アストンマーティン DBS 12ヶ月点検にて、ご入庫いただきました。

作業を進めていきます。

エンジンルームから点検します。

テスターにてブレーキフルードの点検をします。
今回はOKの判定なので交換はしません。

パワーステアリングフルードの点検をします。
MAXラインより少ししたなので補充します。

エンジンオイルの点検をします。
今回はオイルエレメントも併せて交換させていただきます。
交換時に添加剤を注入しエンジンの寿命を延ばします。


交換が終わったらオイルレベルをゲージにて確認します。

エアークリーナーエレメントの点検をします。
汚れが目立っており交換歴がないため交換させていただきました。


足回りの点検をします。
パッド残量の確認をします。この車両はカーボンディスクブレーキを採用しております。


普段お客様の手の届かないキャリパーを清掃します。


下回りの点検をします。
ゴム類の切れ・漏れなどを入念にチェックします。

お客様より超音波洗浄のご用命をいただきましたので作業させていただきます。


今回は洗浄のみですが弊社ではホイールコーティングも施工できます。
洗浄・コーティングを同時にやらせていただくとセット割引もございます。

バッテリーの点検をします。
良好判定でしたのでお預かり中は常に充電させていただきました。

エアコンフィルターを点検し交換させていただきました。

弊社では点検時にサービスでキーバッテリーを交換させていただいております。

お客様より車両各部のクリスタルボタン化のご依頼を受けましたので作業していきます。
インストメントパネル・センターコンソール周りの脱着に後方部分から分解していきます。


傷が入らないようしっかり養生をします。

Before

After




最後に診断機にてエラーコードがないかチェックし車両に問題がないか確認します。
併せてメンテナンスリセットも行います。


この度は、ご入庫いただきありがとうございました。

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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
【横浜 新山下 工場】
〒231-0801
神奈川県横浜市中区新山下2-5-9
TEL: 0120-152-008
FAX: 045-264-7706
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・DBS
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン V8ヴァンテージ 車検にて、ご入庫いただきました。

作業を進めていきます。

エンジンルームから点検します。

ブレーキフルードがかなり汚れていてテスターにてNG判定だったので交換させていただきました。
併せてMT車両の為クラッチフルードも交換します。



新品は透明なので、かなり汚れています。

エアークリーナーエレメントの点検をします。
軽度の汚れの為、清掃にて戻します。

エンジンオイルの交換をします。
ドレイサンプの為、ドレンが複数あります。

お客様よりエンジンチェックランプ点灯の相談を受けており診断した結果O2センサーの上流側が原因だった為、交換させていただきました。


緑のコネクターが上流側になります。
交換後は波形も安定しておりロードテスト実施後もチェックランプはつかず良好です。



足回りの点検をします。
ブレーキパッドの残量を測り締め付けなど各部チェックします。


点検時に普段お客様の手の届かないホイール裏側を清掃させていただいております。
弊社では超音波洗浄・ホイールコーティングも承っております。


下回りの点検をします。
各部ゴム類の切れ・漏れなど入念にチェックします。

バッテリーの点検をします。
良好判定なので今回は充電のみ行います。

診断機を繋げエラーコードがないか確認します。
併せてメンテナンスリセットを行います。


車検更新前にサイドスリップ・光軸調整を行います。
光度も問題ありません。


この度は、ご入庫いただきありがとうございます。

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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
【横浜 新山下 工場】
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・ヴァンテージ
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
弊社で販売させていただいたアストンマーティン V8ヴァンテージSの納車整備を行います。

作業を進めていきます。

エンジンルームから点検していきます。

ウォッシャー液・冷却水を補充していきます。
今回、冷却水には性能維持剤を添加しました。


テスターにて良好でしたが納車前なので交換させていただきました。
交換後、液面をMAXに合わせます。


バッテリーは良好でしたので充電させていただきました。

エンジンオイルを交換します。
交換前にフラッシング剤を使用しエンジン内部の汚れを浮かします。

かなり汚れている状態でした。

ドライサンプ車両の為ドレンボルトが4個ついています。




ワッシャー・ドレンボルト・オイルエレメントを新品のものに交換します。

使用オイルはUnilOpalの指定粘度のものを使用します。
併せて添加剤も注入します。


次にトランスアクスルオイルを交換します。
アストンマーティンのVantage系車両はトランスミッションとディファレンシャルが一体となっている変速機構「トランスアクスル」を採用しています。
純正部品のCastrolのミッションオイルを使用します。




