アストンマーティン DB11 ヴォランテ
冷却水漏れ修理のためご入庫いただきました。

DB11には4.0L V8エンジン搭載モデルと5.2L V12エンジン搭載モデルの2種類が存在します。
こちらの車両はV8エンジン搭載モデルです。
ご入庫後は整備ブースへ車両を移動、冷却水漏れ箇所を特定します。

冷却水経路に圧力がかかる状態にすると車両後方より冷却水漏れを確認、床にまで垂れてきてしまいました。

車両後方、トランスアクスル下部のアンダーカバーにも冷却水が漏れた跡が見受けられます。

アンダーカバーを取り外し、各部を目視点検。
樹脂製カバーから冷却水が漏れておりました。
DB11はトランスアクスル内部に冷却水経路が設けてあり、経路を密閉する蓋の役割を果たす部品の劣化で冷却水が漏れる事例が確認されております。
比較的広い面積を樹脂製のプレートで蓋をする形になっておりますので、新品に交換しても短期間で冷却水漏れが再発してしまう場合もあるようです。
トランスアクスルからの冷却水漏れにつきましてはV8エンジン搭載モデルのDB11に散見されます。
お客様へ状況をご案内、純正新品部品を取り寄せ交換させていただきました。


車両から取り外した樹脂製カバーには歪みが見受けられました。
車両から発せられる熱の影響でカバーに歪みが発生、シール不良を起こし冷却水が漏れたのでしょう。
今回は純正品を取り寄せ、交換の運びとなりましたが、当店ではこの樹脂製カバーをアルミ削り出しでワンオフ制作した実績がございます。
詳細につきましては下記ブログをご覧くださいませ。
Aston Martin DB11 法定12ヶ月点検整備


上記写真、右側が当店がワンオフ制作したトランスアクスルカバーです。
樹脂製の純正品に対しこちらはアルミ製ですので熱害に強く、冷却水漏れのリスクも最小限に抑えられます。
部品交換後は不足分の冷却水を補充し、再度冷却水経路に圧力をかけて冷却水漏れのチェックを実施。
修理箇所、及び冷却水経路全体に問題がないことを確認し、修理完了とさせていただきました。

冷却水が漏れるとエンジンが冷却されずオーバーヒート、最悪の場合エンジン破損に繋がるリスクもございます。
昨今はアンダーカバーでフロア一面が覆われている車両も一般的になってきているため、定期点検等で整備工場にご入庫いただいて初めて油脂類の漏れに気付かれるケースも珍しくありません。
不具合はできる限り初期症状の段階で対処すれば、修理にかかる費用も抑えられる傾向にございます。
最低限、一年毎に定期点検をお受けいただくこと、また車両に違和感を感じた場合はそのままにせず、整備工場へご入庫いただき点検をお受けいただくことをおすすめさせていただきます。
定期点検、車検、各種不具合修理をご用命の際は国の認証を受けております当店をぜひご利用くださいませ。
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
【横浜 新山下 工場】
〒231-0801
神奈川県横浜市中区新山下2-5-9
TEL: 0120-152-008
FAX: 045-264-7706
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・DB11
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン DB11
DB9の後継として2016年にジュネーブモーターショーで発表された、ダイムラーと技術提携後初のモデルとなります。
アストンマーティンとしての美しさを踏襲しつつ、GTカーとしての快適性が向上した一台です。

今回は法定12か月点検をご用命いただきました。

ご入庫後は車両を整備ブースへ移動、法定点検項目に沿って各種受け入れ点検を実施いたします。
ボンネットが一般の自動車とは逆側に開く、いわゆる「逆アリゲータータイプ」。
なおかつ二枚貝のように立体的な構造を有するクラムシェルデザインのため、ボディラインに余計な切れ目がなく、フロントフェイスの流麗さが際立ちます。

こちらの車両はV8エンジン搭載モデルです。

4.0Lツインターボエンジンは510PS/675N.mを発揮します。

バッテリーを点検。
従来のバッテリーテスターは、バッテリーの状態を点検する際に強い負荷をかけてしまいます。
当店はバッテリーに負荷をかけることなく状態を点検することが可能なMIDTRONICS(ミドトロニクス)社のテスターを採用しております。
バッテリーの表面上の状態しか点検できないテスターとは違い、バッテリー内部の状態、健全性等の深部まで点検した結果がわかります。
日頃より安心してお車をお乗りいただくためにも、確実な点検結果をご提供できるよう適切な機材を取り揃えております。

点検結果は概ね良好、バッテリーは交換ではなく充電にて様子見とさせていただきます。

エンジン冷却水点検。
大きな劣化は見受けられませんでした。

ブレーキフルード点検。
こちらも大きな劣化は見受けられず、状態は良好です。

エアクリーナーエレメント点検。
VHアーキテクチャ世代のVantage系やDB9/DBS/Virageと比較しエアクリーナーBOXのレイアウトがエンジンルーム内上部付近に移設されたおかげで、エンジンオイル吹き返しによる湿潤に悩まされることはなくなりました。
点検の結果は目詰まりもなく状態良好。清掃し、車両へ組付けます。

法定点検の際はブレーキやショックアブソーバー、サスペンションアーム等の足まわり部品に緩みがないか、工具を用いて点検いたします。



お客様に安心してお車にお乗りいただけるよう、各部をしっかり点検させていただきます。

アストンマーティンはトランスミッションとディファレンシャルが一体となっている変則機構「トランスアクスル」を採用しております。
DB11はトランスアクスル内部に冷却水経路が設けてあり、経路を密閉する蓋の役割を果たす部品の劣化で冷却水が漏れる事例が確認されております。
比較的広い面積を樹脂製のプレートで蓋をする形になっておりますので、新品に交換しても短期間で冷却水漏れが再発してしまう場合もあるようです。

当店では冷却水漏れ再発を防止するべく、該当部品をアルミ削り出しでワンオフ作成した実績がございます。
こちらの車両もオーナー様から当店へ冷却水漏れでお悩みのところご相談いただき、部品ワンオフ制作の運びとなりました。
取り付けから2年ほど経過しましたが、冷却水の滲み、漏れは一切なし。
冷却水漏れに悩まされることなく快適に乗れるようになったとオーナー様にもご満足いただいております。
タイヤ、ブレーキパッド残量も問題なし、車両全体の状態も非常に良好でした。
車両各部の点検結果をもとに作成したお見積りをお客様へご案内し、法定点検整備の方向性をヒアリング。
整備内容をご指示いただきました後に、整備作業着工とさせていただきました。

