新車付きタイヤが装着されていました。
タイヤも経年で硬化、ひび割れ等の劣化が進行してしまいます。
5年程度の年数が経過している場合、新品交換をおすすめさせていただきます。

タイヤをホイールから取り外します。

輸入車のホイールにはタイヤ空気圧を監視する「TPMS(Tire Pressure Monitoring System)センサー」が取り付けられているケースが多く、タイヤ交換時に破損のリスクもございます。
できる限りリスクを排除するべく、当店は高性能タイヤチェンジャーを導入しております。

タイヤ交換をご検討の際は、当店へお任せくださいませ。

タイヤ交換時にはエアバルブを同時に交換させていただきます。
指先程度のサイズと小さいですが、タイヤ内部の空気圧を保持する重要な部品です。

取り付けるタイヤ銘柄は「Michelin PILOT SPORT 4S」
走行性能と安全性を高次元で両立したPILOT SPORTシリーズのフラッグシップモデルです。

高出力を誇るスーパーカーには高性能タイヤをおすすめさせていただきます。

新品タイヤ組み込み後は、ホイールバランスを調整します。

ホイールバランスを調整するバランスウエイトです。

ホイールの外観をできる限り損なわないよう、当店ではウエイトの色にもこだわります。
ウエイトが目立たぬよう、ブラックを基調としたホイールにはブラックのウエイトを貼り付けます。

ウエイト貼り付け後に、再度バランスの確認。

ホイールバランスが調整できました。

すべての作業完了後に車両各部の最終チェックを実施し、ご納車させていただきました。

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN Rapide チェックランプ点灯 修理

アストンマーティンラピード(Rapide)チェックランプ点灯の修理となります。

お客様よりメーター内に”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”というメッセージが出ていてエンジンチェックランプが点灯しているとのことで、修理のご依頼をいただきました。

入庫時にメーター内のメッセージを確認させていただくと”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”と表示されていましたので、アストンマーティン純正診断機(AMDS)を車両へ接続し診断を実施。

エンジンコントロールユニットにO2センサーに関する故障コードが入力されていましたので、純正診断機の機能を使用し、O2センサーの出力値の確認すると波形が乱れいましたので、上下流共にO2センサー本体の不良が確認できました。
故障コードの入力は左右エンジンとも上流側にのみでしたが、波形を確認すると特に下流側に大きな乱れがありました。

現状をお客様へご報告し、O2センサー全数交換にてお見積り内容ご承認いただきましたので交換作業へ入ります。

波形の状態によっては一部の交換で問題ない場合もあるのですが、弊社では、今後のトラブルリスクのことも鑑み、全数交換をおすすめさせていただいております。

上流側O2センサーです。

エンジン左右それぞれに2本ずつついています。

こちらは下流側O2センサーです。

アストンマーティンの12気筒エンジンは上流側(触媒の前)4本・下流側(触媒の後ろ)4本の合計8本のO2センサーを使用しております。

交換時、念のためO2センサー取り付け部から触媒内部をマイクロスコープで確認し、損傷の有無を点検いたします。
損傷等は見受けられませんでした。

 

O2センサー交換後は、波形のレスポンスもよくなり、安定した出力値へと変化。
チェックランプの再点灯もなくなり修理完了となりました。

ロードテストを実施し、故障コードの再入力も無いことを確認。
エンジンチェックランプも無事消灯いたしましたので修理完了となります。

 

最後にバッテリー充電等、お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

 

この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN DBS Superleggera シートヒーター/ベンチレーター効かない 修理

ASTON MARTIN DBS Superleggera シートヒーター/ベンチレーター効かないとのことで修理をご用命いただきました。

シートヒーター/ベンチレーターを含むエアコンコントロール、及びオーディオ関連のコントロールを管理しているセンタースタックパネル各部を点検したところ、
運転席と助手席どちらもシートヒーター/ベンチレーター機能が使用できません。

センタースタックパネル本体不良の可能性が高いため、お客様へ状況をご案内。
センタースタックパネル本体を交換し、症状が改善するかどうか診断を進めてさせていただくこととなりました。

センタースタックパネル本体を交換するにはナビゲーションシステム全体をセンターコンソールから取り外す必要がございます。

レザー内装に傷をつけぬよう、各部を養生して部品を取り外します。

システム全体を取り外した後、さらに分解を進めます。

センタースタックパネル単体にまで分解、新品部品と交換いたします。

ナビ画面を操作するタッチパッドモジュールも故障し、操作ができなくなっておりました。

ナビタッチパッドモジュールも併せて交換をいたします。

センタースタックパネル本体、ナビタッチパッドモジュールを交換後、内装を復元。

部品交換後はシートヒーター/ベンチレーター、並びにナビタッチパッドモジュールが正常に動作することを確認。
修理完了となりました。

併せてご用命いただきましたホイールスペーサーを取引けさせていただきます。
今回はH&R製のスペーサーをチョイスいたしました。

弊社ではホイールスペーサーや車高調取り付け等のカスタムも承ります。
各社カスタムブランドメーカー部品取り扱いがございますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN Virage オーバーヒート(冷却水漏れ) 修理・車検整備