パワーステアリングフルードを交換します。
交換前にゲージにオイルがつかない状態でした。
指定オイルのCHF11Sを使用します。


エアークリーナーエレメントの点検をします。
交換歴が無く汚れていた為、交換しました。


足回りの点検をします。
ブレーキパッドの残量やディスクローターの状態などを確認します。


下回りの点検を行いゴム類の切れ・各種漏れなどがないか確認します。

ワイパーブレードの交換をします。
交換モードにし交換します。


エアコンガスメンテナンスを実施し併せて添加剤も注入します。

エアコンフィルターを交換します。
定期的に交換をおすすめいたします。

燃料系統の洗浄剤を注入します。
弊社では2本セットで、ご提案させていただいております。


今回、使用したケミカル類になります。
弊社では様々な油脂類・ケミカル類を在庫しております。
お客様のお車にあったものを、ご提案させていただければと思います。

装着していたタイヤが新車時のもので、ひび割れも酷いので交換しました。
バランス取りも行い車両に取り付けます。


発煙筒が期限切れだったので交換しました。

診断機にて車両に異常がないか確認します。

併せてメンテナンスリセットも行います。

車両のサイドスリップ調整・光軸調整を行います。


この度は、お買い求めいただきありがとうございました。

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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
【横浜 新山下 工場】
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・V8ヴァンテージS
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
2代目アストンマーティン ヴァンキッシュ

アストンマーティンの量産車として初のフルカーボンボディを纏い世に送り出されたそのフォルムは、
「Vnqish」の名の通り力強さと美しさが共存する「征服者」としての威厳を感じさせます。
今回はルーフライニングが垂れ下がってきてしまったため修理をしたいとご用命いただき、ご入庫の運びとなりました。
ご入庫後、ルーフライニングの状態を確認します。

ルーフライニング中央部が垂れ下がっています。
ルーフライニング垂れは輸入車ではよくあることですが、アストンマーティンも例外ではありません。
内装部品を取り外し、ルーフライニング単体を車外へ出します。

取り外したルーフライニング単体。

表皮がベーストリムから完全に剝がれています。

表皮とベーストリム間のウレタン劣化がルーフライニング垂れの原因のようです。
ルーフライニング修理は完成まで時間を要しますので、別の作業へ移ります。

エンジンオイル交換を併せてご用命いただきましたので車両をリフトアップし、エンジンオイルを排出。
オイルフィルターエレメントも同時に交換させていただきます。

アストンマーティンのエンジンオイルドレンボルトはシールパッキンと一体になっているため、オイル交換時はドレンボルトも同時交換になります。
またエンジン内部機構保護のためにも、エンジンオイル交換の際はオイルフィルターエレメントの同時交換をおすすめさせていただきます。
当店はアストンマーティン用のオイルドレンボルト、オイルフィルターエレメント等の定番消耗品類をはじめ、ブレーキパッド等も常時在庫がございますので、部品待ちのお時間をいただくことなくクイックな整備作業が可能です。


エンジン内部保護性能を向上させるため、WAKO’S S-FV・S(スーパーフォアビークル シナジー)エンジンオイルに添加。
エンジンにオイルを規定量注入していきます。

エンジンオイル新旧比較。
違いは一目瞭然です。
エンジンオイルは年間の走行距離が浅くても劣化が進行してしまいます。
最低限、年に1度の交換をおすすめさせていただきます。

アストンマーティンの多くのモデルのドアは水平に開閉するのではなく、やや斜め上方向へ開閉する「スワンドア」を採用しています。
そしてドア機構には開閉をサポートするためにガス封入式ダンパーが取り付けられています。
ダンパーが劣化してくるとドア位置を保持できなくなり意図せずドアが閉まったり、ダンパーの反力も弱くなるためドアが開けにくくなる等の弊害が生じます。
こちらの車両もドア全開位置で保持ができない状態でしたので、ダンパーを交換させていただきました。

ドアダンパー新旧比較。
比較的小さなダンパーがドア1枚に対し1個取り付けられています。
ドアダンパーは劣化しても「走る・止まる・曲がる」の安全を脅かす部分ではございませんが、
運転する際に必ず開閉するドアの操作感劣化はストレスを感じやすい部分でもあります。
逆に言いますとドアダンパー交換後は明らかな違いをオーナー様に感じていただける部分でもあります。
たかがドア開閉、されどドア開閉
車両へ乗降する際に無意識下で行われるモーションにストレスが無いことは、余裕を持ったドライビングへも影響するのではないでしょうか。
ドアダンパーは基本的に当店に在庫がございます。
交換をご検討されているオーナー様は是非、当店へお問い合わせくださいませ。

ルーフライニングの修理が完了しましたので車両へ取り付け。内装を復元していきます。

劣化したウレタンを全て剥がして張り直し、修理後は当然ですが一切の垂れ、剝がれはございません。

表皮は再使用しましたので、内装の色味に差が出てしまう等の違和感もございません。
ルーフライニング垂れでお悩みのオーナー様はお気軽に当店へお問い合わせくださいませ。

エンジンやトランスミッション、ブレーキ関係等の安全に直結する部分のメンテナンスは当然のことながら、当店は今回のようにルーフライニング垂れ修理やドアダンパー交換等、車両の美観や快適機能も含めたトータルメンテナンスが可能です。
スーパーカーとして最上級のコンディションを維持し、特別な時間を駆け抜けられるよう、我々がサポートさせていただきます。
この度は当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました。
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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
【横浜 新山下 工場】
〒231-0801
神奈川県横浜市中区新山下2-5-9
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・ヴァンキッシュ
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン DB9のお客様、車検にてご入庫いただきました。

