FIAT 500 ブレーキ関連整備 デュアロジックフルード交換
フィアット500(チンクエチェント)
1957年に誕生した2代目FIAT 500「Nuova 500」の面影を現代的に再解釈。
コンパクトなボディに、イタリアらしい洒落っ気と実用性を凝縮した一台です。

後退時、トランスミッションからの音が気になるので診てほしいとご用命いただき、ご入庫の運びとなりました。
ご入庫後、オーナー様の気にされている音の確認をするべくロードテストを実施。
ロードテスト後に整備ブースへ車両を移動、リフトアップし各部を点検します。

点検の結果、トランスミッション自体の動作状態や音については特に問題は見受けられず、正常の範囲内と判断いたしました。

リフトアップ点検時、ブレーキホースに損傷が見受けられました。
本来はブレーキホースを束ねておくためのバンドのベース部分(写真黄色丸部分)とブレーキホース(写真赤丸部分)が接触し、損傷してしまったと推測できます。
トランスミッション関連の点検結果と併せて、ブレーキホースの状況もオーナー様へご案内。
今後も安心してお乗りいただけるよう、予防整備としてトランスミッション関係油脂類とブレーキホース交換をご用命いただきました。

ブレーキホース新旧比較。


併せてリアブレーキホイールシリンダーを交換。
ブレーキは安全性に直結する重要保安部品です。
損傷が見受けられた際は直ちに交換されることをおすすめさせていただきます。。
また外的要因による損傷以外にも、経年によりホースが劣化損傷してしまうケースもございます。
然るべきタイミングでブレーキ部品の交換やオーバーホールを実施することで、愛車のコンディションを高水準で維持できると考えます。

トランスミッションオイル交換。
この車両はデュアロジック機構を採用しています。
デュアロジック機構を簡単に説明しますと「クラッチの断続とギヤチェンジ操作は車両側が担ってくれるマニュアルトランスミッション」です。
そのためトランスミッションはトルクコンバーター式ATやDCTではなく、一般的なMT車両に採用されているものと同様の機構です。
当然ながら、一般的なMT車両と同様のミッションオイルを使用しています。


ミッションオイル新旧比較。
フィアット500の指定ミッションオイル規格は「GL-4」
昨今主流の「GL-5」規格ミッションオイルを注入してしまうと、トランスミッション内部の真鍮製部品を溶かしてしまい、その結果シフトフィール悪化等、トラブルの原因になってしまいます。
当店は車両ごとに適切な部品、油脂類、整備メニューをご案内させていただきます。

デュアロジックフルード交換。
油圧でクラッチ断続、及びギヤチェンジ機構を動作させるためのフルードです。

フルード新旧比較。

デュアロジックフルードも経年により劣化が進みますので、定期的な交換をおすすめさせていただきます。

ブレーキ部品、各種油脂類交換作業後に再度ロードテストを実施。
車両各部に異常が見受けられないことを確認した後、整備完了とさせていただきました。
「小さなボディに、濃い日常を乗せて」
FIAT 500がイタリアの街角で楽しむ一杯のエスプレッソのように、オーナー様の日常に欠かすことのできない彩りを添えてくれることを願い、最善のコンディションでお返しさせていただきました。
この度は当店をご利用いただき、誠にありがとうございました。
Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
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