まずはエンジンオイル及びオイルフィルターエレメントを交換いたします。
エンジンオイルドレンよりエンジンオイルを排出。
オイルフィルターエレメント交換時はトルクレンチを用いて規定トルクで締め付けます。


エンジン内部機構保護のためにも、エンジンオイル交換の際はオイルフィルターエレメントの同時交換をおすすめさせていただきます。
当店はアストンマーティン用のオイルドレンボルト、オイルフィルターエレメント等の定番消耗品類をはじめ、ブレーキパッド等も常時在庫がございますので、部品待ちのお時間をいただくことなくクイックな整備作業が可能です。

エンジンオイルはWAKO’S 「Euro Touring 5w-40」をチョイス。
ASEA:C3規格ですので、DB11に要求される規格に適合しております。


さらにエンジン内部保護性能を向上させるため、WAKO’S S-FV・S(スーパーフォアビークル シナジー)を添加。
エンジンにオイルを規定量注入していきます。

エンジンオイル新旧比較。
並べると違いは一目瞭然です。
エンジンオイルは年間の走行距離が浅くても劣化が進行してしまいます。
最低限、年に1度の交換をおすすめさせていただきます。

ご用命によりブレーキフルード交換を実施。

今回はアストンマーティン純正ブレーキフルードをチョイス。
このブレーキフルードにもアストンマーティン品番が割り振られており、れっきとした純正部品です。
パッケージの通りCastrol社製ですが、一般市場に流通しているものではございません。

ブレーキフルード新旧比較。
こちらの車両につきましてはブレーキフルード劣化の進行は極めて低いですが、ブレーキの状態を高水準で維持するために1年毎の交換も有効な手段かと考えます。

消耗品交換後はエアコンガスメンテナンスを実施。

エアコンガス添加剤も併せて添加、エアコンシステム性能、及び内部保護性能向上を図ります。
定期的なエアコンガスのメンテナンスはエアコンの効きを最適化するだけでなく、システムの負担を減らし部品の故障リスクを低減する効果もございます。
エアコン関連は故障すると修理費用が高額になる傾向にありますので、予防整備として当店では定期的なエアコンガスメンテナンスをおすすめさせていただいております。
エアコンガスメンテナンスのみのご入庫も承りますので、当店へお気軽にお問い合わせくださいませ。

エアコンフィルター交換。
エアコンフィルターは埃やごみを吸着しすぎると目詰まりしエアコン吹き出し口からの風量低下、また経年によりカビ臭の原因にもなります。
お車を快適にお乗りいただくためにも定期的な交換をおすすめさせていただきます。

フロントリップのボルトに錆が見受けられましたので処理します。


錆を除去し、再塗装。


全ての整備作業完了後にメンテナンスインターバルのリセットを実施。

法定点検、車検ご入庫いただきました車両は手洗い洗車をさせていただきます。
当店は純水器を導入しておりますので、ボディに水垢が付着する心配はございません。



ご納車までのお預かり期間中は適宜バッテリーの充電をさせていただきます。

作業完了後に最終チェックを実施し車両全体に問題がないことを確認、整備完了となりました。
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・DB11
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティンV12ヴァンキッシュのお客様、トランスミッション載せ替えのご依頼で入庫されました。

以前トランスミッションより異音がするとのことでご来店されたことがあり、その際は診断機で状況を確認し、点検・診断のみ実施させていただきました。
結果として内部故障の可能性が高いためトランスミッションの交換やオーバーホールでないと修理は難しい旨をご説明させていただきました。
しかしV12ヴァンキッシュのトランスミッションオーバーホールや新品の交換は費用の面からかなりハードルが高く、部品の入手も見通しが難しい状況です。
今回、スペアの中古トランスミッションが手に入ったという事で交換作業のご依頼をいただきました。
中古トランスミッションは国内で見つけたとのことでしたが、現状の国内のV12ヴァンキッシュ個体数を鑑みますとかなり奇跡的な事例です。
海外を含めて見つけようとしてもかなり期間をかけて探して見つかるかどうか…というレベルのはずです。
見つかったとしても当然程度は考慮できませんので、もし程度が良ければ稀有としか言えないものです。
結果的に今回の中古トランスミッションは内部からの異音も無く、使用するにあたり問題は有りませんでした。
事前の情報は多少あるにせよ、実際に搭載して走行するまで状況は不明ですので、半ば賭けではあります。
トランスミッション交換作業に入っていきます。
まずアンダーカバーを外しますが、V12ヴァンキッシュのアンダーカバーを外すにはかなりの数のボルト類やスペーサーを取り外していきます。
重量もありますので作業は慎重に行います。



エキゾーストパイプ後部には断熱材が巻かれているので断熱材を外し、エキゾーストパイプを外します。

プロペラシャフトを外します。

V12ヴァンキッシュのトランスミッションは車両前部にオイルポンプが付いており、オイルクーラーへミッションオイルを循環させています。
その配管が接続されているので配管を外していきます。

ASMオイルポンプからの高圧ホースとリザーブへ戻すための低圧ホースのクイックカプラを切り離します。
こちらはカプラを切り離してもオイルラインにオイル漏れやエア噛みしない構造のカプラになっており、切り離す際もオイルは漏れません。

ASMシステムのバルブボディやミッションの各センサーやスイッチからカプラーを外し、車両側ハーネスを外していきます。

ボディセンタートンネルとトランスミッションの隙間はかなり狭く、何か作業できるような隙間はありません。

トランスミッションの内部構造は通常のマニュアルトランスミッションと同じですが、機械によりシフトチェンジするASMシステムが大きな違いです。
シフトチェンジのための油圧アクチュエータとバルブボディがトランスミッションの後部に付いています。
ベルハウジングからトランスミッションを切り離して下ろします。
ベルハウジング内部もスレーブシリンダのストロークセンサーやインプットシャフトの回転センサーなどハーネスが入っているのでハーネスを傷めないよう慎重に外していきます。


スペアの中古トランスミッション。

スペア中古ミッションとの各部品の状態を比較した結果、現車のスレーブシリンダやバルブボディ、シフトアクチュエータをスペアのトランスミッションへ移植します。
シフトアクチュエータを脱着に伴い、センサーで認識しているニュートラル位置と各シフト位置が規定位置に入っているか確認作業をします。
確認の結果ズレがあればシフトアクチュエーターの位置を調整します。今回はシフトアクチュエータ脱着したため調整まで実施しました。
この調整作業は車載状態では不可能で、ミッション本体が車体から降りた状態の時しかできません。
異常が無くとも走行により位置ずれが生じる場合があるのでクラッチ交換などミッションを下ろしたタイミングで出来るだけ実施します。
アクチュエータをはアルミのブラケットを介してボルト4本でミッションに固定されていますが、後ほど調整する可能性があるのでこの移植段階では仮固定です。