以前ギヤボックス異常の表示が出たことがあるとのことで、故障診断のご用命をいただきました。
サイドリピーターが外れてしまったことがあるため交換のご用命もいただいております。
消耗品に関しては交換して間もないため、交換不要な項目につきましては事前にご相談いただいております。
まず、診断機にて異常コードが現状で入力されていないか、記録されていないかを確認していきます。

ギヤボックス異常の警告表示に関連するコードの入力が確認出来ました。
入庫時ギヤボックス異常の警告表示は無く、現象としても異常は確認できませんでした。
初期のDB9はシフトボタンの作動電圧変化の影響でギヤボックス異常警告が出てしまうことがあるので、その点も確認しましたが現状では問題無いようです。
点検作業を進めていきます。
前後灯火関係やワイパーの拭取り、ウォッシャー液の噴射状態など車検に必要な機能が正常に作動するか確認します。サイドリピーターは交換のご用命をいただいておりますので後ほど交換します。
バッテリーをテスターにて点検します。

バッテリー点検の際は必ず各端子に緩みが無いか確認しますが、その際にマイナス端子に緩みがありました。
各電装品の作動不良や充電不足などの不具合が発生してしまう恐れがありますので、ナットの増締めをし端子を固定、接触を確保します。
結果として、ギヤボックス異常警告はこのバッテリーマイナス端子の緩みによりコントロールモジュールをはじめとするミッション関連の電装品に供給される電圧が不安定になってしまったことが原因という事がわかりました。
アストンマーティンの車両は始動時の消費電力が大きいため容量が大きいバッテリーを使用しておりますが、電装品の正常な機能のためにもバッテリーの正しい取付が重要です。
出先でのトラブル防止の観点からも定期的な点検とバッテリーの劣化が進んでしてしまう前の交換を推奨しております。
エンジンルーム内の点検を進めます。

パワーステアリングフルードの量と汚れを点検します。

今回は特に問題は有りませんでしたが、パワーステアリングフルードも定期交換することで性能維持と各部品の保護に繋がります。
ブレーキフルードをテスターにて点検します。
フルード内の水分量を検知し劣化度合いを判定します。
ブレーキフルードは吸湿性が高く、吸湿が進んでしまったフルードはべーバーロック現象が発生しやすくなったりペダルフィーリングが悪化してしまいます。
他にも、水分により内部腐食が発生しブレーキ性能やABSの作動に影響を与えますので、走行距離が短期で伸びた場合や車検点検時の定期的な交換が重要です。

エンジンルームのフロント部分のカバーを取外しラジエータやコンデンサーの状態を確認をします。
このカバーは余り外すことが無いので点検時は取り外し、漏れや損傷が無いかを確認します。
大きなゴミや詰まりがあれば清掃を実施します。

下回りの点検をしていきます。
アンダーカバーを取外しフロントからリヤにかけて各部品の取付状態、ボディや足回りの損傷、配線や配管の損傷やオイル漏れ、冷却水漏れの有無を確認します。


大きな問題は無く、きれいな状態でした。
エアクリーナーエレメントを点検します。
エアクリーナーエレメントはタイヤを外してアンダーカバーを取外し、フェンダーライナーをずらさないと取外しが出来ない位置にありますので点検時でないと確認が難しい部品です。
点検せず詰まりが進行してしまうとエンジン不調や燃費の悪化につながります。
DB9はエンジンオイルの吹き返しやブローバイガスによりエアクリーナーエレメントにオイル汚損が発生しやすいので定期的な点検、交換が必要です。

タイヤを外し、ブレーキパッド残量点検と足回りの点検を実施します。


場合によってはサイドブレーキのパッドが減ってしまっていることがありますので点検の際は確認します。

サイドブレーキパッド残量は問題ありませんでした。
点検結果に基づき車検整備の見積を作成し、ご案内します。
見積内容をご検討いただいたのち、ご了承いただいた作業を進めていきます。
ご用命いただいておりました、サイドリピーターの交換を実施します。
今回外れてしまったとのことでしたが、どうしても経年劣化によりOリングが切れて外れやすくなったり、
レンズの劣化が進んで色味が変化してしまうので交換することで外観の印象をよくすることができます。


エアコンガスメンテナンスを実施します。

エアコンガスを一度回収し、クリーニングしたガスを規定量再充填することによりエアコンの効きを維持します。
規定量のガスを入れることでシステム各機器の保護にもつながります。
定期的に実施いただくとエアコンシステムの長期的な保持に効果的です。
ガスが少なかったり過剰な状態で使用を続けると故障の原因となります。
同時にエアコンガスの添加剤を添加します。
こちらの添加剤は主にガスを圧縮しているコンプレッサーの保護と抵抗の低減に効果的です。

