ASTON MARTIN Rapide チェックランプ点灯 修理
アストンマーティンラピード(Rapide)チェックランプ点灯の修理となります。
お客様よりメーター内に”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”というメッセージが出ていてエンジンチェックランプが点灯しているとのことで、修理のご依頼をいただきました。
入庫時にメーター内のメッセージを確認させていただくと”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”と表示されていましたので、アストンマーティン純正診断機(AMDS)を車両へ接続し診断を実施。
エンジンコントロールユニットにO2センサーに関する故障コードが入力されていましたので、純正診断機の機能を使用し、O2センサーの出力値の確認すると波形が乱れいましたので、上下流共にO2センサー本体の不良が確認できました。
故障コードの入力は左右エンジンとも上流側にのみでしたが、波形を確認すると特に下流側に大きな乱れがありました。
現状をお客様へご報告し、O2センサー全数交換にてお見積り内容ご承認いただきましたので交換作業へ入ります。
波形の状態によっては一部の交換で問題ない場合もあるのですが、弊社では、今後のトラブルリスクのことも鑑み、全数交換をおすすめさせていただいております。
上流側O2センサーです。
エンジン左右それぞれに2本ずつついています。
こちらは下流側O2センサーです。
アストンマーティンの12気筒エンジンは上流側(触媒の前)4本・下流側(触媒の後ろ)4本の合計8本のO2センサーを使用しております。
交換時、念のためO2センサー取り付け部から触媒内部をマイクロスコープで確認し、損傷の有無を点検いたします。
損傷等は見受けられませんでした。
O2センサー交換後は、波形のレスポンスもよくなり、安定した出力値へと変化。
チェックランプの再点灯もなくなり修理完了となりました。
ロードテストを実施し、故障コードの再入力も無いことを確認。
エンジンチェックランプも無事消灯いたしましたので修理完了となります。
最後にバッテリー充電等、お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。