ベルハウジング内部に接続するハーネスに損傷がありましたのでハーネスを修理します。
トランスミッションが降りていないと作業できない箇所です。

今回ベルハウジングも交換するので取り外しますが、ベルハウジングにはスターターモーターが固定されておりスターターモーターを取り外さないとベルハウジングが外れません。
右フロントタイヤハウスからスターターモーターの取付ボルトを緩めました。
スターターモーターを留めているボルトとエンジンブロックの間が非常に狭いためボルトの脱着が困難です。

スペアミッションのベルハウジングを取外し、エンジンへ取付け、スターターモーターを復元します。
ここまで準備ができたところで、トランスミッションのニュートラル位置、シフトアクチュエーターのシフト位置調整を行います。
SSTの延長ハーネスでエンジンハーネスをエンジンルームから、トランスミッションコントロールモジュール(TCM)からのハーネスを助手席足元からそれぞれ延長してSSTの疑似ミッションハーネスへ接続。
トランスミッションはミッションジャッキに固定してリフトで上げた車両下へ配置し、車両ASMポンプからの高圧ホースとリターンホースを接続します。
SSTの疑似ミッションハーネスを各コネクタへ接続します。

作業はイグニッションをON状態で操作することが多いためバッテリー上がり防止と電圧確保のため給電用の電源を接続します。

診断機を接続し、この状態でイグニッションをONして診断機を起動。
SSTを使用してまずニュートラル位置の検出と調整、シフトアクチュエーター、シフト用シャフトの固定をし、各ギヤのシフト位置検出と調整と進めていきます。

ターゲットと現在のニュートラル位置が表示されるので、ターゲット内に黒い点を入れるようにします。
さすがに初期位置はずれているので位置を調整。

調整後はターゲット内にニュートラル位置を表す黒い点が入るようになりました。

ギヤ位置確認と調整。


シフト位置確認と調整。

ここまで調整したら各SSTハーネスやホース類を取り外し、ミッションを車体に搭載していきます。
ミッションを上げつつ接続する車両ハーネスを損傷しないよう搭載します。搭載後ではコネクタの接続ができない箇所があるので、車両ハーネスを各コネクタへ接続しながら慎重に搭載します。
後部のミッションマウントを取り付け仮固定します。

この状態でハーネスの接続に不備が無いかなど確認。ASMポンプからのホースを接続し、搭載状態でのシフト位置を診断機で確認していきます。

この状態でもシフト位置が正常であることが確認出来ました。
場合によっては搭載後シフト位置のずれが発生してしまうため、その際は再度ミッションを下ろしてシフト位置の調整を行うという手間が発生してしまいます。
搭載後のシフト位置ずれ、作動に問題が無かったのでミッションマウントを固定し、ベルハウジング接続部の本締め、各ハーネスやコントロールユニットの接続と固定、各ホース類の接続、スターターモーターの取付、プロペラシャフト取付など復元作業を進めます。
トランスミッションオイルを補充します。
V12ヴァンキッシュはトランスミッションオイルにD-3タイプのATFを使用しております。
ミッションオイルは指定品を使用することをおすすめします。
念のためASMオイルの量を確認。タンクが2段構造です。

駆動系部品など復元後、再度リフト上でシフトが問題なく出来るかエンジンを始動してトランスミッションの動きを確認します。

各シフトが問題なく作動することが確認出来ました。
同時に脱着に関連する箇所の状態とオイル漏れなどが無いか下回りの状態を確認し、走行可能な状態にします。
路上にて試運転を実施し、ミッションの作動確認、オイル漏れなどを点検。
問題無い状態が確認出来ましたので、バッテリーの充電など車両のコンディションを整えまして納車させていただきました。

この度はご入庫誠にありがとうございました。
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・ヴァンキッシュ
アストンマーティン・車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン DB9ヴォランテの車検整備となります。
先日、車検時の受入からお見積り内容までをご紹介させていただいた車両の続きで整備作業となります。

弊社にて、車検毎にご案内しております各種消耗品の交換作業をお見積り内容に沿って、順次行っていきます。
まずは、エンジオイルとエンジンオイルフィルターの交換です。
WURTHのフラッシングトリートメントを実施します。
フラッシングトリートメントは古いオイルを抜く前に規定量を添加し、10分程度アイドリングさせ、
エンジン内部隙間の汚れを溶解させエンジオイルと一緒に排出し、
エンジン内部を清浄化及び新しいオイルの性能を最大限に引き出し効果があるとされています。
清浄なオイル経路は、潤滑性能を最適化し、エンジン部品の摩耗を低減させ、結果として燃費の改善やエンジンの寿命の延命にも繋がります。


こちらのフラッシングトリートメント実施の際にオイルフィルターも要交換となりますので、
車検整備の際に弊社ではおすすめしております。
アストンマーティン12気筒のドレンボルトはシール剤と一体型となっており
ワッシャーは使用していない為、再利用不可ですのでエンジンオイル交換毎に要交換となります。

エンジンオイルと一緒にWAKO’S スーパーフォアビークル シナジーを添加します。
エンジン内部の摩擦・摩耗を防止するだけでなく、エンジン内部を綺麗に保ち、
保護することができますので、エンジンの寿命延長や静粛性の向上が期待できます。

次にブレーキフルード交換となります。
ブレーキフルードは空気中の水分を吸収するため、時間が経つにつれて水分量が増加し劣化します。
水分を吸収すると沸点が下がり、高温時に沸騰しやすくなります。
ブレーキフルードの沸騰により気泡が発生し、ペダルを踏んでも力が伝わらなってしまい
ブレーキが効かなくなる危険性がありますので、車検毎要交換となります。
当工場では圧送機を使用しています。