ホイール4本をサービスにて清掃します。


車両を点検中、グリルの塗装に剥がれが発見されましたので念のためお客様へ状況の報告と、修理・塗装させていただく場合のご提案をさせていただきました。


以前からお客様はグリルの状態を気にかけていただいていたとのことでした。
弊社としましてもアストンマーティンの車両はグリルの美観が全体の印象に与える影響を無視できないと考えておりますので、外観の状態を務めて確認しております。
今回塗装を実施する場合の見積もりをさせていただき、承諾をいただきました。
ところが実際グリルを取り外してみるとグリルを構成する骨格の一部である樹脂部分が経年により劣化してしまい、非常にもろい状態となっておりました。こうなってしまうと一時的に修復が出来ても塗装や再度の取付、使用に耐えることが難しい状態となってしまいます。
今後の使用状況も考え交換をご提案させていただき、見積をご案内させていただきました。
グリル交換については承諾をいただき、新品を手配しました。
実際入荷したグリルを確認したところ旧品とはデザインや構造が少々変更されており全く同じものではありませんでした。
もちろん適合についてはメーカーに事前に確認していたため、再度確認したところ、品番変更で仕様が変わっているとの回答でした。
外装部品に関しては、まれにですがイレギュラーが発生することがあります。
想定外の事態ではありましたが、その旨はお客様へしっかりとご説明させていただき、承諾をいただきました。
旧品より落ちついた塗色で少々スポーティーなデザインとなりましたが、車体色への影響も少なく全体へのマッチングも良好でした。
新品になったことで美観が向上し、耐久性も向上しましたので今後安心してお車をお使いいただけることと思います。



車検、点検を受けていただいた車両はサービスにて洗車を実施しておりますが、弊社では純水器にて水道水をろ過して洗車に使用しております。
シミや水垢が残りにくくきれいに仕上がります。

無事車検を更新し、バッテリーの充電などお車のコンディションを整えまして納車させていただきました。
お客様は車への造詣も深く、DB9を気に入って乗っていただいているとのお話を伺いました。
今後ともお付き合いさせていただき、お車の調子の維持、管理に弊社が貢献させていただけますと幸いです。

この度はご入庫いただき、誠にありがとうございました。
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【横浜 新山下 工場】
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【輸入車・国産車】
アストンマーティン・車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出

アストンマーティンDB11
後継モデルとなるDB12が発表されてもなおそのエレガントなスタイリングは劣ることなく、私たちを魅了します。
ですが生産、販売開始から数年が経過した昨今、不具合の発生は少なくないようです。

代表的な不具合といいますとトランスアクスルからの冷却水漏れが挙げられます。
DB11はトランスアクスル内部に冷却水経路が設けてあり、経路を密閉する蓋の役割を果たす樹脂製部品の劣化で冷却水が漏れる事例が確認されております。
トランスアクスルカバー冷却水漏れはこの樹脂製部品が熱害で歪み、シール不良を引き起こすことが原因のようです。

当店へご入庫いただくDB11もトランスアクスルカバーからの冷却水漏れの事例が多く見受けられるようになりました。
またトランスアクスルカバーの純正新品を取り寄せ交換を実施しても、材質の問題で比較的短期間で冷却水漏れが再発してしまう場合もございます。
耐熱、耐圧性が必要な個所の部品の材質が樹脂製というのはいささかナンセンスです。


純正新品といえど耐久性の低い部品を使用し修理をしても、オーナー様も我々も不安が残ります。
そこで当店は部品の耐久性を向上させ、より確実なサービスを提供するべく、トランスアクスルカバーをワンオフ制作、在庫することといたしました。

ワンオフ制作部品/純正部品の比較です。
純正部品は樹脂製に対し、ワンオフ部品はアルミの削り出しです。

樹脂製の純正品と比較してアルミ削り出しのワンオフ部品は耐熱、耐圧性が飛躍的に向上しております。

なお、2年ほど前に冷却水漏れでお悩みのオーナー様のDB11にこのワンオフ制作部品を取り付けた実績がございます。
純正部品だと数か月~1年以内に冷却水漏れが再発していたのに対し、この部品に交換してからは全く漏れなくなったとご満足いただいております。
下記に該当ブログを記載しておりますので、併せてご覧くださいませ。
Aston Martin DB11 法定12ヶ月点検整備
冷却水漏れでお悩みのオーナー様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・DB11
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティンDB9の法定12ヶ月点検となります。

まずは、各部点検受入作業です。
アストンマーティン純正診断機にてダイアグコードを確認していきます。

確認するとエンジン関係にP0153/P2800とふたつのダイアグコードの入力がありましたので実際の値を確認していきます。
・P0153 O2センサーの故障を示すコード
バンク2センサー1で入力がありましたが、念のため全数波形を確認していきます。
該当箇所ではないセンサーに若干の乱れがありますが、コード該当箇所は正常及び交換が必要なほどの乱れではないと判断し、コード消去にて様子見を提案させていただきました。


・P2800 シフトボタンの故障を示すコード
シフトボタン半押し等で入力させてしまう場合もあります。
念のため各ボタンの電圧値が正常かどうかの確認をしました。
全てのボタンの電圧値が規定値内でしたので問題ありませんでした。
コード消去後の再入力もありませんので今回は、様子見を提案させていただきました。