ASTON MARTIN Virage オーバーヒート(冷却水漏れ) 修理・車検整備

お客様より冷却水漏れによるオーバーヒートにて修理のご用命をいただきました。
また、車検満了日も近かった為、そのまま車検整備のご用命もいただきました。

入庫時には冷却水が大量に漏れた跡が残っていた為、冷却水経路の確認をすると、
冷却水タンクが割れており、そこから冷却水が噴き出してしまっておりましたのでお客様へ状況お伝えし、
冷却水タンク(サブタンク)の交換を提案させていただきました。

 

パーツを本国へ注文したのですが、冷却水タンクは本国で欠品しており納期未定状態が続いてしまっております。
このままですと、長期的に乗ることができない為、本来ですと部品のお持ち込みは受け付けていないのですが、
アメリカに中古品が出品されているとのことで、お客様と一緒に画像等で状態を確認した後、
ご購入いただいた中古の良品を取り付けさせていただきました。

交換後、その他冷却水の経路に異常が無いことを確認し冷却水漏れ修理の作業は完了となりました。

冷却水タンクについては、引き続き本国にオーダーを継続している為、新品が到着しましたら取付をさせていただく予定です。

引き続き車検整備に移行します。

先ずは、各部位の機能チェックを実施。
各油脂類や灯火廻り、エアコンの作動など、普段お客様がお使いになられる機能が正常に作動することを確認し、
アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み出し各モジュールの状態を点検します。

各油脂類の点検を行います。
油脂類の量や汚れ具合を目視で点検し、
ブレーキフルードや冷却水は専用の測定器を用いて状態の確認を行います。

エアクリーナーの点検を行いました。
アストンマーティンの12気筒エンジンは、エンジンからの吹き替えしにより内部から汚れてしまう為、
走行距離にかかわらず汚れ度合の確認をいたします。
今回は吹き返しによる内部からのシミの範囲は狭かったのですが、全体的に通常の外からの汚れがある為、
本来であれば交換をおすすめする状態となっておりました。

今回は、元々、この後に社外の吸気効率アップのフィルターを取り付ける予定でしたので、
一度こちらのフィルターを復元して車検を進めます。

ブレーキパッド残量とタイヤの溝なども確認し、
お車の各部の状態をお客様へ提示の上、ご承認の内容にて作業を各種進めさせていただきます。

ブレーキフルードを交換します。
ブレーキフルードは吸湿性がある為、水分の含量で交換時期を判断します。
今回は含量が1%だった為、数値的には良好なのですが、
車検整備では2年後まで安心して乗っていただくことを想定して実施する為、
弊社では車検(2年)毎のブレーキフルード交換をおすすめさせていただいております。

ワイパーブレードはあまり使用していなくてもこのように劣化していますので弊社では1年毎の交換をご提案させていただいております。

エアコンフィルターを交換させていただきました。
エアコンフィルターは臭いやカビの原因となる為、1年毎の交換をおすすめさせていただいております。

エアコンガスメンテナンスを実施させていただきました。
エアコン配管内のクリーニングとエアコンガス規定量の充填を実施します。
エアコンガスはどうしても自然に数%ずつ抜け出てしまう性質があり、
エアコンガスが少ない状態でエアコンを使用していると故障の原因となります。
エアコンガスは多すぎても良くない為、ガス缶を直接取り付けて計量なしでの充填・補充もおすすめしません。

 

弊社では、エアコンメンテナンスとして、
一度エアコンガスを抜き取り、配管内のクリーニング実施後、
車両の規定量のガスを充填することができますので、
エアコンを快適にご使用できるだけでなく、故障の予防にもなる為、大変おすすめのメニューとなっております。
また、抜き取ったガスはクリーニングして再使用することが可能ですので、環境にも優しくなっております。

 

エアコンのメンテナンス後は添加剤を注入させていただきました。
こちらの添加剤は冷房効果が高まり、注入直後から吹き出し口温度が下がる為、
ここ数年の猛暑を乗り切る為にも大変おすすめとなっております。

デフオイルの交換をさせていただきました。
デフオイルは交換歴がなく、抜き取るとかなり汚れている状態となっておりました。
アストンマーティンのデフは、ドレンボルトはマグネットがついており、鉄粉などのよごれが磁石の力で吸着するようになっています。
また、フィルターもついている為、ドレンボルトとフィルターを清掃し、Oリングやガスケットを新品に交換し復元します。