圧送したブレーキフルードを各キャリパーについているブリーダーから古いブレーキフルードを排出させて交換していきます。

ブリーダー清掃時に同時にキャリパーやハブまわりの清掃を行います。
清掃後はグリスアップをすることで錆や固着の防止にとなります。


タイヤは車両へ復元する前に普段の洗車では手の届かないホイールの裏側やナット取付部の清掃をします。


パワーステアリングフルードの交換です。
油圧式パワーステアリングでは、フルードの劣化によるパワステポンプへの過負荷及び故障を防ぐため、
定期的な交換が必要です。交換の目安は走行距離2万~5万kmごと、または2~3年ごとですので
なるべく車検毎の交換をおすすめいたします。
異音やハンドルの重さ、オイルの変色・異臭といった劣化症状が出る前の交換おすすめとなります。
タンクより抜きとった古いフルードです。
かなり黒く、汚れが目立ちます。

新しいフルードです。

エアコンガスのメンテナンスです。
TEXA780Rにてメンテナンスと行います。
車のエアコンガスは年間約3パーセントから5パーセント減少していくそうで、
規定値400gの場合、5年後には300gまで減少してしまうそうです。
エアコンガスは規定量の充填がされていないと100%の性能を発揮出来ません。
エアコンガス不足で使用をつづけた場合、室内温度が下がらない、燃費悪化、
コンプレッサーの故障の原因となってしまいます。
そこで、TEXA780Rはお車のエアコンガスを一度回収してガスに含まれているオイルや不純物を取り除き充填してくれます。
そして車両に規定値量のエアコンガス(不純物を除去したガス+不足量)とオイルを充填。
規定値量を充填することで、エアコン本来の性能(効き)を発揮してくれます。
エアコンガス及びコンプレッサーオイルの回収、リサイクルを車輛の規定値に合わせて充填します。
また、新しいR1234yf冷媒を搭載した新しい車両にも対応しています。

メンテナンス前後で吹き出し口へ温度計をあててみたところ差がでました。


その他、各種消耗品の交換をしていきます。
こちらはエアコンフィルターの交換です。

ワイパーリフィールの交換です。

車両を傷つけないようにワイパー交換モードへ移動し作業をしております。

WAKO’Sクーラントブースターを冷却水に添加します。
冷却水の性能維持効果があり、性能を維持することにより劣化を遅らせ交換時期を延命しますので、
結果的に経済的にもなりますし、その分廃冷却水が出ませんので地球にも優しいです。

キーバッテリー交換です。
2年を超えるとキーの反応が悪くなりますので当工場では車検毎にサービスにて交換させていただいております。
アストンマーティンのキーバッテリー交換は国産車に比べて難易度が高いのでご入庫の際にお声掛けいただければ車検ではなくとも交換させていただきますのでお気軽にお申し付けくださいませ。

最後にロードテスト等行い不備等がないことを改めて確認し、作業完了となります。
車検点検時のみ洗車特典がついております。
お返し前には純水器にてユーザー様の大切なお車に洗車時の水垢が残らないように洗車をしております。

この度は、車検整備のご用命誠にありがとうございました。
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アストンマーティンV8ヴァンテージのエンジン不調の診断・修理となります。

エンジンが振動する時があったとのことでエンジン不調(チェックランプ点灯は無し)診断
のご依頼いただきました。
まずは車両の状態を確認します。
エンジンをかけてみると常時ではなく時々振動がします。
AMDS(アストンマーティン純正診断機)をあて、故障コードの過去歴を確認してみます。

エンジン関係に振動に繋がるような故障コードの入力はありませんでした。
振動が失火のようでしたので、失火カウンターも念のためチェックします。

失火の検出がある場合は該当シリンダーの番号の部分がカウントされるのですが、今回検出はありませんでした。
実際にスパークプラグの状態を目視確認します。
全数(8本分)確認をします。

焼け具合に目視で分かるような異常は見受けられませんでしたので復元します。
KOERテスト(キーON・エンジンRUN)テストにてエンジンをかけた状態でどこに不具合があるかを検知してくれるテストを実施しました。


テストが途中で中断されてしまいました。
点火タイミングの保存値を確認するとそもそものデータが飛んでしまっていました。

この影響で車両側が故障コードを拾えていなかったと推測し、
エンジン不調が常時ではなく、たまにということもあり、エンジン学習を行いました。

再度ロードテスト等実施し、車両の状態を改めて確認していきます。
この頃には症状が入庫時より顕著に出るようになっていましたので、
再度、AMDSにて故障コードを確認していきます。

P0305 5番シリンダーにミスファイア(失火)
P2197 バンク2センサー1のO2センサー故障コード
の入力がありましたのでそれぞれについて診断を進めていきます。
まずは、失火カウンターの確認です。

5番にかなり失火検出があります。
次に5番のスパークプラグのみを隣の6番と入れ替えて失火が移るか確認します。

スパークプラグのみを入れ替え、カウンターも6番に入りましたので
イグニッションコイルの故障ではなくスパークプラグの故障と診断をいたします。
現状、実際に故障しているのは1本のみですが、
同じ環境で同じ期間使用されている他のスパークプラグも徐々に故障する可能性が高いです。
該当箇所のみ交換をするか、念のため全数交換をするかをお客様にご判断いただき、
全数交換をご希望されましたので今回は、全数交換にて作業を進めさせていただきます。
この段階でかなり振動がありましたので、失火がO2センサー故障コードに影響を与えている
可能性や車両への悪影響を考慮し、ひとまず交換作業をさせていただきます。


交換作業が完了しエンジン振動が無事に無くなりましたので、
診断機接続し、コードリセットとエンジン学習値の再学習を実施しました。


その上でO2センサーの波形も念のため確認します。
波形確認時はしっかり暖気してから行います。

若干波形乱れはありましたが、今すぐ交換の必要は無い程度でした。
ロードテスト後も故障コードの再入力はありませんでしたのでO2センサーに関しては
様子見にてご案内させていただきました。
最後に各部機能チェックし、ご納車させていただきました。

今回は、症状が出ていてもチェックランプ点灯がしていなかったです。
症状も常にではなくたまに出る程度でしたが、お早めにご連絡いただいたことで
O2センサーの交換の必要がなかったので修理金額を抑えることにも繋がりました。
何かいつもと違うなと感じましたり、ご不安なことがございましたらお気軽にご相談くださいませ。
この度は、修理ご依頼誠にありがとうございました。
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・V8ヴァンテージ
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン V12ヴァンキッシュ
英語で「打ち負かす」、「征服する」、「克服する」の意味を持つ「Vanquish(ヴァンキッシュ)」
アストンマーティンのフラッグシップマシンにい相応しい車名です。
イギリスはニューポートバグネル工場で、人の手で組み上げられたヴァンキッシュは大量生産された工業製品としての自動車とは一線を画す魅力がございます。