エンジンルーム内の点検です。
こちらはブレーキフルードの濃度点検です。
正常な範囲であることを示しています。

パワステフルード量の確認です。
少ない場合は経路での漏れや滲みがないか確認します。
また同時に色も確認し、汚れがある場合は交換をおすすめします。

冷却水の濃度の点検です。
濃度を専用のテスターにて点検し下がっている場合や交換歴を確認し、必要に応じて交換をおすすめしております。

バッテリーの点検です。
専用テスターにて負荷を与えて点検します。
目視にて劣化や異常がないこと製造年等も確認します。

その他、タイヤの摩耗具合やエアクリーナーの汚れ具合、ブレーキ関係や足回り等の基本点検をしていきます。





ここからは各種消耗品の交換作業となります。
まずは、エンジオイルの交換です。
ドレンより抜いていきます。

同時にオイルフィルターも交換のご用命いただきましたので交換していきます。

フィルター周辺の清掃をしてから取り付けていきます。


エンジオイルと一緒にワコーズ製添加剤 スーパーフォアビークルを添加します。
エンジン内部のフリクション低減剤となり摩耗・摩擦の保護だけでなく性能の向上や静寂性の向上等の効果があります。

お預かり時の車両傷チェックの際にホイールの傷修理のご依頼もいただきましたので、
ホイールとタイヤを外していきます。
ホイールリペアは提携工場での作業となりますのでタイヤを外してホイールだけの状態にします。

修理から戻ってきました。
かなり綺麗に仕上げていただきもともとの傷の位置がわからないくらいです。
修理が完了したので早速タイヤホイール組み付け作業に入ります。

タイヤを組んでいきます。

タイヤを組んだら、バランスを取っていきます。

次に専用機械にてホイール超音波洗浄をかけていきます。




超音波により、細かな隙間の汚れや落ちなかった汚れを落とすことができました。
綺麗に水洗いした後は、ホイールコーティングをしていきます。


裏側の普段手届かない所にもしっかりコーティング剤塗っていきます。

次にATF(オートマチックフルード)交換に入っていきます。
まずは、洗浄用ATFにて経路内の汚れと汚れているATFを圧送交換機にて圧送交換していきます。
圧送機の一番右が出てきた古いATFで、左がこれから入っていく綺麗な洗浄用ATFです。
出てきたフルードがかなり汚れていたことが分かります。

出てくるATFが綺麗になっていき、洗浄が完了したらドレンプラグを外し
オイルパン一式(フィルター/ストレーナー含)を交換していきます。


新しいオイルパン取付前にバルブボディ側もある程度清掃します。

取付が完了しました。

ATF温度を専用テスターにて観察しながら規定の温度内で走行用ATFを補充・圧送交換していきます。


最後に添加剤をフィラードレンより補充。

ロードテスト実施後、一旦油温を冷ましてから油量調整し交換完了となります。
次にエアコンフィルター交換です。
左が新しいもので右がいままで使用していたものとなります。

ワイパー交換です。
ワイパー交換モードに移動させてから交換します。


キーバッテリー交換です。
今回は、スペアキーも交換のご用命いただきましたのでふたつとも交換します。

最後にエンジンルームの清掃、バッテリー充電をします。

各部機能チェック・ロードテスト実施後、問題のないことを確認後ご納車させていただきました。

この度は、12ヶ月点検のご用命いただき誠にありがとうございました。
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・DB9
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン DB11 ヴォランテ
冷却水漏れ修理のためご入庫いただきました。

DB11には4.0L V8エンジン搭載モデルと5.2L V12エンジン搭載モデルの2種類が存在します。
こちらの車両はV8エンジン搭載モデルです。
ご入庫後は整備ブースへ車両を移動、冷却水漏れ箇所を特定します。

冷却水経路に圧力がかかる状態にすると車両後方より冷却水漏れを確認、床にまで垂れてきてしまいました。

車両後方、トランスアクスル下部のアンダーカバーにも冷却水が漏れた跡が見受けられます。

アンダーカバーを取り外し、各部を目視点検。
樹脂製カバーから冷却水が漏れておりました。
DB11はトランスアクスル内部に冷却水経路が設けてあり、経路を密閉する蓋の役割を果たす部品の劣化で冷却水が漏れる事例が確認されております。
比較的広い面積を樹脂製のプレートで蓋をする形になっておりますので、新品に交換しても短期間で冷却水漏れが再発してしまう場合もあるようです。
トランスアクスルからの冷却水漏れにつきましてはV8エンジン搭載モデルのDB11に散見されます。
お客様へ状況をご案内、純正新品部品を取り寄せ交換させていただきました。


車両から取り外した樹脂製カバーには歪みが見受けられました。
車両から発せられる熱の影響でカバーに歪みが発生、シール不良を起こし冷却水が漏れたのでしょう。
今回は純正品を取り寄せ、交換の運びとなりましたが、当店ではこの樹脂製カバーをアルミ削り出しでワンオフ制作した実績がございます。
詳細につきましては下記ブログをご覧くださいませ。
Aston Martin DB11 法定12ヶ月点検整備


上記写真、右側が当店がワンオフ制作したトランスアクスルカバーです。
樹脂製の純正品に対しこちらはアルミ製ですので熱害に強く、冷却水漏れのリスクも最小限に抑えられます。
部品交換後は不足分の冷却水を補充し、再度冷却水経路に圧力をかけて冷却水漏れのチェックを実施。
修理箇所、及び冷却水経路全体に問題がないことを確認し、修理完了とさせていただきました。

