2026.03.27 | アストンマーティン・ポルシェ・外車・輸入車販売・車検・整備・点 検・修理・ASTONMARTIN・PORSCHE

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Ferrari 360 モデナ 車検整備

フェラーリ360モデナ、車検にてご入庫いただきました。

車両のご購入直後に一度メンテナンスさせていただきましたが、車検のタイミングが来ましたのでご入庫いただきました。

今回はご用命としてエンジンチェックランプ点灯修理、マフラー純正戻し、ステアリングを切った際の異音修理、エアコン効き不良、ETC2.0取付け等をいただきました。

まず点検作業を進めます。

360モデナは空力性能向上の為フロアの大部分をフラット化しており、かなり大きなアンダーカバーが付いております。特にリヤのアンダーカバーは通常のリフトで上げてしまうとアンダーカバーをまたいでしまう状態となり、取り外せない状況となってしまいます。そのため点検前にまずアンダーカバーを全て取り外します。

実はこれだけでもかなりの時間を要します。
弊社ではタイヤごと上げることがリフトがございますので、まずタイヤを接地させたまま車両下部に入りアンダーカバーを取り外します。

アンダーカバーを取り外したら通常のリフトに移動し点検作業を開始します。

まずヘッドライトなどのライト関係の点灯状態、ウィンドウウォッシャー液の噴射状態、ワイパーの作動やふき取り状態、車両の各部車検不適合箇所が無いか点検していきます。

バッテリーをテスターにて点検します。

診断機にてエラーコードを確認します。

今回は多重失火と4番シリンダー排ガス異常のコードが確認できました。実際エンジンを始動すると正常時には無い振動が感じられ、エンジンが少しばらつきます。現象の確認とコードにより異常個所が判明しましたので診断作業を進めます。

3番と4番シリンダーのイグニッションコイルを入れ替えエンジンを始動します。
コードを確認すると変化がありませんでしたので、次はプラグを入れ替えてみます。
コードが3番へ移りました。
4番についていたプラグに異常があることが確認出来ました。

プラグは念のため8本全て交換をご提案します。
点火系については車輛の点検記録簿を確認するとイグニッションコイルの交換履歴は無かったので、今回イグニッションコイル交換もご提案しました。

中古車の場合、いつ頃どの箇所をどの程度整備したのかを把握するために記録簿が保管されていることは重要です。特にフェラーリなど通常の車両とは違う構造や部品を採用している車両は今後の整備の方針や維持を考える上で手掛かりになります。しかし記録簿が無かったとしても点検を実施し、現状で分かっている不具合個所や予防的な整備をしっかりすることで更なる不意な故障を予防可能ですので、ご予算に合わせ都度ご相談いただければと思います。出先でのトラブルを未然に防ぐためにも日頃の定期点検としっかりした品質の消耗品の交換は非常に重要です。

ブレーキフルードを点検します。

下回りを点検していきます。

点検でタイヤを外す際は必ず縦方向と横方向のガタを確認しますが、左フロントタイヤのガタを点検した際に横方向のガタがありました。さらに詳細に点検していくとタイロッドエンドにガタが確認出来ました。
ハンドルを切った際の異音についてはこのタイロッドエンドのガタが原因の可能性が高いと判断し、こちらも交換を提案いたします

前方の下回りは冷却系、燃料計の配管、ハーネス関連には問題は有りませんでした。
ただ、サスペンションのショックアブソーバーに少々オイル漏れがあり、これについては修理をご提案させていただきます。

各輪ブレーキ残量を点検します。

エンジンルームの下回りについて点検するとオイル漏れが発見されました。漏れが軽度であることと、特定した箇所を単独で修理をするには取り外す部品が多く、費用が非常にかかってしまう想定が出来ます。タイミングベルト関連のためタイミングベルト交換時期に抱き合わせて同時にオイル漏れ修理を実施する方が費用を抑えることができるので、漏れの様子を見つつタイミングを見て修理を実施するご提案をさせていただきます。

エンジンルーム下からベルトの状態、各補器類の状態、配管、配線等を点検し、問題無いことを確認出来ました。

お客様より燃料タンク周りの配管や各接続の状況を確認してほしいとのご要望があり、燃料漏れの心配をされておりました。
エンジンの熱の影響と経年の劣化もありますので当然のご懸念と思います。
こちらも各部点検しましたが現状で問題がありそうな箇所は有りませんでした。

点検結果に基づき車検整備のお見積りをご案内いたします。
純正マフラーについては新品が廃番のため中古品をお客様が手配する運びとなりました。

見積に沿い、承諾をいただいた作業を進めて参ります。
チェックランプが点灯していた要因であるプラグと、予防的にイグニッションコイルを交換します。イグニッションコイルは持込となりました。

スパークプラグ、イグニッションコイル交換後エンジンを始動すると振動が消え、正常なエンジンの回転に戻りました。チェックランプの再点灯も無く症状が改善しました。

ガタが出ていたタイロッドエンドを交換します。

今回は社外品にて交換を実施しました。交換後はサイドスリップ調整と実走行にてハンドル位置を確認、調整します。

エアコンの効きが悪いという事でエアコンガスメンテナンことでエアコンの効き維持とエアコンシステムスを実施いただきました。専用のTEXA780Rにてエアコンメンテナンスを実施することで、エアコンガスを一度回収し、クリーニングされたガスを規定量差充填します。経年で劣化、減少してしまうガスを規定量充填するの各機器の保護に効果的です。定期的に実施いただくとより効果的ですのでおすすめいたします。

ETC2.0の取付を実施します。
ご要望によりグローブボックス内に取り付けますので、アンテナや電源配線の為トリムを分解していきます。

取付けが完了しました。

お客様より中古純正マフラーが奇跡的に購入できたとのことで、早速お送りいただきました。
実は純正マフラー購入まではかなりの待ち時間がかかっており、360モデナ純正部品の入手困難状況に困惑していたところでした。
車輛の年数もかなり経過しているので必要な純正部品は早め早めに準備する必要があると感じます。

念のため一度フィッティングを確認しましたが問題無さそうでしたので、新品のガスケットとナットを発注し取付けを実施します。

点検時のサービスにてホイールの清掃を実施します。

純正マフラーが付いたことで無事車検を更新することが出来ました。
ショックアブソーバーについては今回は様子見とし、今後時期をみて交換する事となりました。

納車準備として洗車とバッテリーを充電し、コンディションを整え納車させていただきました。

この度はご入庫いただき、誠にありがとうございました。
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