ヴァンキッシュも3代目となる現行モデルが発表されたことは記憶に新しいですが、ヴァンキッシュといえば映画「007」シリーズにも登場したこの初代モデルがお好きな方も少なくないはずです。
ボンドカーとしての側面も持つヴァンキッシュですが、生産されてから20年近くの年月が経過し、故障に伴う大掛かりなメンテナンスも珍しくなくなりました。
こちらの車両は走行不能となってしまい、レッカー入庫となりました。
V12ヴァンキッシュの変速機構はマニュアルトランスミッションがベースとなっており、車両がドライバーに代わってクラッチの断続、及び変速を行います。
クラッチの断続、変速は油圧で制御されており、フルードが漏れた場合、走行不能になってしまいます。

車両を整備エリアへ移動させ、リフトアップ。
エンジンとトランスミッションの接合部付近よりフルードの漏れが見受けられました。

漏れ箇所を特定するためにトランスミッションを車両から降ろします。

トランスミッションインプットシャフト側
写真赤丸部分、クラッチを断続するスレーブシリンダーに繋がるASMホースからフルードが漏れていたようです。
今後も安心してお乗りいただけるよう、ASMホースは全数交換させていただくこととなりました。

クラッチを断続するための部品「スレーブシリンダー」
こちらもASMフルードの油圧がかかる部品です。

部品供給の関係で今回は新品交換ではなく、現品オーバーホールで対応いたします。
スレーブシリンダーのオーバーホール完了まで時間がかかりますので、別の作業に移ります。

現在の走行距離を鑑み、併せてクラッチプレート/カバー/パイロットベアリングを交換いたします。
V12ヴァンキッシュ/V8ヴァンテージ/V12ヴァンテージS等、マニュアルトランスミッションをベースとした変速機構を採用している車両は定期的なクラッチ交換作業が必要となります。






クラッチ関連部品交換後、各部を規定トルクで締め付け実施。
当店はV12 ヴァンキッシュをはじめアストンマーティンの整備マニュアルを各種保有しておりますので、正確な情報をお調べすることが可能です。


スレーブシリンダーのオーバーホールも完了しましたので、トランスミッションまわりの整備作業に移ります。


ASMフルードが漏れて汚れたハウジングを清掃し、スレーブシリンダーを取付けます。

バルブボディに取付けられているASMホース。
経年により変色、劣化が見受けられます。

上記写真部分を含む、すべてのホース類を新品に交換。
ASMホースは経年劣化によるフルード漏れが往々にして発生してしまう部品です。
V12ヴァンキッシュのASMホースは純正新品としてホースのみの供給は無し、バルブボディAssyの構成部品にホースも付属してくるという供給設定のみとなります。
バルブボディAssy交換と比較してリーズナブルに、安心してお乗りいただけるよう、今回のように社外品のASMホースを入手し交換をする整備の方向性も有効かと考えます。
またV8ヴァンテージ/V12ヴァンテージS等に採用されておりますスポーツシフトのASMホース交換作業も承っております。
ASM関連部品の劣化が気になる、走行不能になる前に予防整備として交換を検討されているお客様はお気軽に当店へお問い合わせくださいませ。

ASMホース交換後はトランスミッションギヤセレクター部分の整備へ移ります。
走行中の変速時、シフトミスをするときがあるので改善したいとご用命いただきました。
トランスミッションギヤセレクター部分のガイドプレートに原因があると考えますので、部品を取り外し確認します。

取り外したシフトセレクターガイドプレート
油圧でギヤセレクターを動かしHパターンガイドの溝をキーがスライド、変速をします。

プレートのガイド部分にキーと強く接触、削れた跡がありました。
これが原因でスムーズに変速できず、シフトミスを誘発していたと考えられます。

キーとの接触を避けるため、プレートに加工を施します。
加工後はトランスミッションへ元通り組付け、トランスミッション搭載前に動作テストを実施し確認します。

V12ヴァンキッシュはトランスミッションを車両へ搭載してしまうと、スペースの問題で各種調整ができません。

アストンマーティン純正特殊工具を用いて、トランスミッションを搭載せずとも車両と接続している状態にします。

当然ですがこの作業もアストンマーティンから供給される整備マニュアルに記載されており、正規手順を踏んだ作業になります。
この独特な調整作業はV12ヴァンキッシュ以外には存在しないでしょう。

シフト位置を診断機で確認、ズレもなく良好です。
ガイドプレート加工後は違和感なくギヤが入るようになりました。


ギヤセレクターポジションが規定位置に収まっているか確認。
写真の緑~黄色の範囲内に黒い点が収まっていれば規定値内となります。
微調整を繰り返し、無事に中心値に納めることができました。
全ての調整作業完了後、トランスミッションを車両に搭載します。

トランスミッション搭載後はプロペラシャフト等も組み付け車両を復元。
走行、及び変速フィールが正常かチェックのために試運転を実施します。
問題なく走行ができることを確認、整備完了となりました。

アストンマーティンを代表する貴重な一台も時代の流れには逆らえず、徐々に入手不可能な部品も増えてきてしまいました。
アストンマーティンの伝統と歴史を守る意味も込めて、我々もできる限りのメンテナンスをさせていただきたいと思います。
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
【横浜 新山下 工場】
〒231-0801
神奈川県横浜市中区新山下2-5-9
TEL: 0120-152-008
FAX: 045-264-7706
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・ヴァンキッシュ
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン DB9ヴォランテの車検整備となります。
今回は、車検時の受入からお見積り内容までをご紹介させていただきます。

まずはエンジンルーム内の油脂類の状態やオイル漏れの有無ベルトの状態等点検をしていきます。
エンジンオイルの量や色、汚れをチェックします。
あまり乗られていなくても劣化しますので1年毎の交換おすすめさせていただいております。

同じようにパワーステアリングフルードのレベルや色、汚れをチェックします。
極端に減ってしまっている場合は、経路に漏れがないかを確認します。
交換歴がありませんでしたので、今回は、交換をご提案させていただきました。
目安としまして、3万~5万kmまたは3年~5年に1回は交換おすすめとなります。

ブレーキフルードも同じように量や色を確認します。
ブレーキフルードは水分を吸収してしまいブレーキが深くなったり効きに変化をもたらしてしまう為、車検毎の交換をご案内させていただいております。
また、目視だけでなく専用のテスターにて濃度を確認します。

冷却水も同じように目視にて量や汚れを確認後、専用のテスターにて濃度を確認します。
不凍液%が30%を切ると交換時期となります。
不凍液%は水道水の補充や経年劣化により下がって来ますので、1年毎の点検をおすすめします。