冷却水が漏れるとエンジンが冷却されずオーバーヒート、最悪の場合エンジン破損に繋がるリスクもございます。
昨今はアンダーカバーでフロア一面が覆われている車両も一般的になってきているため、定期点検等で整備工場にご入庫いただいて初めて油脂類の漏れに気付かれるケースも珍しくありません。
不具合はできる限り初期症状の段階で対処すれば、修理にかかる費用も抑えられる傾向にございます。
最低限、一年毎に定期点検をお受けいただくこと、また車両に違和感を感じた場合はそのままにせず、整備工場へご入庫いただき点検をお受けいただくことをおすすめさせていただきます。
定期点検、車検、各種不具合修理をご用命の際は国の認証を受けております当店をぜひご利用くださいませ。
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・DB11
車検・定期点検・一般整備・修理・鈑金・塗装・保険・代車貸出
アストンマーティン DB11
DB9の後継として2016年にジュネーブモーターショーで発表された、ダイムラーと技術提携後初のモデルとなります。
アストンマーティンとしての美しさを踏襲しつつ、GTカーとしての快適性が向上した一台です。

今回は法定12か月点検をご用命いただきました。

ご入庫後は車両を整備ブースへ移動、法定点検項目に沿って各種受け入れ点検を実施いたします。
ボンネットが一般の自動車とは逆側に開く、いわゆる「逆アリゲータータイプ」。
なおかつ二枚貝のように立体的な構造を有するクラムシェルデザインのため、ボディラインに余計な切れ目がなく、フロントフェイスの流麗さが際立ちます。

こちらの車両はV8エンジン搭載モデルです。

4.0Lツインターボエンジンは510PS/675N.mを発揮します。

バッテリーを点検。
従来のバッテリーテスターは、バッテリーの状態を点検する際に強い負荷をかけてしまいます。
当店はバッテリーに負荷をかけることなく状態を点検することが可能なMIDTRONICS(ミドトロニクス)社のテスターを採用しております。
バッテリーの表面上の状態しか点検できないテスターとは違い、バッテリー内部の状態、健全性等の深部まで点検した結果がわかります。
日頃より安心してお車をお乗りいただくためにも、確実な点検結果をご提供できるよう適切な機材を取り揃えております。

点検結果は概ね良好、バッテリーは交換ではなく充電にて様子見とさせていただきます。

エンジン冷却水点検。
大きな劣化は見受けられませんでした。

ブレーキフルード点検。
こちらも大きな劣化は見受けられず、状態は良好です。

エアクリーナーエレメント点検。
VHアーキテクチャ世代のVantage系やDB9/DBS/Virageと比較しエアクリーナーBOXのレイアウトがエンジンルーム内上部付近に移設されたおかげで、エンジンオイル吹き返しによる湿潤に悩まされることはなくなりました。
点検の結果は目詰まりもなく状態良好。清掃し、車両へ組付けます。

法定点検の際はブレーキやショックアブソーバー、サスペンションアーム等の足まわり部品に緩みがないか、工具を用いて点検いたします。



お客様に安心してお車にお乗りいただけるよう、各部をしっかり点検させていただきます。

アストンマーティンはトランスミッションとディファレンシャルが一体となっている変則機構「トランスアクスル」を採用しております。
DB11はトランスアクスル内部に冷却水経路が設けてあり、経路を密閉する蓋の役割を果たす部品の劣化で冷却水が漏れる事例が確認されております。
比較的広い面積を樹脂製のプレートで蓋をする形になっておりますので、新品に交換しても短期間で冷却水漏れが再発してしまう場合もあるようです。

当店では冷却水漏れ再発を防止するべく、該当部品をアルミ削り出しでワンオフ作成した実績がございます。
こちらの車両もオーナー様から当店へ冷却水漏れでお悩みのところご相談いただき、部品ワンオフ制作の運びとなりました。
取り付けから2年ほど経過しましたが、冷却水の滲み、漏れは一切なし。
冷却水漏れに悩まされることなく快適に乗れるようになったとオーナー様にもご満足いただいております。
タイヤ、ブレーキパッド残量も問題なし、車両全体の状態も非常に良好でした。
車両各部の点検結果をもとに作成したお見積りをお客様へご案内し、法定点検整備の方向性をヒアリング。
整備内容をご指示いただきました後に、整備作業着工とさせていただきました。

まずはエンジンオイル及びオイルフィルターエレメントを交換いたします。
エンジンオイルドレンよりエンジンオイルを排出。
オイルフィルターエレメント交換時はトルクレンチを用いて規定トルクで締め付けます。


エンジン内部機構保護のためにも、エンジンオイル交換の際はオイルフィルターエレメントの同時交換をおすすめさせていただきます。
当店はアストンマーティン用のオイルドレンボルト、オイルフィルターエレメント等の定番消耗品類をはじめ、ブレーキパッド等も常時在庫がございますので、部品待ちのお時間をいただくことなくクイックな整備作業が可能です。