パワーステアリングフルードも交換歴がなかった為交換を実施します。
抜き取ると色も茶色に変化しており汚れが目立つ状態となっておりました。

ホイールの裏側を清掃し取り付け車両をリフトから降ろします。
カーボンローターのお車はダストによる汚れはほとんど出ないのですが、
それでも細かい埃などの汚れはどうしても付着してしまいます。

通常の洗車ですとホイールの裏をきれいにすることは難しい為、
弊社では車検のお車は全てホイールの裏側も清掃させていただいております。

メーター内に点検時期を知らせるサービスインターバル(テイキ テンケンノジキ)の表示をリセットいたします。

各整備箇所を再度点検し、異常なコードの再入力等ないことを確認。
バッテリー充電、おすすめの添加剤の注入等、お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。

 

ASTON MARTIN Rapide チェックランプ点灯・ブレーキ異音 修理

ASTON MARTIN Rapide チェックランプ点灯・ブレーキ異音 修理にてご入庫いただきました。

お客様よりエンジンチェックランプが点灯したとのことで、修理をご用命いただきました。

入庫時にメーター内のメッセージを確認させていただくと”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”
と表示されていましたので、アストンマーティン純正診断機(AMDS)を車両へ接続し診断を実施。
エンジンコントロールユニットに排気ガスを浄化する触媒の特性異常に関する故障コードが入力されていました。

触媒の特性異常コードが入力された場合、O2センサーにも影響が出ているケースが多いため、純正診断機の機能を使用しO2センサーの波形を確認。
O2センサー波形に乱れが見受けられました。

併せて触媒内部をマイクロスコープで確認し、損傷の有無を点検いたします。

触媒各部に損傷が見受けられませんでしたので、O2センサーの不良と判断いたしました。
状況をお客様へご案内させていただき、O2センサーの交換をさせていただくことになりました。

 

アストンマーティンの12気筒エンジンは全部で8本のO2センサーを使用しております。
波形の状態によっては一部の交換で問題ない場合もあるのですが、今後のトラブルリスクのことも鑑み、全数交換をさせていただきました。

O2センサー交換後は波形の状態も改善し、エンジンチェックランプも消灯いたしました。

エンジンチェックランプ点灯 修理と併せて、ブレーキ異音の修理も実施いたしました。

走行時にシャリシャリと異音がするとのことでしたので、ブレーキを点検。

リアブレーキディスクローターの外周に異常摩耗が見受けられます。

パーキングブレーキパッドを点検すると摩擦材が完全に摩耗、ベースプレートとディスクローターが接触していました。

こちらにつきましても状況をお客様へご案内、修理をご用命いただきました。
ラピードのパーキングブレーキは電動式となっておりますので、純正診断機を使用し整備モードへ移行させます。

整備モードへ移行後、ブレーキ各部交換作業を実施。

摩耗しきったパーキングブレーキパッドと併せて、ディスクローター等も新品に交換。

ブレーキパッド交換時はできる限りの鳴き止め対策を施し組付けます。

アストンマーティンに限らず、お乗りになっているお車のブレーキ鳴きでお悩みのお客様はお気軽に弊社へお問い合わせくださいませ。

各部を清掃しながら部品を交換、ブレーキを復元していきます。

フロントブレーキも摩耗限度を迎えてましたので、併せて交換させていただきました。

弊社はオリジナル製作したブレーキパッドを取り揃えており、代表的な対応車種はV8 Vantage/DB9/DB11/Rapideとなります。
純正部品と比較し、リーズナブルな価格でのご提供が可能ですので、ブレーキパッド交換の際弊社までお問い合わせくださいませ。

各部清掃し、ブレーキを復元。
フロント、リア共にブレーキパッド・ディスクローター交換作業が完了いたしました。

作業後は純正診断機でパーキングブレーキの整備モードを解除、ロードテストを実施。
各部の最終チェック後にお客様のもとへご納車させていただきました。

この度はご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN DBS クラッチ交換(ツインプレート)・12ヵ月点検一式

ASTON MARTIN DBS クラッチ交換(ツインプレート)・12ヵ月点検一式になります。

お客様よりクラッチ交換のご依頼をいただきましたので交換作業をご紹介いたします。

お客様からは、クラッチのミートポイントに違和感があるとのことでしたので、入庫した際に実際に確認させていただきました。
ミートポイントが通常よりもだいぶ手前となっており、つながりも曖昧な状態であることを確認。
ミートポイントのズレはクラッチの摩耗過大の症状の1つでもある為、クラッチ交換で改善されると判断し、
お車をリフトアップしクラッチ交換作業に入らせていただきました。