次に、バッテリーの状態を点検していきます。

ご入庫前にバッテリーが上がってしまい、ご自身で交換されたとのことですので、
バッテリー本体の電圧は異常なしでした。
次にバッテリー上がりの原因を調べていきます。
暗電流が何かの条件で流れてしまっていないかを暗電流テスターにて確認し、問題ありませんでしたが、
ヴォランテ車両でルーフモジュールが誤作動をするという事例がありましたので、
念のため、アストンマーティン純正診断機にて各モジュールがおかしな動きをしていないか時間をかけて点検していきます。
こちらは、お客様の保管状態と同じ車両状態にし、診断機を繋ぎ夕方から翌日の午前中いっぱい繋いでおき、
誤作動を起こしてしまっていないかのチェックをしています。


19時頃に車両のキーロック後には動いた形跡は見つかりませんでしたので正常な状態と判断いたします。
そこで走行距離を確認すると前回入庫時(1年3か月ほど前)より586㎞ほどしか伸びていませんでした。
保管状態を確認すると保管場所はコンセントがなく充電機を繋いで置けない場所とのことでした。
今回は、あまり乗られる機会が少ないようでしたら充電可能な環境で保管することをおすすめさせていただきました。
次にタイヤを外し一輪ずつ状態を確認していきます。

主に摩耗状態やひび割れ等がないことや製造年/変摩耗等していないことを確認していきます。
タイヤ地面を直に捉える為、交換時期をスルーしていると事故に繋がりますのしっかりチェックしていきます。
次にブレーキ周りの点検となります。

こちらはブレーキパッドの残量のチェックをしています。
摩耗具合で内外差や左右差の有無やブレーキホースの状態・ディスクローターの状態/摩耗具合等確認していきます。
お預かり時に車両状態チェックさせていただくと左側のサイドリピーター(ウインカー/ハザード)のカバーは無くなってしまっています。
これでは車検不適切な為、要交換となりますので、早速交換していきます。

新旧品です。

外したあとには清掃してから取り付け作業へ入ります。

新品の取り付けさせていただきました。

点灯確認をし復元していきます。
その他、足回り・下廻り・エンジン関係等故障や車検不適合がないことを確認し、車両に合った内容にてお見積書を作成し、お見積りをご案内します。

長くなってしまいますので各種作業については次回以降ご紹介させていただきます!
車検のご用命誠にありがとうございました。
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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・DB9
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン ラピードSのABSモジュール修理となります。

今回は、業者様からのご依頼となります。
メーター内に
・トラクションコントロールイチジオフ
・ABS/DSC ハヤイジキニテンケンヒツヨウ
・ABSチェックランプ点灯
が表示されているとのご用命を受け、車両お預かりさせていただきました。


アストンマーティン純正診断機にてまずは診断を進めさせていただきます。
診断機をあて、故障コード一覧を確認します。

エンジン関係には汎用テスターを繋いだ際に入力してしまうP1923/U0115が右バンクに確認され、
左バンクには触媒効率低下を示すコードP3070/P3071の入力がありました。
エンジン不調な時があったとのことで症状は出ておらず、
・ポンプコネクター溶損点検
・フューエルプレッシャー数値実測値
それぞれ点検し良好なことを確認しました。


また、触媒効率低下のコードがありましたので、O2センサーの波形を確認しましたが
大きな乱れはありませんでした。(写真を撮り忘れてしまいました。。。)
症状が出ていないこともありましたので、O2センサー交換または故障コード消去で様子見を提案させていただきました。
O2センサーは上流側4本下流側4本の合計井8本(約5万円/1本)の部品費用を鑑み今回は、様子見にてご了承いただきました。

EBS(Electronic Braking System Module)にはABSポンプ故障の関するコード40201Cの入力がありました。
こちらがABSチェックランプ点灯に繋がっております。
まずはABSモジュール接続部のコネクター部に断線や劣化がないことを確認します。

配線まわりに異常がないことを確認できました。
当初、本体交換にてご案内させていただいたのですが、
新品は国内在庫なし本国オーダーで高額となるので修理でとご用命いただきました。
同業他社様からのご提案ということで、信頼のおける修理業者様もご存知でご紹介くださり、
今回は、ABSモジュールの現品修理にて作業を進めさせていただきました。
早速、取り外し作業へ入ります。
左フロントのタイヤハウスの内側にABSモジュールはあります。

ブレーキフルードが垂れてしまうのでしっかりまわり飛び散らないように保護やキャップとなるものをつけておきます。
今回は、専門の業者様にて修理ですので梱包し、修理業者様へ発送しました。
基盤だけでなく、モーター部分もだいぶ腐食してしまっていたとのことです。
下記写真はモーター部分で、返送していただき中を確認することができました。

修理後のABSモジュールです。

早速取付け作業へ入ります。
取付け後はフルード漏れ等入念にチェックしますので、よりわかりやすいようにしっかり清掃清掃しながら取付けます。

取付け後、純正診断機にてエア抜き作業を行っていきます。
純正診断機にてブレーキシステムブリードという項目がありますので、
ABSポンプを意図的に動かしエア抜きをすることが可能です。
ここからは診断機の指示に従います。



純正テスターの指示に従い、各ブリーダーより十分エア抜きができました。
遂にコンプリートです。
最後にロードテストテスト実施し、フルード漏れがないことを確認しその上で故障コードが再入力しないか確認しました。

無事にメーター内の表示も消えました。

ABSモジュールの脱着が伴う作業は純正診断機を使用した作業が伴います。
弊社では、アストンマーティンに限らずポルシェ・BMW・メルセデスベンツ等輸入車メーカーを中心に純正診断機を取り揃えておりますので、
同業他社様からのご相談もお受けいたしております。
また、カーユーザー皆様のお困りごと等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ!