エンジンオイルはWAKO’S 「Euro Touring 5w-40」をチョイス。
ASEA:C3規格ですので、DB11に要求される規格に適合しております。


さらにエンジン内部保護性能を向上させるため、WAKO’S S-FV・S(スーパーフォアビークル シナジー)を添加。
エンジンにオイルを規定量注入していきます。

エンジンオイル新旧比較。
並べると違いは一目瞭然です。
エンジンオイルは年間の走行距離が浅くても劣化が進行してしまいます。
最低限、年に1度の交換をおすすめさせていただきます。

ご用命によりブレーキフルード交換を実施。

今回はアストンマーティン純正ブレーキフルードをチョイス。
このブレーキフルードにもアストンマーティン品番が割り振られており、れっきとした純正部品です。
パッケージの通りCastrol社製ですが、一般市場に流通しているものではございません。

ブレーキフルード新旧比較。
こちらの車両につきましてはブレーキフルード劣化の進行は極めて低いですが、ブレーキの状態を高水準で維持するために1年毎の交換も有効な手段かと考えます。

消耗品交換後はエアコンガスメンテナンスを実施。

エアコンガス添加剤も併せて添加、エアコンシステム性能、及び内部保護性能向上を図ります。
定期的なエアコンガスのメンテナンスはエアコンの効きを最適化するだけでなく、システムの負担を減らし部品の故障リスクを低減する効果もございます。
エアコン関連は故障すると修理費用が高額になる傾向にありますので、予防整備として当店では定期的なエアコンガスメンテナンスをおすすめさせていただいております。
エアコンガスメンテナンスのみのご入庫も承りますので、当店へお気軽にお問い合わせくださいませ。

エアコンフィルター交換。
エアコンフィルターは埃やごみを吸着しすぎると目詰まりしエアコン吹き出し口からの風量低下、また経年によりカビ臭の原因にもなります。
お車を快適にお乗りいただくためにも定期的な交換をおすすめさせていただきます。

フロントリップのボルトに錆が見受けられましたので処理します。


錆を除去し、再塗装。


全ての整備作業完了後にメンテナンスインターバルのリセットを実施。

法定点検、車検ご入庫いただきました車両は手洗い洗車をさせていただきます。
当店は純水器を導入しておりますので、ボディに水垢が付着する心配はございません。



ご納車までのお預かり期間中は適宜バッテリーの充電をさせていただきます。

作業完了後に最終チェックを実施し車両全体に問題がないことを確認、整備完了となりました。
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
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Valuence AUTOMOTIVE YOKOHAMA
【横浜 新山下 工場】
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【輸入車・国産車】アストンマーティン・DB11
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アストンマーティンV12ヴァンキッシュのお客様、トランスミッション載せ替えのご依頼で入庫されました。

以前トランスミッションより異音がするとのことでご来店されたことがあり、その際は診断機で状況を確認し、点検・診断のみ実施させていただきました。
結果として内部故障の可能性が高いためトランスミッションの交換やオーバーホールでないと修理は難しい旨をご説明させていただきました。
しかしV12ヴァンキッシュのトランスミッションオーバーホールや新品の交換は費用の面からかなりハードルが高く、部品の入手も見通しが難しい状況です。
今回、スペアの中古トランスミッションが手に入ったという事で交換作業のご依頼をいただきました。
中古トランスミッションは国内で見つけたとのことでしたが、現状の国内のV12ヴァンキッシュ個体数を鑑みますとかなり奇跡的な事例です。
海外を含めて見つけようとしてもかなり期間をかけて探して見つかるかどうか…というレベルのはずです。
見つかったとしても当然程度は考慮できませんので、もし程度が良ければ稀有としか言えないものです。
結果的に今回の中古トランスミッションは内部からの異音も無く、使用するにあたり問題は有りませんでした。
事前の情報は多少あるにせよ、実際に搭載して走行するまで状況は不明ですので、半ば賭けではあります。
トランスミッション交換作業に入っていきます。
まずアンダーカバーを外しますが、V12ヴァンキッシュのアンダーカバーを外すにはかなりの数のボルト類やスペーサーを取り外していきます。
重量もありますので作業は慎重に行います。



エキゾーストパイプ後部には断熱材が巻かれているので断熱材を外し、エキゾーストパイプを外します。

プロペラシャフトを外します。

V12ヴァンキッシュのトランスミッションは車両前部にオイルポンプが付いており、オイルクーラーへミッションオイルを循環させています。
その配管が接続されているので配管を外していきます。

ASMオイルポンプからの高圧ホースとリザーブへ戻すための低圧ホースのクイックカプラを切り離します。
こちらはカプラを切り離してもオイルラインにオイル漏れやエア噛みしない構造のカプラになっており、切り離す際もオイルは漏れません。