アンダーカバー類を取り外した後、マフラーのセンターパイプを取り外していきます。
マフラー関連のボルトやナットは熱や水分の影響で腐食しやすいのですが、
今回は腐食もなく綺麗な状態だった為、すんなりと取り外すことができました。

マフラー取り外し後はトランスアクスルを降ろします。
その後は遮熱板やカーボンプロペラシャフト等順番に取り外し、
トルクチューブを降ろすことでクラッチ関連の部品が見えるようになります。

降ろしたトルクチューブからスレーブシリンダーを取り外し、
トルクチューブ内のクラッチダストを清掃します。
こういった部分の清掃は分解時にしかできない為、
時間はかかりますが、必ずきれいに清掃いたします。
スレーブシリンダーはレリーズベアリングと一体となっているのですが、
クラッチ交換時期となると、大抵動きが悪くなっておりますので、
クラッチディスク交換時には必ず同時交換をおすすめさせていただいております。

クラッチカバーAssy、フライホイールを取り外します。
取り外し後はエンジンブロックのリア側が見えるようになる為、
こちらも清掃しておきます。

今回のメインであるクラッチ関連部品を交換します。
弊社では高品質なアストンマーティン純正品にて交換をさせていただいております。
今回取り付ける新しいクラッチキットは大きさや形状が変わっており改良されたキットとなっております。
その為、クラッチカバーとフライホイールセットでの交換となります。

取り外したクラッチディスクは溝が浅くなっており、摩耗限度まで使い切った状態でした。

パイロットベアリングも忘れずに交換します。
細かい部品ですが、こういったタイミング以外に交換することができない為、
同時交換をおすすめさせていただいております。

トルクチューブ取り外し時にはエキゾーストマニホールドも取り外す必要がある為、
エキゾーストマニホールドガスケットも新品へ交換します。
ガスケット類は基本的に再使用不可となりますので、その他のマフラーガスケット類も含め、
新品に交換し組み付けをさせていただいております。

組み付け完了後はエンジンの純正診断機(AMDS)を使用し、
一度学習値をリセットした後再学習を実施し、
クラッチ交換作業は完了となります。
交換後はクラッチフィールも改善し、大変乗りやすいお車となりました。

併せて12ヵ月点検もご用命いただきましたので、
各部点検を実施します。
エンジンルーム内では各油脂類の状態を測定器等使用し確認。
前回車検も弊社にて実施させていただいている為、
特に不具合等なく、今回消耗品はエンジンオイルの交換をさせていただきました。

また、納車前まではコンディションを整える為、
バッテリーの充電をしながら保管いたします。

最後に各整備箇所の確認を実施。
ロードテスト後に各部緩み等ないことなどを確認し作業完了となります。

この度は整備のご依頼誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN Virage 走行中異音 修理

ASTON MARTIN Virage 走行中異音 修理 になります。


お客様より「走行中にギシギシと音がする時がある。」とのことで、
診断と修理をさせていただきました。

走行中の異音とのことでしたので、お預かり後ロードテストを実施。
路面のギャップなど、足回りに動きがでるタイミングで、すぐに異音を確認できました。

早速工場に戻り、リフトアップにてリアの足回りの状態を確認していきます。
見た目では特にブッシュの切れなどは確認できなかった為、
疑似的に工具を使用して足回りを動かしてみると、
先ほどロードテストして出ていた音と同様の音が確認できました。

異音の発生個所を確認すると、
左リアのアッパーアームと右リアのロアアームより異音が発生していることがわかりました。

修理方法としては該当箇所のみの修理又は、左右のアッパーロアーアームすべての交換の2択ということになります。

今回は異音が出ているアームが左右で違う部位ということもあり、
交換しなかったアームからすぐに異音が出てしまう可能性があることも考慮し、
お客様と相談の後、リアのアッパーアーム・ロアアーム共に交換をさせていただくこととなりました。

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部品が本国より到着しましたので、アーム類を取り外していきます。
取り外したアームを確認しましたが、ブッシュの切れなどの大きな損傷はありませんでした。
しかし、新品とくらべると質感が明らかに硬い状態となっており、
経年劣化による異音ということが推測できる状態となっておりました。

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新品のアームを取り付けていきます。
写真は左側だけとなっておりますが、この後右側のアームを交換の後4輪アライメントを実施。
最終的には足回りを接地状態にし、既定のトルクで締め付けて取り付け完了となります。

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最後にロードテストを実施し、異音が改善されていることを確認。
アーム類の交換をしていますので、ハンドルセンター等違和感がないことを確認。
再度作業箇所を再確認し、馴染による緩み等がないことを確認し作業完了。
お客様のもとへお車をお返しさせていただきました。

この度も整備のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。