最後に各部機能チェックをご納車させていただきました。
この度は、ご用命いただき誠にありがとうございました。
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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
【横浜 新山下 工場】
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・ラピード
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン V12 Vantage S Roadster 車検整備にてご入庫いただきました。
パステルブルーのボディカラーが目を引く車両です。

アストンマーティンのソフトトップはVantageシリーズに「Roadster」(ロードスター)、DBシリーズに「Volante」(ヴォランテ)の名が与えられています。
「Roadster」 直訳すると「道を行く者」、19世紀のアメリカで旅行に適した軽量な馬車を表すために使用したことが語源のようです。
なお「Volante」(ヴォランテ)の意味については下記の当店ブログ記事をご参照くださいませ。
Aston Martin DB11 Volante ブレーキ鳴き修理
ご入庫後は車両を整備エリアへ移動させ、法定点検項目に沿って各部を点検していきます。

純正診断機 AMDSを車両に接続し、各種故障コードを読み込んでいきます。
純正診断機を用いて然るべき情報を読み取り、車両の状況が把握できることが当店の強みです。

続いてバッテリーを点検。
従来のバッテリーテスターは、バッテリーの状態を点検する際に強い負荷をかけてしまいます。
当店はバッテリーに負荷をかけることなく状態を点検することが可能なMIDTRONICS(ミドトロニクス)社のテスターを採用しております。
バッテリーの表面上の状態しか点検できないテスターとは違い、バッテリー内部の状態、健全性等の深部まで点検した結果がわかります。
日頃より安心してお車をお乗りいただくためにも、確実な点検結果をご提供できるよう適切な機材を取り揃えております。

点検結果は概ね良好、バッテリーは交換ではなく充電にて様子見とさせていただきます。

続いてブレーキまわり点検。
V12 Vantage Sにはカーボンブレーキが搭載されており、その特性上ブレーキパッドの摩耗量は非常に少ないです。

こちらの車両も例に漏れず、前後ブレーキ共に残量は十分です。

タイヤ点検、経年劣化もなく残溝も問題ございません。

エアクリーナエレメント点検。
アストンマーティンはV8/V12エンジン共に車両をリフトアップしフロントタイヤを外さなければ点検することができません。
状態は良好、問題ございません。

ブレーキフルードの劣化状態を点検いたします。
劣化は進んでおりませんが、今回は車検整備ですので定期交換をおすすめさせていただきます。

インテークマニホールドに繋がっている負圧チューブ。
アクセルを踏み込み車両が加速をする際、必要となるエンジン吸入空気量が増加します。
急激に吸入空気量が増加した際にエンジンへの空気供給が間に合わなくなり、アクセルレスポンスに影響を及ぼす場合がございます。
そのため加速時は通常の空気供給ルートに加え、エアクリーナーBOXのバイパスルートを通じて吸入空気量不足を防止する機構が設けられています。
バイパスルートのバルブはインテークマニホールドの負圧を利用し開閉動作を制御しており、その負圧取り出し箇所が上記写真部分です。
この負圧チューブはエンジンからインテークマニホールドに吹き返してきたエンジンオイルの影響で劣化、膨潤してしまいます。
劣化が進行するとチューブの差し込みが甘くなり、隙間から二次空気を吸い込んでしまいエンジン不調やエンジンチェックランプ点灯の原因となってしまいます。
この車両の負圧チューブにも劣化が見受けられましたので、交換をおすすめさせていただきました。
車両各部の点検結果をもとに作成したお見積りをお客様へご案内し、車検整備の方向性をヒアリング。
整備内容をご指示いただきました後に、整備作業着工とさせていただきました。

まずはエンジンオイル交換前にエンジン内部フラッシングを施工いたします。
当店ではWURTH(ウルト)社のフラッシング剤を採用しております。
交換前のエンジンオイルに添加しアイドリングさせることでエンジン内部を洗浄します。

フラッシング施工後はオイルドレンよりエンジンオイルを排出。
エンジンオイル及びオイルフィルターエレメントを交換いたします。

アストンマーティンのエンジンオイルドレンボルトはシールパッキンと一体になっているため、オイル交換時はドレンボルトも同時交換になります。
またエンジン内部機構保護のためにも、エンジンオイル交換の際はオイルフィルターエレメントの同時交換をおすすめさせていただきます。
当店はアストンマーティン用のオイルドレンボルト、オイルフィルターエレメント等の定番消耗品類をはじめ、ブレーキパッド等も常時在庫がございますので、部品待ちのお時間をいただくことなくクイックな整備作業が可能です。

エンジンオイルはWAKO’S 「Euro Touring 5w-40」をチョイス。
ASEA:C3規格ですので、V12 Vantage Sに要求される規格に適合しております。

さらにエンジン内部保護性能を向上させるため、WAKO’S S-FV・S(スーパーフォアビークル シナジー)を添加。
エンジンにオイルを規定量注入していきます。

エンジンオイル新旧比較。
並べると違いは一目瞭然です。
エンジンオイルは年間の走行距離が浅くても劣化が進行してしまいます。
最低限、年に1度の交換をおすすめさせていただきます。

次にトランスアクスルオイルを交換いたします。
アストンマーティンのVantage系車両はトランスミッションとディファレンシャルが一体となっている変則機構「トランスアクスル」を採用しています。

オイルドレン、フィラーガスケットは新品に交換いたします。

トランスアクスルに注入する新品オイル。
このオイルにもアストンマーティン品番が割り振られており、れっきとした純正部品です。
パッケージの通りCastrol社製ですが、一般市場に流通しているものではございません。

トランスアクスルのフィラーから規定量を注入していきます。

トランスアクスルオイル新旧比較。
走行距離の浅い車両でしたが、経年により劣化が進んでいたようです。
トランスミッション、ディファレンシャル、トランスアクスル等の駆動関係オイルも定期的な交換をおすすめさせていただきます。

圧送交換機を車両に接続し、ブレーキフルード交換作業を進めます。


ブレーキフルード新旧比較。
ブレーキフルードはブレーキペダルの踏力を各ブレーキキャリパーへ伝達する重要な役割を担う部品です。
劣化が進行するとブレーキペダルタッチや、制動能力の悪化に繋がりますので、定期的な交換をおすすめさせていただきます。


経年劣化しているインテークマニホールド負圧チューブを交換いたします。
エアクリーナーBOX内部からインテークマニホールドまで伸びているチューブ複数本でエアバイパス開閉機構が構成されておりますので、全数のチューブを交換いたします。

インテークマニホールドに差し込まれる部分は膨潤し明らかにサイズが変わっておりました。
新品チューブを車両へ取付け、エアクリーナーまわりを復元していきます。

法定点検の際はブレーキやショックアブソーバー、サスペンションアーム等の足まわり部品に緩みがないか、工具を用いて点検いたします。


お客様に安心してお車にお乗りいただけるよう、各部をしっかり点検させていただきます。

各種油脂類の交換作業完了後はリフトから車両を移動させ、エアコンガスメンテナンスを実施。

エアコンガス添加剤も併せて添加、エアコンシステム性能、及び内部保護性能向上を図ります。
定期的なエアコンガスのメンテナンスはエアコンの効きを最適化するだけでなく、システムの負担を減らし部品の故障リスクを低減する効果もございます。
エアコン関連は故障すると修理費用が高額になる傾向にありますので、予防整備として当店では定期的なエアコンガスメンテナンスをおすすめさせていただいております。
エアコンガスメンテナンスのみのご入庫も承りますので、当店へお気軽にお問い合わせくださいませ。