ASMシステムのバルブボディやミッションの各センサーやスイッチからカプラーを外し、車両側ハーネスを外していきます。

ボディセンタートンネルとトランスミッションの隙間はかなり狭く、何か作業できるような隙間はありません。

トランスミッションの内部構造は通常のマニュアルトランスミッションと同じですが、機械によりシフトチェンジするASMシステムが大きな違いです。
シフトチェンジのための油圧アクチュエータとバルブボディがトランスミッションの後部に付いています。
ベルハウジングからトランスミッションを切り離して下ろします。
ベルハウジング内部もスレーブシリンダのストロークセンサーやインプットシャフトの回転センサーなどハーネスが入っているのでハーネスを傷めないよう慎重に外していきます。


スペアの中古トランスミッション。

スペア中古ミッションとの各部品の状態を比較した結果、現車のスレーブシリンダやバルブボディ、シフトアクチュエータをスペアのトランスミッションへ移植します。
シフトアクチュエータを脱着に伴い、センサーで認識しているニュートラル位置と各シフト位置が規定位置に入っているか確認作業をします。
確認の結果ズレがあればシフトアクチュエーターの位置を調整します。今回はシフトアクチュエータ脱着したため調整まで実施しました。
この調整作業は車載状態では不可能で、ミッション本体が車体から降りた状態の時しかできません。
異常が無くとも走行により位置ずれが生じる場合があるのでクラッチ交換などミッションを下ろしたタイミングで出来るだけ実施します。
アクチュエータをはアルミのブラケットを介してボルト4本でミッションに固定されていますが、後ほど調整する可能性があるのでこの移植段階では仮固定です。

ベルハウジング内部に接続するハーネスに損傷がありましたのでハーネスを修理します。
トランスミッションが降りていないと作業できない箇所です。

今回ベルハウジングも交換するので取り外しますが、ベルハウジングにはスターターモーターが固定されておりスターターモーターを取り外さないとベルハウジングが外れません。
右フロントタイヤハウスからスターターモーターの取付ボルトを緩めました。
スターターモーターを留めているボルトとエンジンブロックの間が非常に狭いためボルトの脱着が困難です。

スペアミッションのベルハウジングを取外し、エンジンへ取付け、スターターモーターを復元します。
ここまで準備ができたところで、トランスミッションのニュートラル位置、シフトアクチュエーターのシフト位置調整を行います。
SSTの延長ハーネスでエンジンハーネスをエンジンルームから、トランスミッションコントロールモジュール(TCM)からのハーネスを助手席足元からそれぞれ延長してSSTの疑似ミッションハーネスへ接続。
トランスミッションはミッションジャッキに固定してリフトで上げた車両下へ配置し、車両ASMポンプからの高圧ホースとリターンホースを接続します。
SSTの疑似ミッションハーネスを各コネクタへ接続します。

作業はイグニッションをON状態で操作することが多いためバッテリー上がり防止と電圧確保のため給電用の電源を接続します。

診断機を接続し、この状態でイグニッションをONして診断機を起動。
SSTを使用してまずニュートラル位置の検出と調整、シフトアクチュエーター、シフト用シャフトの固定をし、各ギヤのシフト位置検出と調整と進めていきます。

ターゲットと現在のニュートラル位置が表示されるので、ターゲット内に黒い点を入れるようにします。
さすがに初期位置はずれているので位置を調整。

調整後はターゲット内にニュートラル位置を表す黒い点が入るようになりました。

ギヤ位置確認と調整。


シフト位置確認と調整。

ここまで調整したら各SSTハーネスやホース類を取り外し、ミッションを車体に搭載していきます。
ミッションを上げつつ接続する車両ハーネスを損傷しないよう搭載します。搭載後ではコネクタの接続ができない箇所があるので、車両ハーネスを各コネクタへ接続しながら慎重に搭載します。
後部のミッションマウントを取り付け仮固定します。

この状態でハーネスの接続に不備が無いかなど確認。ASMポンプからのホースを接続し、搭載状態でのシフト位置を診断機で確認していきます。

この状態でもシフト位置が正常であることが確認出来ました。
場合によっては搭載後シフト位置のずれが発生してしまうため、その際は再度ミッションを下ろしてシフト位置の調整を行うという手間が発生してしまいます。
搭載後のシフト位置ずれ、作動に問題が無かったのでミッションマウントを固定し、ベルハウジング接続部の本締め、各ハーネスやコントロールユニットの接続と固定、各ホース類の接続、スターターモーターの取付、プロペラシャフト取付など復元作業を進めます。
トランスミッションオイルを補充します。
V12ヴァンキッシュはトランスミッションオイルにD-3タイプのATFを使用しております。
ミッションオイルは指定品を使用することをおすすめします。
念のためASMオイルの量を確認。タンクが2段構造です。

駆動系部品など復元後、再度リフト上でシフトが問題なく出来るかエンジンを始動してトランスミッションの動きを確認します。

各シフトが問題なく作動することが確認出来ました。
同時に脱着に関連する箇所の状態とオイル漏れなどが無いか下回りの状態を確認し、走行可能な状態にします。
路上にて試運転を実施し、ミッションの作動確認、オイル漏れなどを点検。
問題無い状態が確認出来ましたので、バッテリーの充電など車両のコンディションを整えまして納車させていただきました。

この度はご入庫誠にありがとうございました。
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