車両コンディションを高水準で維持できるよう、冷却水添加剤及び燃料添加剤を添加。

当店ではWAKO’S、WURTHの各種添加剤を取り揃えております。
ご入庫いただいた際にはお客様のお車の状態にマッチした製品をご提案させていただきます。


ワイパー交換モードに移行し、ワイパーブレードを交換。
ワイパーの拭き取り性能低下は雨天時の視界不良に繋がりますので、定期的な交換をおすすめさせていただきます。

エアコンフィルターを交換。

エアコンフィルターは埃やごみを吸着しすぎると目詰まりしエアコン吹き出し口からの風量低下、また経年によりカビ臭の原因にもなります。
お車を快適にお乗りいただくためにも定期的な交換をおすすめさせていただきます。

有効期限切れのため発煙筒を交換。

リモコンキー電池交換。

ヘッドライト光軸調整後、継続検査。
無事に車検更新が完了いたしました。


全ての整備作業完了後にメンテナンスインターバルのリセットを実施。


走りを追求したシャーシにV12気筒の心臓を与えられたV12 Vantage S
まさに「ピュアスポーツ」を体現した一台でしょう。

作業完了後に最終チェックを実施し車両全体に問題がないことを確認、整備完了となりました。
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
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【輸入車・国産車】アストンマーティン
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン DB11 Volante
ブレーキ鳴きが気になるので修理してほしいとご用命いただきました。

今回初めてご入庫いただきましたこちらのDB11、当店としては珍しいVolante (ヴォランテ)モデルです。
アストンマーティンDBシリーズのオープンモデルには、イタリア語で「飛ぶ」を意味する「Volante」の名が与えられます。
ご入庫後、試運転を実施。ブレーキ鳴きの症状を確認いたします。
DB11のブレーキはパッド、ディスクローターの材質の関係か非常に鳴きやすい傾向にあります。
こちらの車両は前後輪共にブレーキ鳴きの症状を確認、なおかつフロントよりもリアからの鳴きが強く聞こえました。
工場へ戻り車両をリフトアップ、ブレーキの状態を点検しつつ、鳴き止め対策を施します。


フロントブレーキパッド点検。
残量としては許容範囲です。

リアブレーキパッド点検。
フロントと比較し摩耗が進んでおります。
摩耗状態を詳しく確認するため、ブレーキパッドをキャリパーから取り外します。

リアブレーキパッドの摺動面を確認しますと、赤丸部分に金属露出が見受けられます。

ブレーキパッドはドライバーがブレーキをかけたときに、ディスクローターに押し付けられて制動をかける役割を果たす「摩材(写真 黄色)」と、その摩材をブレーキキャリパーに安定して取り付けられるようにするための「ベースプレート(写真 緑色)」の二つの素材で構成されており、一般的に摩材とベースプレートは強力な接着剤で貼り付けられています。
アストンマーティンのブレーキパッドは摩材とベースプレートが接着剤でなく、真鍮製のピンで締結されています。
真鍮製のピンはブレーキパッドが摩耗するにつれてブレーキ摺動面へ露出(写真 赤丸部分)してしまい、ディスクローターに接触、線傷を入れてしまいます。
可能な限りディスクローターにダメージを与えないように比較的柔らかい金属である真鍮製ピンを採用しているようですが、ピンが露出するということは当然、異金属同士が接触することになります。
ご入庫直後の試運転時にはリア側からのブレーキ鳴きが強く聞こえました。
ブレーキ分解、ブレーキパッドを点検した結果、リアブレーキパッドは真鍮製ピンが露出していました。
あくまでも推測の域を出ませんが、異金属同士が接触することにより、ブレーキ鳴きを助長しているのでは?とも考えられます。
お客様へブレーキの状態をご案内、今回は
・フロントブレーキパッドは現車付き部品を鳴き止め施工
・リアブレーキパッドは摩耗の為、新品へ交換
とさせていただきました。

リアブレーキパッド交換、新旧比較。
写真左側の部品は当店が取り扱うアストンマーティン用オリジナルブレーキパッドです。

純正品と比較してリーズナブルに、かつ低ダスト、ブレーキタッチも違和感の無い仕上がりとなっております。
当店オリジナルのアストンマーティン用ブレーキパッドが適合する代表車種は
V8 Vantage/DB9/DB11/Rapide となります。
部品在庫もございますので、部品取り寄せのお時間を頂戴することなくクイックな作業が可能です。
ブレーキパッド交換をご検討されているお客様はお気軽に当店へお問い合わせくださいませ。
※モデル、年式により当店オリジナルブレーキパッドが適合しない場合もございます。

ブレーキキャリパー組み付け前にできる限りの鳴き止め対策を施します。

ブレーキパッドをキャリパーに取り付けるガイドピン及びハードウェア。


超音波洗浄機を使用し、こびりついたブレーキダストを除去します。
当店では可能な限り、整備作業に付随する部分は清掃をさせていただきます。

然るべき箇所へブレーキグリスを塗布し、ブレーキパッドを組付けていきます。


ブレーキダストで汚れてしまったホイール内側も清掃。

ダストを拭き取ると、バランスウエイトを剥がした跡が残っていました。
ホイールの内側と外側に一か所ずつ、しかも4本全てのホイールにです。
これではせっかくのアストンマーティンのホイールの美しさが台無しになってしまいます。

全てのホイールに残っていたバランスウエイトを剝がした跡を除去。
スーパーカーのホイールは美しくなければなりません。

鳴き止め施工後に試運転を実施、ブレーキ鳴きは無事に解消。
工場へ戻り最終チェックを実施、問題がないことを確認し作業完了とさせていただきました。
DB11はブログ冒頭にも申し上げましたが、パッド、ディスクローターの材質の関係か非常に鳴きやすい傾向にあります。
全ての個体に今回と同様の鳴き止め対策を施工しても完全に鳴きが収まらない場合もございますが、ある程度は改善することが可能かと考えます。
DB11に限らず、アストンマーティンのブレーキ鳴きにお悩みのオーナー様は、お気軽に当店へお問い合わせくださいませ。
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。